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『東映魔女っ子シリーズ』【1966年~アニメ】【魔法使い:『魔法使いサリー』:夢野サリー、『ひみつのアッコちゃん』:アッコ、『魔法のマコちゃん』:浦島マコ】

【感想】2024年8月14日

魔法シリーズ 第5~7弾 【魔法使い:『魔法使いサリー』:夢野サリー、『ひみつのアッコちゃん』:アッコ、『魔法のマコちゃん』:浦島マコ】


夏休みの度に午前中再放送されていたアニメなのでよく見てました。現在の60代は知らない人いない昭和の代表的アニメです。

サリーちゃん、このころから金髪ショート今思うと何で?ですが、すんなり受け入れ、最終回は確か魔法の国に帰ることになったが学校が火事になり、雨を降らせて火を消したような感動でした。朧気です

アッコちゃん、まさかあの「天才バカボン」の赤塚不二夫先生原作。変身アイテムと呪文が印象的です。綾瀬はるかさんの実写映画も良かったです。

マコちゃん、前2名より大人な感じで観るのが恥ずかしかった。それもあってか早めの打ち切り。魔法使いというより、人魚姫そのままのストーリーだった。でも、キャラは最先端でした。

さすがにもうリメイクは厳しいが、懐かしさにおいて、忘れられない存在です。
では、また。

【作品情報】

東映魔女っ子シリーズは、1966年から1981年までの15年間断続的に続いた東映動画(現・東映アニメーション)製作の一連の魔法少女アニメの総称。

第1弾『魔法使いサリー』

原作 横山光輝氏 1966年12月5日 - 1968年12月30日声の出演:夢野サリー…平井道子、カブ…千々松幸子、ポロン…白石冬美、花村よし子…加藤みどり、 全109話

第2弾『ひみつのアッコちゃん』

原作 赤塚不二夫氏 1969年1月6日 - 1970年10月26日声の出演:アッコ…太田淑子、モコ…白川澄子、大将…大竹宏、少将…千々松幸子、 全94話

第3弾『魔法のマコちゃん』

原作 浦川しのぶ氏 1970年11月2日 - 1971年9月27日声の出演:浦島マコ…杉山佳寿子、パパ…谷津勲、ママ…平井道子、おばば…高橋和枝、 全48話

概 要

後に製作される多くの魔法少女アニメの基礎、原点となる一連の作品群であり、主役となる魔法少女自身の立場や使われる魔法の意義、それらにおける主人公らの心情などが、各作品によりあらゆる形で描写されている。

一般に魔女っ子や魔法少女と呼ばれるテレビアニメの主人公には、生まれながらの魔法使いであるタイプと、ごく普通の人間が未知との遭遇により魔法のアイテムを入手するなどの後天的なタイプの2つのパターンに分類、後年の葦プロダクションの類似シリーズは前者、ぴえろ魔法少女シリーズでは後者で特徴が固められている。
これらに対し東映シリーズはバラエティに富んでおり、『サリー』が前者、『アッコ』が後者の典型であるなど両者を含んでいる。中には『ルンルン』のように普通の人間として育てられながらもその正体は花の精の末裔だったというような折衷的な設定も存在する。さらには忍者やサイボーグなど、厳密には魔法使いですらない作品もあるが、それらはシリーズ展開によっては扱われないこともあり、シリーズの範囲は必ずしも明確ではない。

また、シリーズと言えど同社が後に製作する「おジャ魔女どれみシリーズ」や「プリキュアシリーズ」等とは異なり、このシリーズはあくまでも一連の作品群の呼称に過ぎない。

経 歴

米ドラマ『奥さまは魔女』が日本国内でもヒットしたことを受け、東映は魔法使いを扱ったアニメ作品の制作を企画。当時の東映株式会社本社副社長であった渡邊亮徳氏は、人気漫画家であった横山光輝氏に原作の執筆を依頼し、制作が開始。

1966年7月号より少女漫画雑誌『りぼん』にて『魔法使いサニー』の連載が開始したが、版権の問題で当作品は『魔法使いサリー』に改題されアニメ放送開始。

『サリー』のヒットに当たり、同枠での後番組として制作放送された赤塚不二夫氏を原作の第2弾『ひみつのアッコちゃん』は視聴率的にも前作を上回るヒット作となった。この時点で既に、スポンサーとの商品化の事情を把握したうえでの連携制作を行う形態が執られた。

第3弾『魔法のマコちゃん』では、『サリー』からの視聴層もターゲットに、視聴年齢の大幅な引き上げが行われたが、前2作に続くような人気は得られずに放送終了

『マコ』の後番組である『さるとびエッちゃん』からは、「魔法使い」とは異なる「スーパーウーマンもの」も展開されるようになった。これを第4弾と見なすこともあるが、「魔女っ子」としてのシリーズ展開には含まれないこともあり、これ以降のシリーズ作品のカウントは必ずしも共通見解の無いものとなった。

その後も枠を連ねシリーズ第5弾『魔法使いチャッピー』まで放送された後、男子向けアニメ及び『サリー』と原作者を同じとする『バビル2世』を挟んでシリーズは再開。ひろみプロが企画、原作を担当する第6弾『ミラクル少女リミットちゃん』が放送。このとき放送が企画された作品には先述の物と『キューティハニー』の2作が上がっており、双方の製作スタッフによる企画コンペが行われた結果、前者が当枠での放送作品に選出された。後者は対象年齢を広げるアレンジが盛り込まれて別枠での放送となったが、こうした経緯から『キューティーハニー』は商品展開によって本シリーズに含まれたり含まれなかったりと扱いの分かれることになった。

同じ放送枠での第7弾にあたる『魔女っ子メグちゃん』では、前作に引き続きひろみプロが原作を担当。魔法要素、コメディ要素、主人公の心情描写や男子層を引き込むための大胆なアダルトテイストさなど、あらゆる点から見て本作が東映魔女っ子シリーズの集大成と言えるべき作品となっており、それを表すかのように当シリーズはここで一旦幕引きとなった。

1978年にはそれまで長浜ロマンロボシリーズなどを手がけてきた東映テレビ部が少女アニメに初挑戦し、『魔女っ子チックル』の放送を開始した。放送局と放送時間はこれまでと同じテレビ朝日(1977年にNETテレビから名称変更)月曜19時台前半だったものの、これまでのような東映動画の作品ではなかったこともあり、本作はシリーズとして扱われない場合も少なくない。上記『キューティーハニー』の例もあり、これ以降のシリーズは「第○作目」というカウントについての定義がますます困難になり、見解の分かれることになった。

『メグ』の放送終了から4年後の1979年に『キャンディ・キャンディ』の後番組として本格的にシリーズが再開し、『花の子ルンルン』が放送を開始。枠を連ね、続いて放送された『魔法少女ララベル』にて、当シリーズはピリオドを打ったと見なされた

終了の理由は、「昔と違い強くなった現代の女の子たちにとって、魔法があこがれの存在ではなくなった」という制作者サイドの判断によるもの。

ただし、『ララベル』の後番組にあたる『ハロー!サンディベル』は引き続いて女子向けアニメである。

『ララベル』放送終了後の1988年には『アッコ』のリメイク作品が製作・放送され、次いで1989年には『サリー』のリメイク作品が製作・放送されている。『アッコ』に至っては、1998年に再度リメイク作品が製作されており、一部ながらシリーズは世代を越えて支持されている。

シリーズとしての展開ではシリーズ内からいくつかの作品をピックアップするケースが多く、右表のように資料や商品展開ごとに作品のラインナップに大きな差異がある。東映アニメーションのウェブサイトでも特定の商品展開としてシリーズに言及しているのみであり、どの作品がシリーズに含まれるか否かについての統一的な見解は事実上存在しないに等しい。


「魔法使い」バックナンバー

https://note.com/witty_gnu512/m/m5fe8f81426bd


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