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できないくせにゲーム作れたら良いのに

今更身の程知らずな自分(以下クレイジーのc)「そうだ、ゲーム作って人生を変えよう!」
人生にちょっと絶望感じる自分(以下ディスペアのd)「どうやって?なんのスキルもコミュ力も知識も根性もないだろう?」
c「なんか一部でも貢献できる要素があればどっかで採用して貰えないかな」
d「甘い、甘すぎる。そんな他人任せで何ができるの?憧れてるゲームとかどうやって作られたか知ってるだろう?」
c「どれも大体一人で作ってたね、確かに甘いと言われるのも分かるな。よし今から全部一人で作ろう」
d「一応聞くがどのくらいの規模でどんな感じで作りたいの?」
(思ったのと性格違う対話になってしまうが名前とか変えない)
c「そうですね、3dで双方が弾幕打ち合う空中戦で」
d「その時点でやばくないか?」
c「世の中にはゲームエンジンとか言うものが存在するらしくそれを使えばきっと僕でもつくれる、はず」
d「甘、甘いよ。僕らにそんな高度なツールが使いこなせると思ってるのか?」
c「別に使い尽くす必要ないよ、使うとこだけやればよし」
d「そもそも3dの弾幕って数打ちまくったら物理演算が無理なのでは?」
c「最新のスペックなら問題無い」
d「いや開発環境に今そんな金出せるわけないだろ?それに実際のところどうかはぐぐれって怒られるだろ」
c「誰に怒られるのさ?もう怒ってくれる人など居ないのです」
d「悪かった」
c「ともかく、三次元の空中弾幕戦は作るよ」
d「それは無理だと思うがな」
c「なぜ?」
d「仮にその問題がクリアできても、類似してるゲームそれだけだと既にあるだろう?」
c「細かい相違は用意してるって。自分で弾幕打てる所がポイントで、アルファベットに予め設定した弾幕を対応させて対戦時に発動させると言う」
d「いやめちゃくちゃデバッグ大変なやつやろ?多分?」
c「人工知能でチェックできひんのん?」
d「またそれはハードルが上がるって」

c「で、必要なことがまた増えるけど、3次元の空中移動をストレスなく行うにはコントローラも自作しないと」
d「本気ですか?いや正気かと言うべきだ」
c「失礼な。とりあえずオイラー角でも四元数でも入力して角度を変更できるような入力を」
d「えっと、平行移動には前後左右上下、回転には少なくても3かけ正負の6で12のキーが使えると便利か」
c「そうそうそんな感じ、でもキューブの真ん中押すとか直感的で良いよね」
d「いやそもそもどうやって試作品とか作るの?3dプリンタとか買えへんで?どこに置くん?」
c「そこはおいおい引っ越しとか」
d「ハードルが上がり続けるね」
c「まあその内なんとかなるだろう」
d「楽天的すぎるというか」
c「で、回転の方は天文学で使うような模型を実際に動かして入力する感じで」
d「聞いててふと思ったが、ワイヤレスなのか?」
c「うーん、そこは難しいところで、どういう形にしたら良いか検討してるのです、絡むのはね」
d「コードが」
c「既存のVR機器とか使えないかなー?どうやって操作して移動してるのか?」
d「両手に持つ系なら魔改造デザイン考えやすいかな」
c「そうですね、親指でボール転がして、人差し指と中指も押す系でなくボールにすれば、上手い配置ができれば三次元の移動にベターにできるかも。でもせっかくなので完全オリジナルも」
d「時間は有限やで」
c「そうだった」

d「一番のネックが何かわかってるのかいな?」
c「ナンスカネ」
d「お前さんの凄まじい飽き性だ。もう既にちょっと面倒くさくなってるだろう?」
c「ソンナコトナイデスヨー」
d「世間的に発表して逃げるのなんていうか知ってるだろう?それを言われたくないから僕が尻拭いするのや、少しは気合い持たせてや」
c「まあせっかくアイデアは少しずつ溜めてるしそのうち」
d「そのうちなど死んでも来ないっすよ」
c「生きてる内にやらないと、ですか?」
d「まあ君が良いと言うのなら僕はなんも言わんようにしたいけど」
c「……いやちょっとその気になるじゃないですか」
d「で?そのゲームのウリは何ですか?」
c「某弾幕ゲームが時々ストーリー重視のあまり弾幕によるアイデンティティを蔑ろにしてる感じがあって、こうなったら弾幕による自己表現を大事にするSNSみたいな対戦ゲームを作ったろ思いまして」
d「ウリは語ってないと思うよそれは。作った経緯とかストーリーはいらんのちゃいますか?」
c「いやじゃあどう言えと」
d「そうやね、今のキーワードからやと、『弾幕で自己表現できる三次元の対戦ゲーム』みたいにまとめると良い感じかな?」
c「おおすごい」
d「さっきの話からも補うと大体そんな感じじゃないか?」
c「でも細かいこと言うと、ウリというか一言で説明するとに変わってない?」
d「細かいよ君」

d「ところで、コントローラを両手に持ってキーボード使うの?VRそのものでは実装難しくないか?」
c「左手にキューブ、右手に天球儀、真ん中にキーボードなら、PCゲームが今の技術的にストレスなくできるレベルかな」
d「ちゃっかりオリジナル出してきて。あと、プレイヤーにめちゃくちゃ高度なこと要求して、作者が下手だと笑われないか?理論上アルファベット全部に当てはめた弾幕を自分で射出ってことだろ?パターン作るにしても高度では?」
c「別に良いよ。プレイヤーはmで製作者はsなので立場が違う。つまり製作者の方が上とか下とかなくて、そういう設定というか、例えば作者がサジを自分で投げるステージを容易くクリアしてくるプレイヤーを見てゾクゾクするのがこうゲーム制作の醍醐味というか」
d「なんか変な感性に触れてしまった、というか一作も作ったことないのになんでそんな感覚をまことしやかにさ」

次回予告
なんの説明もなく多重人格な作者。フィクションなのか実話なのか?
そして本気でゲーム作る気があるのか?
何考えてるのだろうか?
果たして次回はあるのか?次回できないくせにゲーム作れたら良いのにと、第二話、挫折あるいは新たなる好機、多分万一続いてもタイトルは変わるだろう。期待するな、待つな。

d「いや唐突に切りすぎだ」
c「まだ自弾被弾について検討してない」

とにかく終わりです!完!

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