見出し画像

世の中

何が正しいのかわからない

こういった情報提供の記事は読んでいて考えさせてくれる良い記事だなと感じます。
大げさな表現ではありませんが、学者側の主張に偏った文章で、読み手によって(読み手の読解力かな?)は、水素は良くないのか・・・と印象をあたえる内容になっているのかなと思う。

要約すると。

トヨタの燃料電池車「ミライ」がパリ五輪の公式車両に採用されたが、学者や技術者120人が撤回を求める公開書簡を発表。
理由は、水素のほとんどが化石燃料から製造されているため、実質的には電気自動車(EV)よりも環境に悪影響があると主張。
パリ五輪は「史上最もグリーンな大会」を目指しているが、書簡では公式車両をミライからバッテリー電気自動車(BEV)に変更するよう求めている​

と、いうようなもの。

このような記事が何を主として書かれているか、正解を導くことはできないけど、自分なりに断定することはできるかな?

学者や技術者の懸念の詳細な説明

学者や技術者が「ミライ」をパリ五輪の公式車両として採用することに反対する理由として、現在の水素生産の大部分が化石燃料に依存しており、結果としてCO2排出量が多いことが強調されている。
具体的なデータと引用
水素生産におけるCO2排出量の具体的なデータや、化石燃料由来の水素の環境影響についての引用が含まれており、学者側の主張の根拠が詳しく説明されている。
環境目標との整合性
パリ五輪が「史上最もグリーンな大会」を目指しているという背景に触れ、その目標に対してミライがどのように矛盾するかを説明しています。
この点も学者側の主張を強調している。

一方、トヨタの反論や取り組みについては詳細に記載されておらず、トヨタが行っている再生可能エネルギーを使用したクリーンな水素生産の努力や、ミライの環境への貢献についての情報はあまり強調されていない。

もちろんトヨタもだまっているわけではない。
トヨタの反論は
クリーンな水素の推進
再生可能エネルギーから水素を製造する技術の開発に力を入れており、これにより水素の製造過程でのCO2排出量を大幅に削減することが可能としています。例えば、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを用いて電気分解で水素を生成する方法を進めている。
全体的な環境貢献
水素燃料電池車が排出するのは水のみであり、走行中に有害物質を排出しないことを強調しています。
また、新しいミライは空気を取り込み、フィルターで浄化してから放出することで、走行中に空気をきれいにする機能も備えているという。
長期的なビジョンとインフラの整備
長期的に見て水素経済を実現するためのインフラ整備と技術革新を進めており、世界中で水素ステーションの設置や、商業用および産業用の水素燃料電池システムの開発に取り組んでいる
電気自動車との比較
電気自動車(BEV)も重要視しているが、水素燃料電池車は短時間での燃料補給が可能であり、長距離走行にも適しているとしている。
また、バッテリーの生産や廃棄に伴う環境負荷も考慮し、FCVとBEVの双方の利点を活かした総合的なアプローチを採用している。

などなど、ちょっと調べると出てくる情報(という希望かもしれないけど)
トヨタ自動車株式会社のニュースルームなどを読んでみるといいかも。

というわけで、ちょっとした記事でも、なんとなくでも、どっちかに向かせようとしてる様子がうかがえる・・・感じ。
この手の記事ではトヨタ側の反論やデータ(evidence?)などを掲載することもない。触れることもない。
結果、平等に扱っていないことが多いなと感じます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?