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多摩川の生き物とヒト その82 水系 南秋川・都民の森    23/1/21

妻は都民の森で行われた陶芸教室に参加。私はその間に三頭大滝まで自然観察。

冬の空に凛と立つカツラ
雪が残る三頭大滝への道。


土に眠るヤマシャクヤク。春にはきれいな花を咲かせる。
ヤマシャクヤクとウバユリの蒴果。

 冬のこの時期、狙っていたものがある。一つはベニマシコなどの冬鳥、もう一つはシモバシラ。寒い日、カメバヒキオコシやシモバシラなどの枯れ枝に毛細管現象によって水が吸い上げられる。吸い上げられた水が寒い夜間に凍ったものがシモバシラである。三頭大滝へ行く途中で探したが、見当たらなかった。

ツルアジサイと思う冬芽。
コウヤボウキ。確かにほうきである。
花が終わると、ドライフラワーのようになる。名前の付け方がいい。
カラマツ。メタセコイアと同じように落葉する。
花のよう。ボタンズルの種子。


一部、凍った三頭大滝。
氷瀑になっている。
ツガ。実が下向きについている。
ヤマグルマ。仮道管しかなく、原始的な種。鳥もちに使う。


ブナ。ブナが生えるのは東京都では雲取山や御前山など。
コアジサイの果実跡。花も美しいが、冬、実などを見るのも楽しい。


セリ科。線香花火のよう。

 妻と帰るとき、トチノキの大木の根元にシモバシラがあった。ベニマシコなどの冬鳥はさすがに見つからなかった。

トチノキ。ゴキブリホイホイみたいに粘着質で被われている。


オコジョか。草の種が入っていた。このようなものは宝物で、以前の職場では柿の種(お菓子ではない方)が入ったフンやホンドリスなどの死体が入った冷凍庫があった。
完全ではないが、シモバシラ。

造った作品は焼成され、3月に送られてきて、我が家の食器の一員となった。
それでも、陶芸などの事はふもとの数馬などで行えばよいことだと思う。自然が豊かな都民の森で行うことではない。森に返すべきだと思う。



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