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【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』

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ラブコメ、ファンタジー、未来SF、過去私が観た映画、ドラマ、アニメのいいとこをツギハギした作品。このシーンの作品は何かな?
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#ファンタジー

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑨異世界ファンタジー編

【異世界】二人が現れた場所は、地平線が見える草原だった。 千夏「あー、疲れたねぇー」 勇作「うん、色々あったねぇ」 二人は草むらに仰向けで寝転がっていた。 千夏が勇作の方を見た。千夏「ねぇ、勇作ぅ、何か勇作じゃないみたい」 勇作「えっ、どうゆうこと?」 千夏「うーん、何かイケメンになったよ」 勇作の顔がみるみるうちに赤くなった。 千夏「顔赤いよ、ハハハハハ」 勇作「そうゆう千夏だって、何か、、、、胸が大きくて綺麗になってる、ような」 千夏「えー、そうなの? フフフフ」 「お

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑧天国と地獄編

地獄の門がゆっくり開いた。勇作が中に入ると門が閉じた。 魔人「ほぉー、ここに 三千年いたが、この門が開くの初めて見たぜ、オメェー名前何てんだ?」 勇作「勇作だ!」 魔人「ここに何しに来た」 勇作「妻を助けに来た」 魔人「妻? 名前は?」 勇作「千夏だ、どこにいる?」 魔人「あの女かな? ここに珍しく少し光ってたからな」 勇作「それだ、きっとそーだ、どこか教えてくれ」 魔人「お前、ここがどこかわかってるよな?」 「ここにはなぁ、いいやつなんざいねんだよ」 魔人が素早い動きで、勇

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑦天国と地獄編

【天国と地獄編】勇作が目を覚ました。 勇作「ここはどこだ? ち、千夏とゆうかは?」 勇作はあたりを見まわたした。視界は霧で何も見えなかった。 突然勇作の前方上空が輝いた。 勇作「て、天使?」 女神「ここは天国よ、勇作くん」   「私は女神アクア」 勇作「俺は死んだのですか?」 女神「そうよ、あなたは未来人の銃で撃たれて死んだの」 勇作「千夏とゆうかは?」 霧が薄くなり、あたりの景色が見えてきた。 ここから見える景色は、緑の豊かな山に囲まれた湖のほとりだった。 後ろには、丸

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑥予期せぬ悲劇編

【次の日の朝】 千夏「おはよう、勇作」 いつものように勇作のベットから千夏が起き上がりトイレに行った。 千夏「勇作ぅちょっと来てぇ」 勇作「なーに、おっ」 台所のテーブルに朝食の食材があった。 勇作「誰か入ってきたのかなぁ」 千夏「勇作、天井を見て」 勇作「あっ、開くようになってる、あそこから食材が届いたんだ」 千夏「昨日、ケータリングを契約したからだね」 勇作「へぇー都会ってすごいなぁ」 千夏「ばかなのぉ、この建物だからだよ」 勇作「そうか、夢じゃなかったんだ」 勇作は、が

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑤新社会人編

【内閣調査室 特殊スキル戦略チーム 居室】 加治局長「皆、今日から仲間になった、西方くんと高木さんだ、じゃ自己紹介をしてくれ」 勇作「西方勇作です、よろしくお願いします」 千夏「高木千夏です、よろしくお願いします」 加治局長「二人には別室で話をする、ついてきてくれ、長くなるので覚悟してくれ」【別室】 加治局長「君たちの仕事だけど、未来人の田中さんの研究を手伝って欲しい」「それと君たちの能力を訓練で覚醒させる事だ」 勇作「み、未来人て言いましたか?」 加治局長「そうだ、世間に公

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』④謎の就職先編

【次の日、面接場所】 女性職員「西方君、高木さんこちらにどうぞ」 勇作と千夏「はい」二人とも緊張している。 女性職員「お二人をお連れしました」 加治「ようこそ、内閣調査室の加治です」 「田所教授から評判を聞いてるよ」 「二人は、アツアツカップルで成績優秀、ひとが羨むリア充だってね」 「実は僕は、能力が 60%開発されてるんだ」 「だから君たちの頭の中の記憶や思考はすべて見えている」ジーと勇作を凝視した。 加治「ほう、君はまだ DT なのか? 珍しいな」 勇作「なっ、なぜ?」

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』③就活編

そして、大学初日 【大学構内】 千夏と勇作は、同じ理工学部科学コース。 勇作は、化学では解明出来ない不思議なことを解明することが夢だった。 千夏は、勇作の隣にずっと居たい、ただそれだけでここまで来た。 2人の研究室は、田所教授についた。 田所教授は、BF のドク・ブラウン博士そっくりだった。 研究テーマは、人間の潜在能力開発である。 人間の脳は普段は 10%程度しか能力を発揮していない。 もしも人間が、100%能力を発揮出来る方法について研究している。 勇作は、幼いころから田

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』②大学生活編

【都内ホテルの部屋】 千夏「いやぁー疲れたね、勇作、よいしょっと」荷物を置く 勇作「なっ何でツイン?・・・・」 千夏「だって、明日からずっと同じ部屋でしょ」 勇作「そっ、そうだけどぉ、こ、心の準備がまだ」 千夏「相変わらずだねぇ、中学生かよ、ご飯食べに行くよ、早くしてよ」 勇作「うん」 【ファミレス】 千夏「ねぇ勇作、明日から二人で生活するでしょ」 「だから、ルールを作ろか、二人で、ねっ」 勇作「ルール? そんなのいるかなぁ、別にいいけど・・・」 千夏「じゃあね、まずは掃除、

【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』①大学生活編

【高校卒業の巻】 勇作「行って来まぁーす」 勇作は、高校3年生の男子、学校へ行くところである。 千夏「あっ、勇作。おはよぉー」 勇作「千夏ちゃん、おはよう」 千夏は、勇作の同級生で女子、教室の席が隣同士である。 成績優秀、スポーツ万能で男子のファンが多い、いわゆるクラスのアイドルある。 勇作とは、家も隣同士で幼いころから家族ぐるみのつき合いだ。 千夏「いよいよ明日だね、入試」 勇作「あー、千夏ちゃんのおかげで落ちる気がしないよ」 千夏「へー、ずいぶんな自信だねぇー」 「じゃぁ

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』㉒現在の元の世界編

3人はレストランで食事をして、ゆうかの洋服を買いに行った。 ゆうか「いっぱい買ってもらっちゃった」 勇作「まだ買うのかい」 ゆうかの買った荷物を全部抱えていた。 ゆうかは少し心配そうに勇作の方を見た。 千夏「心配しなくても大丈夫よ、ああやって娘の買った荷物を持ってあげるのがお父さんの夢だったんだから」「夢が叶ってよかったね」 勇作「ちょっとー勘弁してよー」 「でも、ちょっとあれだな」 ゆうか「どうしたの、お父さん」 勇作「結構かわいらしい洋服ばかりだったけど、だれの為に着るの

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』㉑現在の元の世界編

【内閣情報調査室】 親子は通常通り出勤した。 加治「勇作、千夏、せっかく再会できたと思って喜んだのに、ほんとに済まない、出来れば俺が変わりたいよ、ほんと」 勇作「俺たちは、人類が皆幸せになるように、神様に命を与えられたので、こうしてゆうかにまた会えただけでも幸せでしたよ」 千夏「そうね」 勇作「そうだ、あと少しだけの時間をゆうかのために使いたい」 ゆうか「何をするの」 勇作「君も魔法が使えるように特訓する」 ゆうか「そんなの無理だよ」 勇作「無理じゃないよ、無理だと思うから出

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑳現在の元の世界編

【ゆうかの部屋】 ゆうか「ママ、お父さんお疲れ様でした、なんか長い一日だったね」 千夏「うん、ゆうかこっちに来て」 ゆうか「なに?」千夏に近づく 千夏「ギュー」ゆうかに抱き着いた。 ゆうか「おかえりなさい、ママ」 千夏「ゆうかをまた抱けたなんて夢みたい」 勇作「どれどれ、お父さんも」 ゆうか「えーやだー」 勇作「なっ!」 ゆうか「うっそだよー、おいでお父さん」 勇作「ゆうかぁー」 千夏「はっははははは、からかわれたねお父さん」 ゆうか「よしよし」勇作の頭をなでる 勇作「ほんと

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑰現在の元の世界編

【会議室】 全員黙々と弁当を食べていた。 皆が食べ終わるのを見計らって勇作が口を開いた。 勇作「やはり僕が死んだところから話を進めた方がいいかな」「僕は気が付いたら天国にいました。そこは、僕が素晴らしいと思い描く場所でした」 「山に囲まれた湖のほとりにいました」 「食べ物、飲み物、家までも想像して、欲しいと願うだけで現れました」 加治「さっき弁当頼んで損した」 千夏「ふっふふふ、あいかわらず」 勇作「千夏ちゃんが死んだことを女神様から聞きました」 「自殺と見なされ、地獄に

【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑮異世界ファンタジー編

【町の中心広場 夕方 17 時】 ドーンと花火の音がした。 町中心部がや松明で明るくなっていた。 勇作「まずは王様にあいさつに行こう、どこかなぁ」虫たちの視覚や聴覚を通して探した。 勇作「あっ、いた酒場にいるよ、行ってみよ」 二人は酒場に入った。 勇作「王様、すっかり出来上がってますね」 国王「おー勇者殿」 「祭りはいいのぉー、勇者殿も一杯どうだ」 勇作「ありがとうございます、では頂きます」 国王「ほれほれ、千夏殿も」 千夏「ありかとうございまーす」 王様が自ら二人に酒を注