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「チャイコン」はお好き?
【あとがき】
こんなクソ真面目なクラシック記事などを読む人はいないだろうと思いながら投稿してみた。
でも、まぁ、たまにはこういうのがあってもいいでしょ?
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
ヴァイオリン : ジャニーヌ・ヤンセン(オランダ)
指揮 : パーヴォ・ヤルヴィ (パリ管弦楽団)
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今でこそベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスと並ぶ四大ヴァイオリン協奏曲の一つと称されているが、1878年の発表からしばらくの間は酷評の嵐に晒された。
自信作であったにもかかわらず、演奏の困難さと強い民族色が演奏家や聴衆の忌避感を生んだのだろう。
当然、チャイコフスキーは打ちひしがれた…
それに怯むことなくロシア人ヴァイオリニストのアドルフ・ブロツキーが機会あるごとに粘り強く取り上げなければ、そのまま闇に葬り去られる運命にあったはずだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1709651586898-MFhkkhA5t7.png)
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今でもチャイコフスキーの音楽については人によって好き嫌いがはっきりと分かれるようだ。その芸術性の高さにかかわらず、過剰なほどの抒情性、激情性、あるいはクドさゆえに。
今回この曲をアップするために様々な演奏家のバージョンを10種類以上は聴き比べたが、何度繰り返して聴いてもまったく飽きることはない。
音楽には詳しくなくとも、文芸センスがあって人生に深く想いを巡らせる人であれば、優れた長編小説が持つ豊かなドラマのような世界に惹き込まれるはずだ。
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齢を経たせいか、今では自分の部屋で音楽に身を委ねる時は、あまり勇壮で賑々しいものよりも穏やかな緩徐楽章をピックアップして聴くことが多くなった。
だがショパンとチャイコフスキーだけは別だ。
意識の奥底深くに眠りこけているはずの情熱の炎が激しく呼び起こされる気配を感じ、胸が熱く締めつけられる。
チャイコフスキー
ピアノ協奏曲第1番 作品23
ピアノ : アンナ・フェドロヴァ(ウクライナ)
※ クラシックマニア用語についての注釈
長ったらしい名称はやたらに短く略すという風潮はどの業界や趣味の世界にも見られることだ。
「チャイコン」
チャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルト(協奏曲)の略
以下のヴァイオリン・コンチェルトも同様に
「ベトコン」(ベートーヴェン)
「メンコン」(メンデルスゾーン)
「ブラコン」(ブラームス)
交響曲分野にもたくさんある。
「ベト七」(ベートーヴェンの交響曲七番)
「ブラ一」(ブラームスの交響曲一番)
など
笑えるものも
「タコ八」(ショスタコーヴィチの交響曲八番)
「ブル七」(ブルックナーの交響曲七番)
「ドボ八」(ドボルザークの交響曲八番)
では、メンデルスゾーンの八重奏曲は何と略すか。
答えは・・・・・・
「メンパッチン」(笑)
偉大なる音楽家にも容赦なし
フルトヴェングラー
↓
「フルベン」(可哀想です!(+_+))