42話 依頼クエスト
翌日、僕は異世界に行ってクエストを受ける為ギルドへ行くことにした。
「すみません!この依頼を受けたいのですが」
「薬草の採取ですね」
「はい」最初に受けるクエストは防具や武器がないから安全なものにしようと思った。
「確かに、採取依頼は初心者向けなので安心です。ですが油断は禁物ですよ」
「分かりました!ご忠告ありがとうございます」受付嬢さんも僕のことを心配して言ってくれてるのだろう。なるべく早めに依頼を完了させた。
「行ってらっしゃいませ」受付嬢の明るい言葉に見送られ僕は依頼に取り掛かった。
「薬草って意外と見つからないな」薬草採取は魔物退治より簡単だと思って舐めていた。「魔法でも使えればどこで取れるかわかるんだろうけどな」この時になって初めて受付嬢さんに薬草の取れそうな場所を聞いておけば良かったと後悔するのだった。
「悩んでても仕方ないからとにかく探してみるか」しばらく探していると商業人らしき人物と出会った。
「あんた、こんなところで何してんだい」
「冒険者ギルドの依頼で薬草を取りに来たんだがなかなか見つからなくて」
「そりゃ、こんなところで見つかる訳ないだろ!」
「薬草のある場所を知ってるの?」
「そりゃ知ってるさ。商業人だからな」
「どこで採れる?」
「なんなら俺の分を分けてやろうか?」
「いや、自分で採りに行くよ」
「そりゃ、残念だな」商業人と別れた僕は教えて貰った場所へ向かうと山のように薬草を採ることが出来た。
「あとは、ギルドに行くだけだな」
「すみません。依頼品の確認をお願いします」
「かしこまりました」しばらく待っていると奥から別の受付嬢が出てきた。
「はじめまして、ニーナです!アイザワ様のご依頼ですが完了とさせていただきます」
「ありがとうごさいます」ギルドを出た僕は商業ギルドへ向かった。魔物の素材を金に変える作業が残っているからだ。
「あとは、商業ギルドで魔物の素材をお金に変えれば今回の目的としては満足だな」商業ギルドで魔物の素材からお金に還元した僕は日本へと戻ってきた。
「いやぁ!今日は疲れたからゆっくり休もう!」そう思いながらお風呂を洗いつつビデオを見る準備を始めた。
「ご飯も食べないとな」お風呂の準備を終えて先にご飯を食べていると、今日は色んなことが起こったと頭の中で考えた。
「お金になるといいな」僕はそう思いながらご飯と入浴を済ませて、ゆっくりゆっくり布団の中に入って眠りについたのだった。
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