「※チャイコン」はお好き?
【あとがき】
おそらく、こんなクソ真面目なクラシック記事などを読む人はいないだろうと思いながら投稿してみたが、案の定ほとんど読まれなかった(笑)
大スベリした記事として、永久保存版としておこう😅👍
ずいぶん薄めたつもりだが、それでもやはりnoteでクラシックを正面から取り上げるのは難しい。
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
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今でこそベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスと並ぶ四大ヴァイオリン協奏曲の一つと称されているが、1878年の発表からしばらくの間は酷評の嵐に晒された。
自信作であったにもかかわらず、演奏の困難さと強い民族色が演奏家や聴衆の忌避感を生んだのだろう。
当然、チャイコフスキーは打ちひしがれた…
それに怯むことなくロシア人ヴァイオリニストのアドルフ・ブロツキーが機会あるごとに粘り強く取り上げなければ、そのまま闇に葬り去られる運命にあったはずだ。
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今でもチャイコフスキーの音楽については人によって好き嫌いがはっきりと分かれるようだ。その芸術性の高さにかかわらず、過剰なほどの抒情性、激情性、あるいはクドさゆえに。
今回この曲をアップするために様々な演奏家のバージョンを10種類以上は聴き比べたが、何度繰り返して聴いてもまったく飽きることはない。
音楽には詳しくなくとも、文芸センスがあって人生に深く想いを巡らせる人であれば、優れた長編小説が持つ豊かなドラマのような世界に惹き込まれるはずだ。
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齢を経たせいか、今では自分の部屋で音楽に身を委ねる時は、あまり勇壮で賑々しいものよりも穏やかな緩徐楽章をピックアップして聴くことが多くなった。
だがショパンとチャイコフスキーだけは別だ。
意識の奥底深くに眠りこけているはずの情熱の炎が激しく呼び起こされる気配を感じ、胸が熱く締めつけられる。
※ クラシックマニア用語についての注釈
長ったらしい名称はやたらに短く略すという風潮はどの業界や趣味の世界にも見られることだ。