【米国株】ブル入りしたS&P500の先行き
今週、とうとうS&P500はブルマーケット入りを果たした。
しかし、Fear & Greed IndexはExtreme Greedを示しており、
VIXに至ってはコロナ以降で最低の水準まで下がって来ている。
果たして、今の上昇には付いて行くべきか考察してみたいと思う。
保有ポジション 6/9時点
(1)MSCI-KOKUSAI・DC
(2)$SQQQ 取得単価$23.12(2023年6月1日買い増し)
(3)$SOXS 取得単価$12.06(2023年6月1日新規買)
今週はポジションの変更はなく、
9割以上がキャッシュの状態に変化はない。
ISM非製造業指数について
PMIは製造業および非製造業は共に下落傾向が続いている。
非製造業の在庫の反発は目を引く結果となった。
新規受注/在庫は
製造業および非製造業ともに5月は反転下落となった。
景気後退が直ぐそこまで来ているのかもしれない。
ブル入りしたS&P500の先行き
6/8に晴れてブルマーケット入りを果たしたS&P500だが
Indeed週次求人は減少傾向が続いている。
果たして、この上昇はいつまで続くのだろうか。
($NDXは既に3月末にブルマーケット入り)
6/8に発表された失業保険申請件数は
予想を大きく上回る、26.1万件となり、
2021年10月依頼の水準に増加し
マーケットはFRBの利上げ終了を見込んで上昇を見せた。
6/8更新、CLEVELAND連銀のInflation Nowcastingでは
PCEは既に3月に発表された
Summary of Economic Projections(SEP)の水準まで下がって来ており
コアPCEは遅効指標のため、低下は時間の問題。
インフレ退治は終盤に来ていると思われるが
6月FOMCで示される最新の見通し(SEP)を確認する必要があるだろう。
仮に、3月の見通しよりもハト的な結果の場合には
現在、S&P500の投機的ネットポジションは
記録的なショートに傾いており、
強烈なショートカバーが発生する可能性がある。
逆に、よりタカ的であれば$NDXは調整を余儀なくされるだろう。
6/15のFOMCの声明発表まで明確な下落イベントが無く
現在のネットポジションを考慮すると
強烈なショートスクイーズが発生する可能性に
留意する必要がありそう。
来週以降の投資戦略
来週はCPIに加えてFOMCがある。
今後の株価の動向を大きく左右する
経済見通し(SEP)をしっかりと確認してから
投資戦略を決定する必要があるだろう。
マーケットは過熱感が出ているが
一度冷静になり、戦略を決める必要があるだろう。
以下、来週以降の注目スケジュール
6/13 21:30 消費者物価指数(CPI)
6/14 21:30 生産者物価指数(PPI)
6/15 3:00 FOMC声明発表
21:30 小売売上高
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?