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多摩川の生き物とヒト その136 番外 むかわから大沼まで    23/7/21

安くて、博物館に近いという理由で止まった民宿はベットが子供用のお古を使用したり、料理もそこそこで早めに退散した。例によって,我々が一番遅かったが。
化石を展示してあるむかわ町穂別博物館は9時30分開館なので、近くを散策。街頭にはクビナガリュウのプレートがあったりと、街中には至る所に恐竜のオブジェがある。ここ、博物館前まで同じで、博物館の前に本当は5mにも成るモササウルスの置物が地面を海に見立てて、胴体の半分が埋まっていた。

むかわ町穂別の中心街。メタコ(メタセコイア)が植っていた。
街路灯にはクビナガリュウが。
博物館前の広場ではモササウルスがアンモナイトを捕まえていた。
何のオブジェ。アンモナイトか。
薪で造ったむかわ竜。休憩所などになっているアースギャラリーで。
むかわで見つかった恐竜。愛称として町の名前がついている。
コウリンタンポポ。主に北海道に分布。サハリンから入ってきた。

館内ではクビナガリュウの化石が展示してあり、本当に首が長く、建物の二階にまで届いていた。あまりにも、窮屈で、新しい博物館を造るそうである。そうすれば、窮屈さも解消されるだろう。また、手狭間になっていた入り口付近のカムイサウルスも広々と見られるだろう。
アンモナイトはタイヤほどの大きなもの、後期、そして変形した物を展示してあり、変化がよくわかる。近くで、採掘したカメの等の化石もあり、いつまでも居られる。化石は発見しても、砂などを除くスクーリングやCTなどがその後、大切となり、手間もかかり、大変である。本当に調べる前はただの石である。
福井は有名だが、地味だが、モササウルスなどの化石が間近に見られる、この穂別博物館はもっと、注目されてもいいだろう。向こうは新幹線が開業(24年春)するので、にぎやかだが。

カムイサウルス。通称むかわ竜。2003年発見。首長竜らしいと思われた。その後、恐竜の仲間とわかり、発掘が行われた。
アンモナイト化石。自動車のタイヤぐらいある。いろいろな種類がある。このアンモナイトとともにカムイサウルスも見つかった。
首長竜。海の中を泳いでいた。
プレシオサウルスの仲間。フタバスズキリュウもこの仲間。
カムイサウルスの大腿骨。
テイロサウルス。海にいて、オオトカゲなどの先祖。
アンモナイトの断面。気室が広がり、空気の出し入れで浮上したりしていた。
今日のオウム貝に近い。
モササウルスの骨格。巨大な海竜。何種類もいる中で、穂別で見つかったもの。。
このモササウルスは正式に学名がついた。
アノマロケリスと言う陸生カメ。実は新属、新種のカメ。
コダイアマモ。大阪でメタセコイアで有名な三木茂博士によって、見つけ、名前がついた。植物のアマモの祖先か、生痕化石ではないかと考えられている。
変形したアンモナイト。時代が新しくなってくると、殻が変形し、細くなったりしてきた。原因は不明。
イノセラムス。70㎝ぐらいと大きくなった二枚貝。これも大きくなった原因は不明。
モササウルの新種。ponpetelegans=ポンペテレガアンス はポンペツ=小川、エレガンス=清い から来ている。穂別付近の清流から発見されたから。
頭骨。種名は忘れた。
2次元のむかわ竜。

博物館を堪能した後、メロンの直売所へ。美味しいメロンがあり、マクワウリみたいな小さなメロンもあった。
むかわへ戻り、苫小牧へ向かう。そこから、フエリー乗り場から来た道を戻り、白老、登別、経由で室蘭へ。室蘭までは左側に海、右に山などが見える直線道路が続いていた。
室蘭市内は狭い町に製鉄所などが多くあり、坂道も多く、アクロバットのように工場群を見ながら進む。地球岬などの有名な所をパスして白鳥大橋のたもとの道の駅で、昼食予定だったが、魚のメニューが少なく、別の店へ。
また、終端になっている室蘭の駅付近に戻る。
昼食をとった店の隣がわかさいもの店で、ここでもお土産。旅の楽しみはお土産だろう。
白鳥大橋と言う湾をまたぐ自動車専用の橋を行く。眼下には製鉄所が見えたが、やがて、山の中へ。北海道は工業地帯もあるが、少し離れると、自然が広がってくる。山から海が見えてきたら、長万部だった。新幹線開業で変る駅を見たかったが、ここも、バイパスを抜け、パス。宿泊地大沼まで130kmの標識が出る。一般道を進む。途中で黒松内と言うブナの北限がある所で、黒松の並木を見る。ここは30年前、仕事で北海道へ行き、函館までバスで移動中、車窓から見た所だった。思いが蘇る。
暗闇が迫る中、大沼へ。高くそびえる塔みたいのが泊まる所だった。

宿泊所から大沼を望む。
晴れていれば、駒ケ岳が見える。

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