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超過死亡はコロナワクチンによるものであることを死者数データから判断する。

1.人口動態時計速報値(死者数)

 2023年4月分の人口動態統計速報が6月23日付けで出されています。
 毎年毎月の死者数一覧表から4月の死亡数は123,040人です。
 図2の前年同月対比の死者数では1,241人死者数が増加しています。

図1 人口動態統計の速報値(死亡者数)

 図2の表に年計の前年度死亡者数に対する増加割合も計算してあります。
 平成27年(2015年)からの前年度死亡者数に対する増加割合は令和元年(2019年)までは2%前後の増加率ですが、令和2年(2020年)のコロナ蔓延初期は外出自粛が功を奏したのか-0.67%と前年より減少しています。
 ところが、前年度死亡者数に対する増加割合ワクチン接種が始まった令和3年(2021年)は4.89%の増加、令和4年(2022年)は8.93%の増加と例年の2倍から4倍の大幅な増加率になっています。
 死者数実数でも令和3年(2021年)は前年より67,745人増加、令和4年(2022年)は前年より129,744人増加となり、例年の2~3万人の増加より大幅に増加しているのが分かります。
 令和5年(2023年)は4月までの集計で3.34%の増加になっています。

図2 人口動態統計(速報値)の前年対比死者数の増減表

 2.過去3年平均値死者数に対する超過死者数の増減を考察

 前年対比では、その月の年ごとの変動が大きい事から過去3年平均(ワクチン接種が始まる前の過去3年である2018年~2020年)と比較しました。
 比較する月の過去3年の平均を取ることで死者数が平準化され、平準化された死者数と比較することで、2021年~2023年におけるその年ごとのその月の増減がよりハッキリするからです。

図3 2021年~2023年の過去3年(2018年~2020年)平均値に対する死者数の増加割合

 この場合、毎年、65歳以上の高齢者で人口増加、65歳未満で人口減少していますので、添付の表を使用して65歳以上、65歳未満に分けて概算で人口補正して比較してみました。

図4 65歳以上、65歳未満に区分して人口増減を補正した計算の根拠

 ここで、死亡者数をみるとき、65歳以上と65歳未満の死亡割合は、65歳以上が約9割、65歳未満が約1割の割合になっています。
 また、図3の過去3年の平均値(B)を2022年の人口割合(65歳未満と65歳以上)で置き換えた場合、2022年の65歳未満の人口増加率は-2.5%、65歳以上の人口増加率は+2.2%となりますので、この値で過去3年平均に対する超過死亡者数を補正します。
 例えば、1月の過去3年の平均値(B)137,541人を2022年の人口割合で補正するならば、
2022年1月の過去3年の平均値補正値(B2)=
 1月の過去3年の平均値(B)137,541人+(137,541人×0.1×(-2.5%))
+(137,541人×0.9×2.2%)=139,928人
になります。

図5 2021年~2023年の過去3年(2018年~2020年)平均値に対する死者数の増加割合(人口増減を補正して計算)

 その結果、高齢者人口が過去3年(2018年~2020年)より増加していることから過去3年(2018年~2020年)の平均値の補正値は(2021年に対する過去3年の補正値(B1)、2022年に対する過去3年の補正値(B2)、2023年に対する過去3年の補正値(B3))は過去3年の平均値(B)より増加します。
 そのため、図3の「2021年~2023年の過去3年(2018年~2020年)平均値に対する死者数の増加割合」より死者数の増加割合は減少します。
 2022年1月は補正前の図3では過去3年(2018年~2020年)平均値より
6,451人の増加でしたが、補正後は4,064人の増加で2,400人ほど減少します。
 しかし、ワクチン接種が本格的に始まった2021年4月以降、一度も過去3年平均を下回ることなく、過去3年平均との比較で3千人~2万8千人と増加し続けています。 

 2023年4月は、死者数は前年同月対比では1,241人増加になっていますが、人口補正した過去3年(2018年~2020年)平均との比較では8,521人増加しています。 

 前出の人口補正した過去3年(2018年~2020年)平均との死者数の増減比較(超過死亡)(図5)をグラフに表すと、ワクチンの追加接種が始まる度に、超過死者数のベースが増加していることが判ります。

図6 過去3年(2018年~2020年)平均に対する超過死者数(人口補正後)と月別ワクチン接種回数の比較

 国民の約9割が2回目のワクチンを打ち終わった2021年10月から4千人前後の超過死者数のベースが出来、2022年2月~4月の3回目接種で9千人ほどの超過死者数のベースに上がっています。
 そして、2022年7月~9月の4回目接種で1万5千人の超過死者数のベースに跳ね上がりました。
 加えて、3回目、4回目、2022年11月~2023年1月の5回目のそれぞれの接種時期には、超過死者数のベースに上乗せする形で死者数が増加しているのが分かります。
 また今年に入り、2023年3月・4月の超過死者数が若干下がっていますが、この3月・4月は過去14ヶ月間でワクチン接種回数が最も少ない時期に当たり、ワクチン接種後2~3週間以内に亡くなる方が減少した事が要因ではないかと思われます(図7参照)。

図7 厚生労働省に報告されたワクチン接種日から死亡までの日数における死者数

3.コロナ感染死と過去3年死者数平均値に対する超過死者数の比較

 図8は図6にコロナ感染死(2022年12月まで確定値、2023年は速報値)のグラフを加え、且つ過去3年(2018年~2020年)死者数平均値に対する超過死者数からコロナ感染死を引いた死者数をグラフに表したものです。
 またPCR陽性者数も合わせてグラフにしています。

図8 超過死者数とコロナ感染死者数の比較、及び月別ワクチン接種回数および月別PCR陽性者数

 また図8のデータは図9の表になります。

図9 超過死者数とコロナ感染死者数、月別ワクチン接種回数および月別PCR陽性者数 (表)

 このグラフ(図8)と表(図9)からもコロナ感染死者数は過去3年(2018年~2020年)死者数平均値に対する超過死者数の3割程度にしかなっていません。
 したがって、超過死亡を全てコロナ感染死に結び付けるには無理があります。
 また、PCR陽性者のピーク時と超過死者数のピークが重なることから、超過死亡はコロナ蔓延による医療逼迫やコロナに感染しても気づかなくて亡くなった「隠れコロナ死」や「コロナ関連死」だと言う人がいます。
 2022年は2月と8月が感染拡大で医療逼迫が騒がれましたが、日本全国各地で医療逼迫が起こり、それによって死者が増加したとは到底考えられません。
 図10は京都府の病床使用率(2021年12月~2023年4月)をグラフに表した物ですが、2022年2月のピークは75%程度ですが、8月と2023年1月のピークは65%程度です(病床は1,000~850床、高度重症病床は51床)。
 このグラフからも、報道されるほどの医療逼迫が起きたとは思われません。

図10 京都府の病床使用率(2021年12月~2023年4月)

 コロナ蔓延による医療逼迫が超過死亡の要因だとするならば、図9の表でPCR陽性者数が一段落した2022年6月のコロナ感染死は567人に対し過去3年(2018年~2020年)平均死者数に対する超過死亡者数は9,443人であり、その差は8,876人です。
 コロナ感染死は567人であり、この15.6倍になる8,876人が医療逼迫で死ぬわけが無い
 京都府の6月は病床使用率は10%程度であり、高度重症病床使用率に至っては使用率ゼロです。
 図8の「コロナ感染死者数(B)」(空色の棒グラフ)と「過去3年(2018年~2020年)平均死者数に対する超過死者数から月別のコロナ感染死を引いた死者数 (A) -(B)」(ピンクの棒グラフ)を見比べて分かるとおり、京都府の病床使用率が30%を切る2022年4月~6月、10月、2023年2月~4月の期間に於いてさえ、コロナ感染死の数倍になる超過死亡を医療逼迫の一言で片づけるにはさすがにおかしい
 また、コロナ感染死の数倍になる超過死亡を「隠れコロナ死」や「コロナ関連死」で説明するのも無理があります。
 病院に入院するならば、確実にPCR検査を実施するだろうし、またコロナに感染すれば症状も出るだろうからPCR検査も実施されると思います。
 それらをすり抜ける例があったとしても、コロナ感染死の数倍になる超過死亡が「隠れコロナ死」によって起こるなどあり得ないことです。
 また、同様に「コロナ関連死」も病院で感染の症状が出れば、PCR検査されるであろうから、検査から1ヶ月~2ヶ月経過して亡くなってもコロナ感染死として報告されるでしょう
 現に、速報値と人口動態統計の確定値を比較すると、確定値は速報値より数百人~千数百人増えた数字が報告されています。
 これは、カルテにコロナ感染と記載があれば、別の死因で報告されていても、コロナ感染死として集計されるため確定値の数字が増えると思われます。

4.コロナ感染死と肺炎死

 2022年4月に、このnoteに「コロナが普通の風邪だとしたら人口動態統計の「肺炎」による死亡はどう変わるか」という表題で投稿しています。

 詳しくはそちらを見て欲しいのですが、データが古くなったので、再度簡潔に記載します。

 添付した図11は人口動態統計月報(概数)の「10200 肺炎」の死亡者数を月別に2016年から2022年まで纏めたものです。
 肺炎は過去5年平均に比べ2021年、2022年は23%ほど減少しています。

図11 10200 肺炎 全死者数

 次に添付した図12は人口動態統計月報(概数)の「22200 その他の特殊目的用コード」(コロナ死者)の死亡者数を月別に2020年から2022年まで纏めたものです。 

図12 22200 その他の特殊目的用コード」(COVIT19コロナ死者)

 もし、コロナが「22200 その他の特殊目的用コード」(コロナ死者)に分類されず、普通の風邪扱いなら、「原死因」には「風邪」の分類が無いので殆どが肺炎で亡くなるでしょうから、「肺炎」に分類されるのではないでしょうか。
 そうだと仮定して、「10200 肺炎」の集計に「22200 その他の特殊目的用コード」(コロナ死者)を足して集計し直してみました(図13

図13 10200 肺炎 + 22200 その他の特殊目的用コード(コロナ)死者総数

 その結果、2020年は78,445人+3,466人=81,911人になり、2021年は73,190人+16,771人=89,961人となり平年並み(過去5年平均)の「肺炎」死者数96,922人より少なくなります。
 2022年は74,002人+47,657人=121,659人と「肺炎」死者数を上回りますが、2016年の「肺炎」死者数119,206人とほぼ同程度です。
 この「10200 肺炎」+「22200 その他の特殊目的用コード」(コロナ死者)の合計死者数が過去5年平均の2倍や3倍になるなら恐ろしい伝染病になるかもしれませんが、「10200 肺炎」+「22200 その他の特殊目的用コード」(コロナ死者)の死者数が平年並みや、2016年と同程度ならば普通の風邪ではないでしょうか

 私たちは普通の風邪より少し強毒な新型コロナ」という風邪に名前が付けられることによって恐怖を煽られワクチン接種を煽られ、非常事態宣言、蔓延防止によって自粛生活を余儀なくされ、洗脳されてきたのではないでしょうか。

 「新型コロナ」という名前を付け「22200 その他の特殊目的用コード」を設けてPCR検査で「新型コロナ」として「10200 肺炎」から分離し、特別視して、且つ、「直接死因」が肺炎や他の死因であっても、PCR陽性者になって死亡すればすべて「原死因」(人口動態統計に使う死因)はコロナ死としてカウントされ、コロナ死を水増しされて、煽られて来たのではないでしょうか。

図14はエクモと人工呼吸器の使用数です。

図14 人工呼吸器とECMO(エクモ)の使用数

 人工呼吸器エクモも武漢株、アルファ株、デルタ株が主流だった2021年までは使用数が多くなっていますが、2022年になってオミクロン株になってからは、使用数がかなり減っています
 図12の「22200 その他の特殊目的用コード(コロナ死者)」から分かるとおり、2021年は16,771人のコロナ死者だったのに対し2022年は47,657人と3倍に増えたにもかかわらず人工呼吸器もエクモの使用数も減っているのです。
 2022年はコロナ死者が3倍に増えたにもかかわらず、人工呼吸器もエクモの使用数が減っているということは、2022年のコロナ死の3分の2以上は肺炎以外の「直接死因」で亡くなっていると推測されます。
 風邪ウィルスである新型コロナが「肺炎」以外の死因で大部分の方が亡くなるのはおかしいと思いませんか? 

 図13において「10200 肺炎死者総数」と「22200 その他の特殊目的用コード(コロナ)死者総数」を合計しましたが、2020年、2021年は「肺炎」で亡くなる方が多く、この集計の考察も意味があると思いますが、2022年は意味をなさなくなっています。

5.高齢者人口の増加が超過死者数の原因となるか

 「超過死亡が増加しているのは、高齢者が増加しているから」という人がいます。
 それでは高齢者の全死者に占める割合はどうなっているのでしょうか。

図15 2016年~2022年の月別死者数(65歳未満)・100万人当たりの死者数・死亡率推移
図16 2016年~2022年の月別死者数(65歳以上)・100万人当たりの死者数・死亡率推移

 図15・図16から分かるとおり、全死者の9割は65歳以上の高齢者です。
 高齢者の人口も増えていますので、死者数も増えていますが、その増え方が異常なのです。
 高齢者が増えたから超過死亡が多くなっている訳ではありません。
 ワクチン接種が始まった2021年から死亡率が増加に転じています
 6月23日に厚生労働省の人口動態統計月報(概数)の2022年12月分が公表されました。
 この12月の月報の他に年報も公表されました。
 ここで公表された死亡率を元に2014年~2022年の死亡率を5歳刻みの年齢区分による死亡率推移をグラフにしました。

図17 死亡率 総数・50歳~74歳(5歳刻み)
図18 死亡率 75歳~99歳(5歳刻み)・100歳以上
図19 0歳~49歳(5歳刻み)


 図17~図19の公表された死亡率は10万人当たり何人亡くなったというデータです。  
 図から分かるとおり、高齢者の年齢層では減少傾向にあった死亡率がワクチン接種が始まった2021年から増加に転じています
 2021年、2022年の超過死亡は高齢者人口が増えたからと言う方がいますが、高齢者が増えたから死亡率が増えたとは言えません。
 死亡率人口増加以外の他の要因(災害や病気、食物汚染、環境汚染、薬害、ワクチン接種)でしか変動しないでしょう。

図20 住民基本台帳に基づく総人口・65歳未満人口・65歳以上人口(2015年~2022年)(但し2023年1月1日の人口は総務省統計局の人口推計を利用)

 図20は総人口・65歳未満人口・65歳以上人口の推移です
人口増加で死亡率が上昇するなら、高齢者人口が増加していた数年前から増加していないとおかしい事になりますし、それならば、なぜ、2020年まで高齢者の死亡率が減少していたものが、ワクチン接種が始まった2021年から突然、死亡率が上昇に転じたのか
 ましてや最近は高齢者の人口増加割合は減少に転じています
 前出のとおりコロナ感染死者数も「過去3年(2018年~2020年)平均死者数に対する超過死亡者数」の3分の1程度ですので、これだけで死亡率を上げたとは言えません
 ワクチン接種を繰り返す度に、超過死者数のベースが上がっていることから、高齢者の死亡率の上昇はワクチン以外に考えられません。

 なお、図17の総数(全死者数)の死亡率が上昇し続けているのは、死者の9割を占める65歳以上の高齢者人口が増加して死者数も増加しているのに、65歳未満の人口が減少していて、日本の人口自体が減少している結果です。
 また、100歳以上の区切りも人間長生きしても120歳が限度と言われていますから、この100歳以上の区切りも死亡率は増加し続けています。

6.コロナ感染死者数にワクチン死が含まれている疑い

 図12 「22200 その他の特殊目的用コード」(COVIT19コロナ死者)」からも分かるとおり、2022年2月・8月・12月にコロナ感染死が急増しています。
 これは、ワクチン接種によって逆に感染し易くなることが指摘されていて図8の月別ワクチン接種回数のグラフと並べたPCR陽性者数のグラフの山が一致しています。
 コロナ感染が蔓延するとコロナ感染死も増加する訳ですが、図12でわかるように、2月の6波、8月の7波、12月の8波と死者数が増加してきています。
 2022年に入ってからオミクロン株が蔓延している訳ですが、オミクロン株の致死率(死亡率)を区間を区切って調べて見ました。

図21 PCR陽性者数とコロナ感染死者数及び死亡率・ワクチン接種回数


 図21に「PCR陽性者数とコロナ感染死者数及び死亡率・ワクチン接種回数」という表を添付しましたが、コロナ感染死亡率同じオミクロン株なら、ほぼ同じ死亡率になると思います。
 ところが、ワクチン接種時期に死亡率が上昇しています。
 これはワクチンを接種すると抗体依存性感染増強で感染しやすくなって感染したところに、ワクチンの毒性によって死亡した人(ワクチン死)が相当数含まれるため、死亡率が上昇したと考えられないでしょうか。
 前出のように全死者の9割は65歳以上の高齢者が占めており、これらの人々の大半は基礎疾患持ちであり、中には体力が衰えた高齢者もいたでしょう。
 ワクチン接種で基礎疾患の悪化からの死亡、体力が衰えた高齢者がワクチンによる血栓形成により内臓の機能低下で老衰死とされた方も相当数いたのではないでしょうか。
 100万人単位での大集団でのPCR陽性者数における死亡率は、感染から死亡までの日数が平均10日前後とするならば、3~4ヶ月単位で計算しても、同じ病原体ならほぼ変わらないと思います。
 しかし、表から分かるとおり死亡率が2倍から3倍以上の差が出ると言うことは、コロナ感染死以外にワクチン死が含まれているため死亡率が変動していると考えられないでしょうか。
 (1ヶ月単位での死亡率も出していますが、感染から死亡までの日数が平均10日前後とすると、誤差が大きくなるので、傾向の目安として見てください)
 また、その死亡率も上昇してきているのは、ワクチンの毒性が長期に亘り継続し、打てば打つほど毒性が強まってきているため、死にやすくなっていると表から読めないでしょうか。
 このことに関しては以下のnoteで2022年12月14日付けで「コロナ感染死者数とそれに含まれる疑いのあるワクチン死者数の考察」という表題で指摘しています。


7.超過死亡は医療逼迫と「隠れコロナ死」「コロナ関連死」で本当に説明が可能か?

 未だに超過死亡は新型コロナの蔓延とそれによる医療逼迫で説明が可能という人がいます。
 コロナ感染による死者は公表されており(図12)、超過死亡の3分の1程度です。
 人口動態統計月報(概数)が毎月5歳刻みの年齢区分でコロナ以外のすべての死因(135区分の死因)も公表されており、超過死亡の内3分の2はコロナ以外の別の死因です。
 この下記のnoteに「死亡原因別統計の超過死亡の多い項目(2022年1月~12月)」という題目で投稿していますが、その中のEXCELをダウンロードすれば、詳しいデータを見ることが出来ます。


図22 100万人あたりの死者数及びその過去5年(2014年~2018年)平均に対する 増減率、2019年・2021年死者数実数 №1
図23 100万人あたりの死者数及びその過去5年(2014年~2018年)平均に対する 増減率、2019年・2021年死者数実数 №2
図24 100万人あたりの死者数及びその過去5年(2014年~2018年)平均に対する 増減率、2019年・2021年死者数実数 №3

①医療逼迫が全国各地で本当に起きていたのでしょうか?

 本当に医療逼迫が全国各地で起きていたならば、ほぼ全部の死因でコロナ感染死の約2倍の超過死者が発生し、また同じ診療科で受け持つ疾病の死因の超過死亡が死因毎に同程度起きるはずです
 ところが、増加した死因もあれば減少した死因もあります
「01000  感染症及び寄生虫症」では「01100  腸管感染症」「01200 結核」「01400 ウィルス性肝炎」で減少、「01300 敗血症」で増加、「01600  その他の感染症及び寄生虫症」は大幅な増加になっています。
 医療逼迫が起きているのに、何故、こんなに死亡に差がでるのか

 同じ診療科ならば、その診療科で受け持つ疾病の死因は一律に死亡率が上昇しなければおかしい事になります

図25 09202 急性心筋梗塞 総死者数
図26 09207 心不全 総死者数

 例えば、心疾患ならば「09207 心不全」と「 09202 急性心筋梗塞 」の死因は同じ診療科にかかるはずですが、 この期間、「09207 心不全」は死者数が大幅に増加しているのに対し「 09202 急性心筋梗塞 」は 微増です。
 医療逼迫で超過死亡が増加するならば、同じ診療科で受け持つことになる、この両方の死因の死者数が共に増加していないとおかしいことになります
 一つの病院なら、こういうことがあるかもしれませんが、全国の集計がこうなるということは医療逼迫では説明がつかない別の事が起きているということです。
 そのほかに、「09300 脳血管疾患」に含まれる4つの死因のうち「09304 その他の脳血管疾患」が他の3つの死因に比べて超過死亡が突出しているが、医療逼迫で説明できるのか。
 「10000 呼吸器系の疾患」で大幅に超過死亡が減少している死因もあれば、逆に大幅に増加している死因があるが医療逼迫でどう説明するのか。
 「11000 消化器系の疾患」において「11100 胃潰瘍及び十二指腸潰瘍」以外は大幅に超過死亡が増加しているが、医療逼迫でどう説明するのか。 

 
 心疾患の「09207 心不全」と「 09202 急性心筋梗塞に関しソーシャルメディアである人に指摘すると、次のような返事が来ました。

心不全で亡くなる方は急性心筋梗塞で亡くなる方の3倍近くいます
そのため医療逼迫の影響は心不全の方が大きく受けると思われます。
グラフは2019年を基準とした両疾患の20年1月~22年11月までの同月の増減です。
2020年12月は重症患者急増で大阪府は医療非常事態宣言を出すなど 全国蔓延の22年2・3月、8月は心不全は特に死者数が急増しています。
 超過死亡はコロナ蔓延時の医療逼迫の影響を受けていませんか?

 インフルの時も超過死亡からインフル関連死が3倍くらいあると言われましたね。

図27 提示されたグラフ1


図28 提示されたグラフ2

 「毎月の「人口動態統計月報」からの死者数とコロナ死者数の対比のグラフです。
18年、19年のデータから大きく離れた所が超過死亡。
 これを見たら、超過死亡はコロナ死者数に強く相関していますね。
 インフルの場合、関連死による超過死亡は3~4倍ありました。
 コロナの場合も関連死も含めると超過死亡の原因は新型コロナだと説明できますよね。

という内容です

 この返答に関して
 心不全と急性心筋梗塞について「医療逼迫の影響は心不全の方が大きく受けると思われます」というのは意味不明。
 
心不全で亡くなる方は急性心筋梗塞で亡くなる方の3倍近くいるというならば、図27のグラフの医療逼迫で亡くなるその差は3倍程度にならないとおかしいと思います
 図27のグラフに於いて、2022年2月の2019年と比較した増減死者数の差は心不全1,728人急性心筋梗塞27人その差は64倍です。
 2022年5月・6月感染が落ち着いて、医療逼迫が起きていない時でも10倍以上の差があります。

 ②「コロナ関連死」で超過死亡が説明出来るか

インフルの場合、関連死による超過死亡は3~4倍ありました。
 コロナの場合も関連死も含めると超過死亡の原因は新型コロナだと説明できます
」として「コロナ関連死」にも言及しています。
 上記で図8の説明に関しで以下のように書きました。

 「コロナ蔓延による医療逼迫が超過死亡の要因だとするならば、図9の表でPCR陽性者数が一段落した2022年6月のコロナ感染死は567人に対し過去3年(2018年~2020年)平均死者数に対する超過死亡者数は9,443人であり、その差は8,876人です。
 コロナ感染死は567人であり、この15.6倍になる8,876人が医療逼迫で死ぬ訳がない。」

 これは「インフルの場合、関連死による超過死亡は3~4倍という数字があるならば、感染が一段落した2022年6月コロナ感染死は567人であり、この15.6倍になる8,876人が「コロナ関連死」で死ぬ訳がないとも言えるのではないでしょうか。
 更に言うならば、コロナ関連死で15.6倍も死ぬならば、遅発性の毒性がコロナウィルスにあるということであり、mRNAワクチンはコロナウィルスのスパイクタンパク質を大量に体内で作り全身にばら撒いていることから、mRNAワクチン自体が危険なものであることを証明している事になるのではないでしょうか。

③医療逼迫のニュースが流れない2023年2月~4月の超過死亡

 また、医療逼迫が騒がれたのは2022年でしたが、2023年は医療逼迫のニュースはありません。
 しかし、図8のとおり2023年に入っても過去3年(2018年~2020年)平均に比べ毎月1万人前後の超過死亡が発生しています
 PCR陽性者は、2022年12月は442万人、2023年1月は330万人、2月は67万人、3月は25万人、4月は27万人12月・1月の蔓延期の10分の1以下に減少しているのに、何故、超過死亡が1万人前後発生し続けているのか
 医療逼迫では説明が付かないでしょう。

8.コロナの毒性による超過死亡

 コロナウィルスの毒性による「コロナ関連死」で超過死亡が発生するならば、ワクチンのmRNAで作られるスパイクタンパク質の方がよっぽど大量に作られて毒性があるのではないでしょうか。
 風邪であれば普通は1~2週間で熱も下がり治りますが、mRNAワクチンはこれ以上の期間スパイクタンパク質を作り続けることからコロナウィルスの毒性を理由とするならば、mRNAワクチンの方がよっぽど影響が大きいのではないでしょうか。
 mRNAコロナワクチンについては、スパイクタンパク質による血栓形成自己免疫疾患、Treg細胞による自然免疫抑制LNP脂質ナノ粒子によるアジュバント活性ADE(抗体依存性感染増強)、炎症誘導性が無くウィルスを排除出来ないIgG4抗体の増加など色々な毒性、危険性が指摘されています
 超過死亡のデータ分析に加えて、上記に述べた毒性を自分で調べる事により、この超過死亡がmRNAワクチンが原因とますます確信する様になると思います。

このnoteに
『「ファイザーの機能獲得実験について」村上康文東京理科大学名誉教授が解説!対談文字起こし 監修:村上康文先生 協力:チーム華』
という表題の対談の文字起こしを載せてあります。
 mRNAワクチンの危険性を対談で話された内容を文字起こししてPDFにしてありますので、参考にしてください。


9.危険を察知する考え方

 下の絵はKYT(危険予知訓練)の訓練シートです。

 工場などでは、この絵を見て何が危険か意見を出し合って災害防止に努めます。
 これにより何が危険か、どこが危険か危険を察知し、予知する訓練を行います。
 私たちは政府によってワクチン接種を推奨されていますが、これまでここで述べたとおり、超過死亡の分析死因別の死亡推移を分析することによってワクチンの危険性を認識できると思います

 ワクチン自体の作用メカニズムによる害は、内外の研究者により色々な論文が出されており、ワクチンの危険性を訴えています
 
 超過死亡の分析は状況証拠であり、ワクチン自体の害を証明するものではありませんが、この危険予知訓練のように危険を予知する上では役立つものと思っています
 医師や研究者海外の情報色々な情報を集め総合的に検証し、危険を予知し、自分や家族の命を守っていこうではありませんか


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