【米国株】今週のマーケット振り返り(~3/17)
今週(3/13〜3/17)の米国市場を
簡単に振り返ってみたいと思います。
US10Y : 3.57% → 3.43%(-14bp、-3.92%)
USDJPY:133.21円 → 131.85円(-1.36円、-1.02%)
SPY :$385.36 → $389.99(+$4.63、+1.20%)
QQQ :$290.69 → $305.36(+$14.67、+5.05%)
DIA :$318.82 → $318.5(-$0.32、-0.10%)
今週は、CPIおよびPPI、小売売上高など
重要な経済指標の発表がありましたが、
破綻した米国2行の行方に加え、
米国ファースト・リパブリック銀行と
スイスの大手金融クレディ・スイスの
銀行騒動に注目が集まり、市場のセンチメントは掻き回されました。
今週は、
破綻した米国2行の預金者に対しては救済する意向が示され
一旦は金融不安が落ち着いたかに思えましたが、
スイスの大手金融クレディ・スイスの財務報告にて
内部管理に問題がある事が分かり、
さらに筆頭株主が追加投資に否定的な姿勢が示された事で
一気に市場のセンチメントは悪化し、金融不安が広がりました。
その後、大手銀行が破綻懸念のある
米国ファースト・リパブリック銀行への支援協議の話が上がり、
クレディ・スイスにおいては政府からの流動性支援を受ける事となった。
そのため、再び金融不安を乗り越えた雰囲気となったが
週末、最終的にはFOMCを目前に控え、
JPMなど大手金融機関が経営難の地銀救済に動いた事で
銀行セクター全体に不安が広がり、3/17は株価は下落で終えた。
今週は本当に、金融セクターを中心とした
市場のセンチメントが目まぐるしく変わり
不安な毎日を過ごす日々でしたねw
経済指標に関して、
CPIはブタ丸さん(@Butamaru_Butako)の
ツイートが参考になりますので引用させて頂きます。
3/15発表されたPPI、小売の結果からは
コスト圧力は低下するも 財布の紐が固くなっている事が分かります。
3/10 → 3/17での変化は下記。
For Q1 2023:earnings decline of -6.1% → -6.1%
For Q2 2023:earnings decline of -3.9% → -3.8%
For Q3 2023:earnings decline of 2.7% → 2.9%
For Q4 2023:earnings decline of 9.6% → 9.7%
For CY 2023:earnings growth of 1.9% → 1.9%
年初より、
年前半でのEPS成長は下方修正が続いていたが、
一旦は下げ止まって来た印象である。
CY 2023は1.9%と先週から変化せず。
現状、金融不安が燻っていることもあり
安易なポジション取りは控えたいところ。
3/10 → 3/17での変化は下記。
CY 2024 Bottom-Up EPS 222.92 → 222.75(-0.17、-0.08%)
Forward 12M P/E Ratio 17.2 → 17.1(-0.1、-0.6%)
先週は年初より下方修正が続いていたEPSが
久しぶりにプラスとなったが、今週はマイナスへと転じた。
PERは現在、17.1と、
10年平均の17.3および
5年平均の18.5以下となっているが、
依然として、魅力的と言えるほどの割安水準ではない。
個人的には、PERが16以下になったら買いに入りたいと考えている。
補足:今週のFACTSETのレポートは3/16にアップされており、
マーケットとしては、3/15までの結果が反映されている。
以下、来週の注目イベントです。
3/21 $NKE決算発表(After Close)
3/23 3:00 FOMC声明発表
3/24 21:30 耐久材受注
来週の注目はFOMCに集まるでしょう。
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