市の定例議会で補正予算案を傍聴させて頂いた話。

父が予防接健康被害救済制度で
『新型コロナワクチンが因果関係と否定できない』と
認定を頂きました。

審議結果で『父なのでは?』となったのが2月末。

保健センターの担当職員さんが
厚労省に問い合わせて下さったのですが
『直近で審査が終わった』とのこと。

そこから『認定されました』
とご連絡を頂いたのは5月9日。
認定通知の控えを届けて頂いたのは5月17日。

その時点で、
市の定例議会は6月開催とわかっていたので
傍聴と意見陳述の希望を伝えました。
(取材依頼も並行して行いました)
(市議会は基本、傍聴人が発言出来る場ではないそうです)

補正予算案とはとどのつまり
『新型コロナワクチンによる健康被害救済制度で
国からの認定が出た為
市から健康被害救済金、凡そ四千五百万円を支払います』
と、市長さんが報告し、
議員さんからの異議がなければ可決されます。
(認定金の支払いは、国が1/2、県と市が1/4ずつ
一時的に市町が全額立て替えると聞いています)
(栃木県での死亡認定が十例目と言う事は
栃木県だけで一億円以上の死亡一時金が支払われることとなります)

その際に
『内容(症状)と何名に支払われるものなのか』
『死亡とのことでご遺族の心中をお察し致します。
救済制度の申請から結果が出るまでにかかった時間を知りたい』
と発言して下さった議員さんがいらっしゃいました。

議員さんの中でも、
ある程度の情報共有がされていたのでしょうか。

鞄の中に父の写真を忍ばせていきましたが
父に見せたかった…と涙が止まりませんでした。
ここまでの道のりや、様々な辛い記憶が蘇ったのもあります。

可決となった時には
『ようやくここまで…』と言う安堵の気持ちと
生きているお父さんに使わせてあげたかった…と言う気持ち、
私だけ、申し訳ない…と言ういろいろな感情が込み上げました。

『救済』…金銭的な保障は勿論ですが
私は父が亡くなった理由に名前を付けたいのです。
『ワクチンが原因で亡くなった』
そのように語れる日は、何時になったら来るのでしょうか。
『ワクチンが原因で亡くなった』
国には認めて謝って欲しい。
今でも、そのように思って居ます

市議会には
とちぎテレビさん、下野新聞さんに取材に入って頂いた為
市の方でも保健福祉部部長さんが囲み取材に答えて下さったり
その後で、議長さんと副議長さん達が
懇談会に対応して下さいました。

懇談会では、
市議さん全員に宛てたお手紙をお渡しし
改めて被害の周知や接種時におけるリスクの説明
予防接種健康被害救済制度申請における問題点や改善点など
お話させて頂きました。

会話の中で、
ワクチン接種後の後遺症や死亡事例についてをお尋ねしたのですが
・議員さんやご家族も接種したが、副反応に苦しんだ
・健康被害の情報も勿論知っていて、家族に話したりしている
とのご回答を頂きました。

『ワクチンの中身が違うのでは?』となると
そこまでの話は私個人では判断出来ませんが
少なくともその場しのぎの対応とは思えなかったです。

保健センターの担当職員さんも、
国や世論に対応するその傍らで、私の話を傾聴する。
非常に苦しい立場だったと思います。

その方が、私の話に耳を傾け、
心情を理解しようと寄り添い、
県や厚労省に根気強く問い合わせて下さった。

その姿を目の当たりにし私自身
自分の気持ちが変化して行くのを感じました。

接種に関与した人間は全員許せない、
その気持ちも、痛いほどにわかります。

推進派からは『無関係でしょうw』と叩かれ
反対派からは『打った奴は馬鹿w』と叩かれる。

板挟みにされてきた私から言わせて下さい。
私も彼らも、みな、人間です。

私にとってみれば未だコメントに
『こうなるってわかってた。
だから、私も家族も一回も打ってませんよ』
と書き込む人の方が余程、人でなしに思えます。

何でわざわざ、それを書き込んでくるのでしょうか?
健康や家族の命を失って悲しむ人達に
非常識な言動は止めて欲しいです。

話が逸れましたが、
同じ立場や人だと思いながら、
議員さん達に手紙を書かせて頂きました。

どれくらい、正しく伝わったかはわかりませんが、
届くと良いな…と思って居ます。

また、通常、議会から数週間後と聞いていた
死亡一時金等の請求書(振込先などを記入する用紙)を
その日の午後には担当職員さんが届けて下さいました。

今まで長らく待たせてしまったので
これ以上、お待たせすることがないように…と
市からの配慮だそうで、申し訳なくも有難かったです。

申請様式間違えについても、真摯に謝罪頂きましたし
再発防止に向けての努力や市のHP改変等、
要望も考慮して頂いたりと感謝しています。

その点も踏まえながら、
以下、私が書いたお手紙を読んで頂けましたら幸いです。

*******

本日は定例議会を傍聴させて下さり、有難うございます。
 
私は新型コロナワクチン接種二ヶ月後に、父を亡くした遺族です。
 
市長さんをはじめ、市議会議員の皆さま、
また、本日までお力添えを下さったAさんをはじめとする
保健センター、健康増進課職員の皆さまには
このような機会を設けて下さり、心より御礼申し上げます。
 
父は76歳と8か月で亡くなりました。
『寿命だろう』と言われるかも知れませんが
接種後、体調不良が顕れる直前まで
『俺は80まで元気で居られるかわからない』と言って、
税理士さんを紹介してくれたり、家業の引継ぎを行ったり
精力的に活動している最中に亡くなりました。
 
市県民税も固定資産税も、
健康保険や年金だって真面目に払い続けていました。
接種後、手足の脱力や痺れを訴え、歩行も排泄も自力ではままならなくなり
介護申請をしましたが、認定を待たずに亡くなりました。
 
ワクチンが原因と思ったのは、父自身が
『体調不良が始まったのは2回目接種後から』と訴えていたからです。
当時はコロナ禍の真っ最中。
『そんなこと言わないで!』と叱ってしまったこともありました。
 
わが市は観光都市でもあります。
自治体を挙げてのPCR検査やワクチン接種。
水際の感染対策によって、救われた方もいらっしゃるのでしょう。
 
そうであるなら、
PMDAや救済申請の件数だけに止まらず、
後遺症や亡くなった方がいらっしゃるのもまた事実、
と知って欲しいと思います。
 
父が手足の脱力、痺れを訴えたのは接種から十日前後。
亡くなったのは接種から二ヶ月後です。
その時、PMDAに上がっていた死亡報告事例だけで1000件。
それにも関わらず、父を診察して下さったお医者さんも
父を看取って下さったお医者さんも
『発症も死亡も接種から時間が経ち過ぎている。
ワクチンが原因ではないでしょう』
と断言し、解剖にも消極的でした。
 
病院も中々PMDAを上げてくれず、個人でPMDAを上げました。
ですが、素人にはハードルが高く、再度、病院へと御願いに行きました。
盥回しの挙句、返って来た答えは
『市の集団接種で亡くなったのだから、市が報告を上げるべきだ』
です。
 
人の命を何だと思って居るのでしょうか。
これが自分の家族や友人、大切な人だったとしても、
同じ言葉が言えるのでしょうか。
 
『多くの人が救われたのだから、多少の犠牲は仕方ない』
 
医療裁判用語では『悪魔のくじびき』と言うそうです。
 
わが市では、それがたまたま、私の父が引いてしまったのかもしれない。
でも、引いてしまったことにすら、気付かない人もいるかもしれない。
 
皆さんの認識を変えて、
被害がある事や、遺族の気持ちを知って欲しいのです。
 
私の父が亡くなったのは2021年10月
市に救済申請を受理して頂けたのは2022年3月
市から県に通達されたのが2023年3月
県から国に進達されたのが2023年3月
 
審議結果が出たのは恐らくですが2024年2月26日
『認定』のご連絡を頂いたのが2024年5月9日
『認定通知』を届けて頂いたのが2024年5月17日
 
父が亡くなってから2年7か月。
(国賠への消滅時効は、死亡してから約3年)
 
余りにも長すぎます。
 
それでも今なお、結果はまだか…と待ち続ける後遺症の方、ご遺族
たくさんいらっしゃいます。
 
皆さん、もう一度だけ考えて頂きたいです。
 
『悪魔のくじびき』
 
皆さんは当たりたかったですか?

お金で父が返ってくるなら、私は一銭も要りません。
 今はただ、一日も早く『薬害』と認め
父が辛く悲しい想いをしながら亡くなっていった
新型コロナワクチンとの『因果関係』を認めて欲しいです。
 
最後となりましたが、何の情報も無いまま
闇雲にワクチン接種を促された、県や市町も被害者だと思っています。
 
今日、見聞きしたことを、一人一人の方が受け止め、咀嚼し
被害や父に起こった事実のことを考え、
身近な人へと伝えて頂けましたら幸いです。
 
私たちは羊ではありません。

【お友達に父のことを漫画にして頂きました】

読んで頂きたいです。

以上
 
(補足)
羊と言うのは『わかっていた人』が
接種者を蔑む際に好んで使う言葉ですよね。

『厨二病全開で恥ずかしい言葉』と知って頂くために
敢えて使わせて頂きました。

恥ずかしいことだと『目覚めて』欲しいです。



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