見出し画像

【米国株】今週のマーケット振り返り(~3/3)

今週(2/27〜3/3)の米国市場を
簡単に振り返ってみたいと思います。

US10Y   : 3.91%     →    3.95%(+4bp、+1.02%)
USDJPY:136.19円 → 135.87円(-0.32円、-0.23%)
SPY        :$397.73     →    $404.19(+$6.46、+1.62%)
QQQ      :$293.94     →    $299.68(+$5.74、+1.95%)
DIA         :$329.06     →    $334.21(+$5.15、+1.57%)

今週は、
ISM製造業、ISM非製造業、単位労働コスト(前期比)(Q4)など
重要な経済指標の発表がありました。

The Most Anticipated Earnings Releases
GT10:GOV
JPY:CUR
SPDR S&P 500 ETF Trust
Invesco QQQ Trust
SPDR Dow Jones Industrial Average ETF Trust
経済指標カレンダー
MEETING PROBABILITIES



今週は、
3/2にISM製造業指数の発表があり、予想を下振れる結果となりました。
新規受注は上昇していたものの、
価格指数が大きく上昇しており、不安材料と判断され株価は下落しました
(FRBメンバーのタカ派発言も相まって、下げ基調に)

また、同日、22:30には
単位労働コスト(前期比)(Q4)の発表があり、
時給の上昇により生産性が悪くなっていることが分かり、
マーケットは下落でスタート。
しかし、ボスティック総裁の
次回会合にて0.25%利上げ支持、
年後半での利上げ停止の可能性がある旨を発言し株価は上昇した

最終日、3/3にはISM非製造業が発表され
サービス業は回復傾向であることが分かり
雇用がタイトであるにも関わらず、
織り込み以上の利上げはないとマーケットは判断し
株価は上昇して終わりました

以下、ISM製造業およびISM非製造業の結果に関して
ツイートしたスレッドです。


あと、個人消費動向を知る上で
$TGTや$COSTの決算結果のスレッドを添付します。
$WMTのガイダンスで慎重な姿勢が出ていたことから予想出来ましたが
$TGTもやはり通年の見通しは渋いものとなっておりました。


その他、余談ですが、
3/2 日本時間 6時過ぎにTesla's 2023 Investor Dayがありました。
様々なトピックスがありましたが、
個人的に気になったのはUnboxed Processで
これは既存のアセンブリラインとは一線を画しています

おそらく、これほどのことをしなければ
コスト半減は実現しないでしょう。
技術的なハードルは相当なものでしょうが応援しています。


Looking Ahead: Forward Estimates and Valuation

For the fourth quarter,
S&P 500 companies are reporting a year-over-year
earnings decline of -4.6% and revenue growth of 5.3%.

For Q1 2023,
analysts are projecting an earnings decline of -5.9%
and revenue growth of 1.9%.

For Q2 2023,
analysts are projecting an earnings decline of -3.8%
and a revenue decline of -0.1%.

For Q3 2023,
analysts are projecting earnings growth of 2.9%
and revenue growth of 1.4%.

For Q4 2023,
analysts are projecting earnings growth of 9.6%
and revenue growth of 3.5%.

For CY 2023,
analysts are projecting earnings growth of 2.1%
and revenue growth of 2.0%.

FACTSET


2/24 → 3/3での変化は下記。
For Q4 2022:earnings decline of -4.8% → -4.6%

For Q1 2023:earnings decline of -5.7%  → -5.9%
For Q2 2023:earnings decline of -3.7% → -3.8%
For Q3 2023:earnings decline of   3.0% → 2.9%
For Q4 2023:earnings decline of  9.7% → 9.6%
For CY 2023:earnings growth of   2.2% →  2.1%

年初より、
年前半でのEPS成長は下方修正が続いており、
CY 2023では2.2% →  2.1%へとさらに鈍化。
EPSの下方修正がいつまで続くのか不安を覚えます。


Bottom-Up EPS Estimates
Forward 12M P/E Ratio: 10-Years

2/24 → 3/3での変化は下記。
CY 2024 Bottom-Up EPS  223.45 → 222.91(-0.54、-0.24%)
Forward 12M P/E Ratio       17.7      → 17.5(-0.2、-1.1%)

EPSは年初より、下方修正が続いている。
PERは現在、17.5と、
10年平均の17.2を超え
5年平均の18.5以下となっているが、
依然として、割安水準では決してない。

個人的には、PERが16以下になったら買いに入りたいと考えている。



経済指標カレンダー(翌週)
The Most Anticipated Earnings Releases


以下、来週の注目イベントです。

3/8   0:00  FRBパウエル議長証言
         22:15 ADP非農業部門雇用者数 (2月) 

3/9   0:00  FRBパウエル議長証言

3/10 22:30 雇用統計

来週の注目は雇用統計とFRBパウエル議長証言に集まるでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?