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残すものは何もない ザボン漬け

今は晩白柚やパール柑など蜜柑が旬です。
12月に収穫して寝かせておくと、丁度今頃が美味しく食べられます。

冷蔵庫がない昔は、土を掘って、藁を敷いてみかんを入れ、また藁をかけて土を被せて保存したそうです。

私も一度だけそうやって保存しておいた蜜柑を食べたことがあります。

確か6月ごろ、

5月に亡くなった父が12月にそうやって保存しろと言われて、保存しておいた蜜柑

味は忘れたけれど、心がキュンとなる思い出です。

さて、晩白柚のザボン漬け

これは蜜柑の厚い白いワタみたいな部分を使ったお菓子です。

蜜柑の皮を剥きます。

外側の硬い黄色の部分は薄く剥きます。削る人もいますよ。

適当に切ったら、水につけてゆがきます。30分くらいかな

ワタが透き通ったら火を止めます

水につけて一晩起きます

次の日じゅううーっというくらい絞ったら、鍋に砂糖を入れて煮ます。一個につき300グラムくらいかなあ

キツく絞りすぎては良くないみたい。

砂糖と一緒に火にかけてもっちりしたら、火を止めます。で写真のように干します。
多分一週間かな?
最後に砂糖をまぶして出来上がり

こういうお菓子を作っていると昔の人ってなんてすごいと思うのです。

蜜柑の実だけでなく皮もワタも粗末にしない

干し柿の皮も漬物に入れて甘くするんですよ!

ちょっと苦味があってコーヒーにも合います。

ご先祖様ありがとうっていうお菓子です。

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