長期的な戦略の喪失は、日本のアイデンティティの喪失である
供給能力をどこに優先的に配分するか、という問題ばかり考えていると、短期的な戦略にしかつながらず、かつ、部分最適ばかり求めるようになる。
結果として、既得権益による慢性的な腐敗が起こりやすい状況が生まれる。
まさに今の日本だ。
つまり、供給能力をどこに優先的に配分するか、という問題設定自体が間違い。
日本企業の掲げている「長期戦略」はポエムであって、戦略ではない。株価とも連動していない。
外国人投資家が増えることによって、ますます長期戦略から遠ざかり、日本らしさも失われるだろう。
明治維新を振り返ると、長期戦略と日本のアイデンティティは深く結びついているのがわかる。
長期戦略の喪失は、日本のアイデンティティの喪失でもある。
まずは、日本らしさとは何か、から、自らの頭を使って再考すべきだ。
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