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海外渡航、いよいよ中学入学!


海外にきて、1か月が経ちました

日本を出て、海外での生活をスタートしてから今日で1か月。
こちらの学校は長い春休み期間で、渡航してからほぼ1か月間は、自宅や自宅周辺で娘たちと過ごしながら、生活に慣れる期間を過ごしていました。

ビーチでのんびり、おいしい料理をいただく週末。幸せ。

日本人が集まるコンドミニアムに住んでいるのですが、入居翌日からたくさんの子どもたちが遊びに来てくれました。
迎え入れてくれる皆さんの温かさに親子共に癒され、友達ができるか心配していた娘たちも、すぐに馴染むことができました。
「新しい家族や友達を歓迎する」。日本を離れて暮らす駐在家庭の間で受け継がれてきている優しい文化を感じ、なんて素敵なつながりだろうと感激しています。

また、心配していた食事は、まったく問題なしー!!
聞いていた以上に日本食にあふれた国で、我が家の食卓はここが海外と忘れてしまうほどに日本食です(笑)

「休む」から「とりあえずやってみる」という思考へ

順調に海外生活はスタート。
そして、いよいよ今日から、小学2年生から不登校だったアエラの中学生活も始まりました。

「環境を一新して学校に行きたい」というアエラ自身の決意もあって渡航してきてはいるものの、約5年ぶりに朝登校をして、教室に入り、一斉授業を受ける…という久しぶりの環境に緊張のあまり、昨晩からずっと体調最悪…。めまいがする、気持ちが悪い、、と言っていました。

それでも朝いつも通り起床し、いつも通り朝食を完食して、制服に着替え、送迎バスに自身で乗り込みました。アエラには、そういう強さがある、と改めて思いながら、(つらくなったら、いつでも早退しておいで。)という気持ちで送りだしました。

我が家では、これまで体に不調が出るときは、「休む」ことを選択していました。しかし、今は「とりあえずやってみる」という思考に変えています。アエラ本人も、そして私自身も「休む」という言葉を出すことについて、ぐっとこらえました。

初めて、「後悔」という言葉が頭に浮かんだ

この地に来てから今日、この日を迎えるまでに色々な葛藤がありました。
学校に行かない選択をしてから、これがアエラの学び方と言えるようにやっていこう…と家族で進んできたつもりでしたが、「これまで選択してきたことが、本当にアエラにとってよかったのだろうか…」という気持ちになっていたのです。

そんな気持ちになったきっかけは、学校の入学説明会。
中学生になると、「自己管理が求められる機会が増えること」、「進学に関わる評価も明確になること」、という現実を改めて実感しました。
(我が家は日本人学校を選択しました。学校の先生方は、とてもおおらかで、温かく、様々な心遣いをいただいています。)

「学校が苦手」「勉強方法がみんなと違う」ことを前提に、物的・精神的にサポートをしてもらっていたアエラにとって、踏ん張りどころとなりそうだと感じたのです。

「やってみた結果できなくても、いいんだよ」と大人たちは思っているけれど、それをアエラ本人が受け入れられるのか?
小学校の間に、教室に入ってみる時間を増やしておけばよかったのでは…?教科教育の経験の凸凹が、アエラを苦しめるのでは…?

私自身にそんな気持ちがあふれ出してしまいました。

「解決策を見つける」のではなく、「創っていく」

そんな中で、娘と隣町の乗馬クラブへレッスンに行ってきました。(幸運なことに、海外でもレッスンを受けるクラブに入ることができました。)
レッスンはすべて英語。教科教育としての英語は受けた経験もなく、支援教室で少しだけ英語に触れてきただけの彼女にとって、緊張の時間だったことでしょう。
それでも1時間、しっかりと乗馬のレッスンを受けることができました。

これまで彼女が「馬と過ごしてきた時間」はかけがえのないもので、「後悔」すべきものではない、これからもきっと彼女を支え続けてくれるもの。彼女の姿を見て、後悔しなくても大丈夫!と、そう思えました。

馬がいるから頑張れる!とレッスンに参加しています
馬の手入れは、日本も海外も同じ。

不登校になったばかりの頃、解決策を見つけたい!と焦っていた時期を思い出しました。と同時に、5年間かけて彼女自身が学び方を「創ってきた」のだと思い直しました。
「情報」という選択肢は私たち親が提供しつつも、自分で選択して実行してきたのは、誰でもないアエラです。

この地で、彼女の学び方をつくっていくことはまだ始まったばかり。色々な気持ちとアエラが向き合う機会は、これからまだまだ続いていくかと思います。それに、たくさんの素敵な出会いもこれからきっといっぱいあるはず。
感じたことや、経験したことを大切にしながら、ゆっくりと進んでいきたいと思います。


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