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7.「薬師丸ひろ子」コンサートに行きたい!Vol.1

 16歳の私は、部屋のベットに横になり、天井にある2段になった丸い蛍光灯の光をジッと見つめている。1個は蛍光色で、もう一つは昼光色?なぜ色が違うのか?疑問に感じていたが、解決する方法はなかった。
 6畳間ほどの部屋には、勉強机に、万年布団、使い古しのオーディオ、やたらデカイスピーカーに14型のブラウン管のテレビが、きちんと置かれていた。壁には、大判のポスターが3枚「薬師丸ひろ子」のレコードジャケットのポスターだ。
 初めて彼女を知ったのは、映画「セーラー服と機関銃」だった。普通の女子高校生が、ヤクザの組長になるという物語。斬新な設定と薬師丸ひろ子のかわいく、セクシーな演技に多くの視聴者は魅了しただろう。私もその中の一人だった。映画は劇場で3回ほど、VHFで数えきれないほど視聴した。その後まもなく、沖縄を舞台にした映画「メイン・テーマ」が上映された。私は、中部の高校に通う学生だった。家から学校まで県道を直線で約30分かけて登校していた。その通りに、バス停が3つあった。その中の1つが「メイン・テーマ」のロケ地だった。下校中、そのバス停あたりを通った時、人が多く何やら機材を持った人たちがいたのを覚えている。その時は気づかなかったが、のちに映画が公開されたとき、そのバス停とわかり、あの時!あの場所に(薬師丸ひろ子)がいたんだ!と感じた瞬間!鳥肌が立ったのを今でも覚えている。それからもっと好きになり、一時期、彼女と結婚できるのではないかと、妄想にふけったことがある。学生諸君この気持ちわかるだろう?それから、彼女はヒット作品を多く手掛け、今では名俳優として活躍している。
 約10年前、東京に遊びに行った時、たまたま訪れた美術館で、写真や彫刻絵画のコラボ展が開催されていた。その中に、モノクロ写真で(薬師丸ひろ子)の裸体の写真が何点か展示されていた。晩年の彼女の写真だった。

 今回「65歳までにやりたい100の事」の中に(薬師丸ひろ子コンサートに行く)と書いた。最新情報を得るため、公式サイトにメール登録も済ませていた。先日「2023年FNS歌謡祭」に出演するという情報がメールで届いた。久しぶりにテレビで彼女の姿を見ることができ嬉しかった。近くコンサートに足を運ぶため計画したい。
ーーーVol.2

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