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#44 母の日に思う

こんにちは。
今週、14日は『母の日』ですね。
毎年恒例、実母と義理の母に向けてのプレゼント選びの最中にふと
子どもの頃を思い出しました。

私が小学生5年生の頃のことです。
母に初めてカーネーションの生花をプレゼントしました。
私の住んでいたのは小さな町で、花屋さんはありませんでした。
スーパーの入り口に少しだけ生花が用意してあり、普段は仏壇用の花束が揃えられているのですが、母の日近くになるとカーネーションの花束も売っていました。そこで学校帰りに小さな花束を買いました。
赤いカーネーション一本とカスミソウがまとめられているものでした。
母にあげた時のちょっとくすぐったいような気持ちを覚えています。
母は私に何か言葉をくれた気がしますが、これは覚えていません。
恥ずかしくてすぐにその場を離れてしまったような気もします。


親になって10年になります。

母となってからの思い出は子が幼稚園の頃の事。
園の行事で母の日のプレゼントを用意してくれていました。
私の似顔絵を描いて、そこに「ありがとう」と書かれたものです。
幼稚園に通っている間、毎年用意してもらっていたので通算3枚あります。
でももらえて「ありがたいな」という気持ちより、「顔の絵を描けるくらいに成長したな」という子どもの成長を喜ぶ日という位置づけです。

小学生になって以降、母の日は通常の日曜日になりました。
それでいいと思っていました。

ですが、今年初めて
「子よ、母の日に何かしてくれまいか…。」と思いました。


誰かに感謝をする気持ちってどうやって身に付けていくのでしょうか。

私の場合、家は兼業農家で母は朝から晩までずっと働いている印象でした。当時漫画の「ちびまる子ちゃん」やアニメ「サザエさん」の中で「母の日」エピソードが放送されていたりして、子ども心に「いつかお金が自由に使えるようになったらカーネーションを送ってあげたい。」という気持ちが沸いていました。
「ありがとう」は「有り難い」だから、あることが稀なものに感じる気持ちで、私の母の場合は私と一緒に過ごす時間が少なかった、だから私はありがたく思っていたのかもしれません。

そう考えると私は子といる時間が長いです。おそらく「レア」じゃないのでしょう。有り難し、からは遠いのです。

いやいや、子に「感謝しろ」と代償を求めるものではないですよね。
『無償の愛』とか言われるし…。

感謝してほしいと思う私、疲れているのでしょうか(笑)。
余裕がなくて、子に悪態ついたりしてますもんね。
とほほ。

ではでは。

お読みくださりありがとうございます。


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