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最近観た映画の感想p3



トゥルーマン・ショー

シーヘブンという離島に住む、保険会社に勤め奥さんもいる一見順風満帆そうな人生を送る男が主人公。
しかし、そんな彼トゥルーマンには1つの懸念があった!そう!それは彼を除く、この世界全てが作られた偽物のなのではないかという疑念だ。
というのも、大学時代に彼が一目惚れした(してしまった)女の子がとあることを彼に告げた事から始まる。
”この島の全てはテレビ番組の為に作られた、周りの人間も全て偽物。そして、この会話も、全て、全て、外の人間に聞かれている。”
そう、この2人は本来あってはならない2人だったのだ。言うなれば、完全予定外のアクシデント。
すぐさま彼女の父親と自称する男が車でやってきて、
2人を引き離しトゥルーマンにこう告げた。
”私たちはフィジーに行く”
そこで彼はこの島を出て彼女がいるフィジーに行こうと考える。しかし、そんな彼の計画を阻むために、番組の制作陣がキャスト達を使って彼を島に閉じ込めたままにしようとする。けれどそんな制作の意図が裏目に出て、彼の疑念は徐々に確信へと変わっていき、本格的に彼はこの島からの脱出を目論むというお話。
前々から聞いた事はあったものの、観たことが無かった映画のひとつだった。こんなに残酷で1人の人権を踏み躙っている話だとは思っていなくてかなり衝撃だった。
ジム・キャリーとエド・ハリスの余りの自然すぎる演技と脚本の内容が相まって、かなり胸糞に感じられた。
⚠️以下感情が暴走した駄文が続きます⚠️
番組Pは望まれずに生を受けた子供を使って非難を極力避けようとしているようにしてるのかな?なぜ世界中で放映されているのに、非難の声で中止にならない?なぜスポンサーはおりない?敷かれたレールの上しか歩むことを許されない𓏸𓏸二世シリーズと似たものを感じるな。彼の人生そのものが笑い草じゃないか。テレビ番組のP一人のエゴでトゥルーマンは殺されてしまうのか?彼は本物の太陽を見ることなく死んでしまうのか?偽物の世界に閉じ込められて、本物の世界なんて生きたことがない主人公の名前がトゥルーマンってあまりにも皮肉だな。等などいつの間にかどっぷり主人公に感情移入してしまっていた。
なにより、小さい頃から彼の野心の芽を詰んで洗脳してきた人道的罪人ことクリストフ(番組P)のあの笑顔。同じ人間とは思えないほど気持ち悪かった(褒め言葉
この現世は人工物で溢れかえっていて、時折得体の知れぬ恐怖に駆られていた自分にとってこの作品は火の玉ストレートに私の激情を煽った。(因みにトゥルーマン・ショー症候群とはちょっと違う)
 
アンドリュー・ニコル(脚本家)が凄すぎる。どうしたらこんな発想思いつくんだろう、、、

最高の人生の見つけ方

人情溢れる家族をもつ敬虔なカーターと莫大の富をもつ破天荒なエドワードが織り成す物語。
2人は同じ時期に人生の消費期限を言い渡されて、同じ病床で暮らすことになる。生き様も考え方も正反対な2人だが、正反対だからこそ互いの人生の喜びを補い合っていくことが出来る。ある日カーターがこそこそとメモを取っていた所を発見したエドワードは彼にそれについて尋ねる。それは棺桶リストというものだった。
棺桶に入るまでにやりたいことをリストに纏めたもの。
それに興味を示したエドワードはカーターにこう提案する。2人でそのリストを書いて叶えないかと。
こうして2人はこのリストを消していく旅に出る。
因みに原題はThe Bucket List(何故The bucket listが死ぬまでにやりたいことリストになるかというと、首を括ってこの世とおさらばする時に蹴る台にバケツが選ばれる事からきているらしい。)
カーターが書いた手紙に感化されたエドワードが疎遠になっていた娘に会いに行き、彼女の娘にキスした後に世界一の美人にキスするってリストを消した場面は涙を流す他なかった。。。
カーターの葬式の司会でエドワードが述べていた
”天国の扉の前でカーターに証人としていて欲しい。そしてカーターに天国を案内して欲しい。”
って台詞、悔いのない人生を送れたし、カーターのおかげで人を幸せにできたって自信の表れの暗示だよね?
最後のリストの荘厳な景色をみる事が、エベレスト山頂で2人同じ墓に入った事で叶ったのがホントにもう。
長所を伸ばすのも勿論素敵だけど、誰でも良い所と悪い所が当然あるのだから、互いに埋めあって支え合って生きていくことが最高の人生への一歩なのかなと思わせられる。何事も中庸がいいってアリストテレス君も言ってるもんね。バランス大事!

まとめ

まーた取り留めのない感想文を世に晒すことになってしまった!無念!
なんだか感想書く度、作品の要約部分が長くなっていってるなあ。余談だけど、90年代の洋画って日本の事を取り上げがちだよね。あれって日本のGDPが制作当時世界2位だった影響なのかな。


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