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【WBC】World Baseball Classicとは?

WBC 2023 出場国

WBC2023開幕から
数日が経ち連日各地で
熱戦が繰り広げられています。

私自身、ビールを片手に
TVに齧り付きながら
試合を観戦する日々を
過ごしています

それにしてもスタジアムの
盛り上がりは凄いですね
特に、ローンデポ・パーク
(旧マーリンズ・パーク)の
満員の観客席には驚きを隠せません

正直な話、第一回大会から
観戦してきた身としては
WBCが、ここまで
成長すると思いませんでした

今回、過去の試合を
振り返ってみようと思い
noteに投稿することにしました

お読みいただけると幸いです

WBCとは?

World Baseball Classicとは
MLB機構とMLB選手会が主催する
野球の国際大会を指します

2006年に第一回大会が開催され
今回で5回目の開催となりました
WORLD CUPと同様4年周期で
開催しています。

※第1回大会→2005年から1年延期
 第5回大会→2021年から2年延期

第3回大会から予選が導入され
出場国は28に拡大

メジャーリーガーを輩出している
🇨🇴コロンビア.🇳🇮ニカラグア
欧州の強豪🇩🇪ドイツ🇪🇸スペインなど
WBCを通してナショナルチームの
新たな繋がりが形成されて行きます


第5回大会から
本戦の枠が20に拡大
2022年の予選を経て

・🇬🇧イギリス 
・🇨🇿チェコ 
・🇵🇦パナマ 
・🇳🇮ニカラグア

上記の4カ国が本戦に駒を進めました

国際大会比較  一部修正 2023/08/02


他の国際大会との違い

WBCは他の国際大会と比べ
幾つかの違いがあります。

WBSC(野球ソフトボール連盟)の
認可を受けて開催他国のリーグや
団体は招待という形で参加

また、MLBは他の国際大会に
メジャーリーガーの参加を
認めておらずWBCが唯一
出場可能な大会になります

理由はOlympicが7〜8月開催による
シーズンの結果への影響と選手の
怪我のリスク回避

premier12は終了直後で
選手の疲労とオフシーズンの確保
が主な理由として挙げられます

開催理由とMLBの国際戦略

MLBがWBCを開催する理由
それは、野球の国際化を
促進し収益を拡大させる
国際戦略の一環として実施しています

国際化推進の一要因となった
海外国籍の選手獲得

もともとはドラフトでの
獲得金高騰に苦しむ球団が
(アメリカ カナダ プエルトリコ)
コスト抑制&新たな戦力獲得の
手段として始まったものでした

次第に他の球団もアカデミー創設
海外のスカウト網を強化していきます

1980年代メキシコ人投手
フェルナンド・バランズエラの
活躍による新たな収入源の開拓
という点も付加されていきます

そして 1995年
日本人メジャーリーガーの
パイオニア野茂英雄投手が渡米

13勝6敗 防御率2.54
好成績を収め新人王を獲得

野茂英雄投手の活躍を機に
1996年以降メジャーに
挑戦する日本人選手が増加

特に
2000年に佐々木主浩選手
2001イチロー選手
2003年に松井秀喜選手

日本球界を代表する選手が
メジャー挑戦を宣言する等
より注目が高まっていきました

日本人選手メジャー挑戦は
MLB収益増加の
大きな一助となりました

この頃になるとMLBは
メキシコや日本で公式戦を開催

コロンビア、オーストラリア
出身のメジャーリーガーが
誕生する等MLBの国際戦略は
活発化していきます

そして当時、MLBの
コミッショナーを勤めていた
バド・セリグ氏が
WBCの開催を提言

紆余曲折の上、2006年3月
第1回大会開催となりました

WBC 2006(第1回大会)

開催当初は、盛り上がることがなく淡々と大会を進行してきました

流れが変わったのはアメリカ戦の
誤審問題、2次ラウンドの日韓戦
この辺りから注目度が増え
準決勝と決勝戦の高視聴率に
繋がっていきました

初開催ということもあり
選手 マスコミ 野球ファン
皆 手探りの状態で大会を
観ていた様に思います

WBC 2009 (第二回大会)

前回の優勝により.
大会の知名度は大幅に向上
開幕戦から多くのファンが
観戦に訪れていました

しかし、第2回大会で
最も衝撃的だったのが、
オランダ対ドミニカ戦です

優勝候補の一角ドミニカが
オランダに2度の敗北を喫し
大会から姿を消しました

年俸やメジャーリーガーの
登録人数の差は
歴然としていたものの、それが
必ずしも勝利に直結するとは限らない

個人的にWBCの歴史において
ターニングポイントとなった
一戦だったと思います

WBC 2013(第3回大会)


ドミニカ代表が
8戦不敗で優勝という
偉業を成し遂げた大会

今大会から予選が導入され
試合の結果、ブラジル
スペインが本戦に出場

日本対ブラジル戦では
ブラジル代表の奮闘に驚いた方も
多いのではないでしょうか

またプエルトリコは
強豪がひしめくグループを突破
準決勝では日本に勝利
最終的に準優勝という
好成績を収めています

WBC 2017(第4回大会)

大会開催の前に
WBC消滅の報道が流れ
盛り上がりが危惧されたものの
蓋を開ければ名勝負の連続

特に.アメリカ×ドミニカ戦の
2度にわたる死闘は圧巻でした

不文律に縛られずに
感情を爆発させる選手と観客
個人的にスポーツ観戦の醍醐味を
体現した試合であったと思います

最後はアメリカの優勝で
幕を閉じ50,000を超える  
歓声が鳴り響いていました

まとめ

大会を振り返ってみると 
最初から支持されていた
わけではなく数々の名勝負と
大会を支えた方々の
努力で価値を高めてきました

ただ、リーグ戦と国際大会の
兼ね合い、選手の怪我、
疲労、補償問題、といった
問題は未だ解決していません

上記の問題点が少しでも改善し
WBC、野球というスポーツが
より成長していくことを
切に願う次第です

最後までお読みいただき
ありがとうございました




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