ありがとうをいっぱい届ける二千円の使い方
冬の終わりのある日。
私は自転車でいつもの河原を走っていました。
冬鳥が春が来る準備をするのを横目に
いつもと変わらぬ風景を眺めていました。
するとその風景にそこでは目にしたことがない物がヒラヒラしているのが
目に入ってきました。
自転車を横に停めてどこかへ飛んでいきそうなそれを手に取りました。
風でヒラヒラとしていたものの正体は
「千円札」2枚でした。
思わず「あっ!」と声が出ました。
そしてそれと同時に心のなかでどうしたものかという思いも出てきました。
このままこ