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【米国株】今週のマーケット振り返り(~4/7)

今週(4/3〜4/7)の米国市場を
簡単に振り返ってみたいと思います。
(4/7 聖金曜日で市場はお休みでした)

US10Y   : 3.41%     →    3.41%(0bp、0.00%)
USDJPY:132.46円 → 132.16円(-0.30円、-0.23%)
SPY        :$410.95     →    $409.19(-$1.76、-0.43%)
QQQ      :$320.15     →    $318.05(-$2.10、-0.66%)
DIA         :$335.91     →    $334.90(-$1.01、-0.30%)

今週は、ISMおよび雇用統計の発表があり、
ISMの結果からは景気後退のリスクが高まり、
雇用統計ではいまだに賃金は上昇し、低い失業率より
雇用市場は堅調に推移していることが分かりました。

また、OPEC+の減産発表で
インフレ&利上げ継続への不安も広がり上値が重い展開となりました。

The Most Anticipated Earnings Releases
GT10:GOV
JPY:CUR
SPDR S&P 500 ETF Trust
Invesco QQQ Trust
SPDR Dow Jones Industrial Average ETF Trust
経済指標カレンダー
MEETING PROBABILITIES


今週は、4/3にISM製造業指数、4/5にISM非製造業指数の発表があり、
ISM非製造業の前月からの落ち込みが 製造業と比較し顕著でした。

<専門・科学・技術サービス>
市場では将来の投資に関する 不透明感が続いており、
金利引き上げは個人消費の減速に
”ほとんど寄与していないように思われる”

2023年後半から2024年にかけ
穏やかな減速が起こる可能性はまだかなり高い。

ISM製造業および非製造業結果
ISM製造業回答者の声
ISM非製造業回答者の声

4/7には雇用統計が発表され
いまだに失業率は低い水準でした。

雇用統計結果

低い失業率の結果もあり、
5月のFOMCでの利上げ織り込みは
再度、25bpの利上げが優勢となりました。
また、OPECプラスの減産を受けて原油価格が上昇し
Inflation Nowcastingで 4月のMoMが
大きくリバウンドしているのは 嫌な感じです

金利織り込み変化
Inflation Nowcasting

あと、個人的に面白い観点と感じたのは、
下記ツイートで、
$AMZN$WMT などが物流の拠点とする
米カリフォルニア州南部に広がる
インランドエンパイア地域で
リセッションの兆候が表れているとの観測です

興味がある方は、短いスレッドですので確認してみて下さい。


S&P500: Negative EPS Guidance
S&P500 Sector-Level Negative EPS Guidance: Q123 vs. 5-Year Avg

2019年第3四半期以降、
マイナスEPSガイダンスを発行するS&P500企業の数が最も多い


本日現在、S&P500のうち
106社が第1四半期のEPSガイダンスを発表しています。
この数字は、5年平均の97を上回り、10年平均の98を上回っています。
この106社のうち、78社がマイナスのEPSガイダンスを発表し、
28社がプラスのEPSガイダンスを発表しています。

セクター別では、
第1四半期にネガティブなEPSガイダンスを発表した企業の数は
情報技術セクターが27社
産業セクターが16社と最も多くなっています
この2つのセクターを合わせると、
S&P500で第1四半期にネガティブなEPSガイダンスを発表した企業(78社)の半分以上(43社)を占めることになります

銀行の流動性への懸念から、金融セクターでは第1四半期のEPSガイダンスを発表する企業が増えると予想されるかもしれません。しかし、このセクターでは、歴史的に四半期ごとのEPSガイダンスを発表する企業はほとんどありません。過去5年間、同セクターで四半期ごとのEPSガイダンスを発表した企業は平均してわずか1社でした。

FACTSET

※4/7はレポートの更新はなし。



経済指標カレンダー(翌週)
The Most Anticipated Earnings Releases

以下、来週の注目イベントです。


4/12 21:30 消費者物価指数

4/13 3:00 FOMC議事要旨

4/14 21:30 小売売上高
                    $JPM $C $BLK 決算

来週の注目は消費者物価指数(CPI)および
金融セクターの決算に集まるでしょう。


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