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欠点がある家電が愛くるしく感じた話

今日、使い勝手が悪くて長年使っていなかった
掃除機を使ってみたら、
意外に使いやすくてちょっと思ったことがありました
「欠点があった家電達に愛着が湧いてたな」と

結婚当初は、家電は主人が独身時代に使っていたものを
利用していました。
だいたい、10年から20年ぐらい使っているものばかりです。
少しずつ家電を買い替えていますが、
その中で「前の方が良かった」と思うことがあります。
そんな家電達をまとめました。


洗濯機

一代目:2000年製の、機能が比較的少ない全自動洗濯機でした。
「欠点」→洗濯槽自体が汚くて、洗うたびに服にゴミがつくのが大変でした。
「好きな点」→ザブーン!と水力で汚れを一掃してくれるところです。

買い替えたキッカケ:流石に洗うたびに服が汚れるのは大変だったためでした。

二代目:服に負担がかからない優しい洗い方をする全自動洗濯機です。
「欠点」→先代より、汚れの落ちが悪く感じます。
「好きな点」→まだ探してる途中です。

炊飯器

一代目:1999年製の一人暮らし用3合炊きタイプで、灰色でおしゃれです。
「欠点」→内釜が剥がれ始め、蓋のパッキンも黒ずんでいる。
そして、音が鳴りません。
炊き上がりの時間を教えてくれないので、ひっそりと保温になっていて、
忙しい朝は、不便を感じました。
でもその欠点が愛くるしくて、「炊けたんだ、ありがとう」
と炊飯器に気を使うようになりました。
家電は「機能ができて当たり前」ですが、
欠点があると、なぜかありがたみを感じます。

買い替えたキッカケ:汚れがひどくて、泣く泣く買い替えました。

二代目:5合までの大きめのサイズで、シンプルなベージュの見た目です。
「欠点」→蓋を開けるたびに、内蓋の水滴が下に落ちてきて不快でした。
「好きな点」→沢山炊けるところぐらいでしょうか。

今→炊飯器を卒業し、土釜で炊くようになりました。

掃除機

一代目:1999年製の、有線の紙パックタイプ
長いコンセントケーブルを引っ張りながら、家中を歩き回るタイプでした。
「欠点」→吸引力が強すぎて、カーペット類は必ず噛んでしまう。
ホースが長すぎて、思い通りに動かすのに苦労しました。
「好きな点」→吸引力が強いのと、紙パックなのでゴミ捨てが楽な点です。

買い替えたキッカケ:コードレスに憧れて、買い換えることにしました。

二代目:コードレスでかっこいいものにしました。
「好きな点」→ケーブルが無いので、サッと取り出してかけられる。
「欠点」→とても重いです。
さらに充電式なので、掃除機をかけられる時間が限られているので、
「弱」モードでかけています。

きれいに掃除機をかけてるはずなのですが、
最近、床の端が非常に汚いことに気づきました。
どうやら、二代目はヘッドがごつくて端まできれいに吸い取れないらしいです。
説明書にもそう書いてあるので、仕方ないとは思うのですが。
きれいにしてるはずなのに、きれいになってないと、時々無意味感があります。

そこで、一代目の掃除機を久しぶりに引っ張り出してきました。
コンセントは相変わらず邪魔ですが、
吸引力がすごいので端まで吸い取ってくれました。
気分爽快です。
これからも、どちらも使う予定ですが、
それぞれ欠点を補っていければ良いと思います。

アイロン

一代目:おそらく昭和から祖母が使っていた、真っ赤でとてもおしゃれなアイロンでした。
「欠点」→スチームが出る穴に、塩素のゴミが溜まっていて、
黒い服はアイロンをかけるたびに汚れました。
「好きな点」→とにかく赤くて可愛いところでした。

買い替えたキッカケ:服が汚れてしまうので。

二代目:コードレスの白と青のシンプルなアイロンです。
「欠点」→スチームの切り替えの箇所が壊れていて、うまくスチームが出てきれくれません。
コードレスなので、充電中は使えないので、とても時間がかかります。
「好きな点」→コードが無いので好きなところで使えるところです。

一代目は処分してしまったのですが、後悔しています。
使えなくても、昔の家電はおしゃれで飾るだけでも良かったと思いました。


家電は、物なので機能が「できて当たり前」
出来なければ「不良品」
ですが、
許容範囲内なら「不良品」を長い間使ってると、
それが可愛い「欠点」に感じてくるんだな、と思いました。

それは、人にも言えるような気がしました。
完璧な人よりも、少し欠点がある方が親近感が湧いて愛着が湧く。
許容範囲外の欠点は、イラッとする時がありますが、
広い心で許せるような人になりたいと思いました。


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