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最近買って「高いなあ」と思ったもの

「自分へのご褒美」という言い方が嫌いなのですが(黙って買えと思う)、とはいえ日々生きていて小休止というか給水ポイントというか、「ここまでは頑張ろう」「ここやり切ったら息抜きしよう」みたいな切替になる何かは必要です。

最近は多方面への興味関心が薄れていて、よくある「コンビニスイーツを食べる」とか「未消化のドラマを観る」とか「バスソルトを入れたお風呂でくつろぐ」とかに「頑張ったからやろう」というほどの魅力を感じません。
それなりに頑張ったよね、疲れたよね自分、という時に、適切なご褒美を用意できないというのは、死ぬほど辛いことではないにせよ事象に区切りがつかないというか、もっと端的に言うと「頑張り甲斐がない」です。


そこで無理矢理にでも自分の活動に対して自分で報酬を用意しようとするのですが、いや〜高いな、と思ったものを羅列します。
自分への報酬は、生活必需品であってはいけない、贅沢品でなければ意味がない、贅沢品の値段に文句を言ってはいけない、という理解でありながら、やっぱ高いな。と思った次第です。


・花

自分のために花を買うということをしたことがありませんでした。
人から貰うものなら花が筆頭で嬉しいのですが、だから「花は特別な時に」「人から貰うもの」「日用品ではない」と思っていましたが、思い込みだなと考え直してピンクのチューリップを買いに行きました。一番好きだからです。
13本で4,950円。たっか~~。
@330円×10本と、@550円×3本 です。
2本で300円くらいのチューリップもあったけど、可愛いと思う色の花は高価でした。
でも高いだけあるよ。とても可憐で眼福です。
花、特にチューリップを見ていると、神の造形だなと思えます。
昔貰った時の印象よりシナ・・・っとへたれてこなくて毎日凛々しいです。10日くらいは持つかと。1日495円か。たっかーー。
岡崎京子の「pink」でユミちゃんがピンクのお花を買って「お金でこんなキレイなもんが買えるんならあたしはいくらでも働くんだ」というシーンが頭の中にあったかもしれません。


・海外雑誌

VANITY FAIRという雑誌の、年に1回のハリウッド特集です。
全然知識はないのですが、好きな俳優がピックアップされているので、現地アメリカでの発売日から欲しいなとは思っていたのですが、日本の媒体で販売しているサイトがなかったので(今ならAmazonで売っているかも)、アメリカAmazonで買いました。
雑誌本体の値段が10ドル、送料や税関手数料などが掛かって全部で27ドル強。
日本円で4,000円強です。ドルたっか!円やっす!!
失念していましたが海外の雑誌って日本のタウン誌程度の紙で刷られているのでペラ・・・っとしているのでよりたっかーーと感じました。保存上不安なので防水フィルムで保護加工しました。
特集という割には広告が大多数で(海外誌ってそんなモンか)好きな俳優の初出カットだーというのもなかったのですが(全部インスタで見られます)、本として手元に欲しかったし、海外サイトから英語で注文してみたいなと思っていたので楽しかったです。ちゃんと届いた!みたいな達成感。
1ドル100円くらいだった認識を改められたのも良かったです。


・貯金箱

ポーラーベアバンク(しろくま貯金箱、で良いのかな)というやつ。おしゃれな人の家には大体あるとインスタかアメブロかで聞き知って、ミーハー心で欲しくなり買いました。
幸いクソ田舎のちょっとおしゃれな雑貨屋に置いてあったので送料を気にせず現物を買えて嬉しかったです。ネットでポチるのとは違う満足感がありました。
お値段2,890円。これは・・・高い、かも。
新しい財布を買う時にも同じことを考えますが、それを買うお金を貯金してはどうか?という貧乏根性が顕著に表れます。
写真で見ると焼き物?陶器っぽい?ずっしりしてそう?と思うのですが、実物はプラスチック製でおもちゃっぽいチープさがあるので、1,300円くらいが適正価格ではないか?と感じます。
でもこの無垢な顔が好きです。中を開ける鍵が付いているので、その鍵を「ポーラーベアバンク ガチャガチャ キーホルダー」に付けて保管しておくのも何とも言えず可愛いです。
プラスチック製なのも、買い物袋を子供に持たせていたところ、案の定ボテッと落として「おっとっと〜」とか言っている子供を「おっとっとじゃない!!」と責めずに済んで良かったと思います。
小銭貯金でとても2890円も貯まるとは思いませんが、後悔のない買い物でした。


たかだか4桁の買い物で高いだの原価だの言ってしまうのに、高級品を買う度胸はなく消え物が大好きという自分に適切なご褒美をあげつつ、細く長く満足して生きていきたいです。


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