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10年ぶりの転職 2014と2024を比較して

職歴

私は2012年に高専を卒業し、2014年に前職を転職をしました。
そして今年現職へ転職をしました。10年経過すると市況や世の中の転職への認識が変わった印象を受けたので簡単に記事にまとめようと思いました。

2014年の転職

転職活動

私は在職中に内定をもらい、転職をしましたが一般的には退職後転職活動をすることが一般的でした。職歴書などは手書きまでいきませんが、原則プリントアウトして一次面接に持っていくのが当然でした。転職サイトに職歴書をアップロードしていて求人側も閲覧可能ですが・・今考えると非効率ですね・・
また一般的に再就職の際は、特に早期退職の場合リファラルが多かったです。例えば母校の先生に相談したり、友人や家族に相談するのが人も多い印象でした。
一社に勤めあげるのがカッコイイという風潮もありました。

周りの反応

”会社を辞める=実家に帰るまたは仕事に耐えられない”という認識が多くキャリアアップや新しいチャレンジをするというポジティブな反応はありませんでした。特に転職ごとに社格は下がっていくという認識が強かったです。
まず3年会社を見ないと社会人として一人前じゃないという風潮もあったように思います。

社会情勢

電通の過労死が発生しました。過労で亡くなった方は退職や転職って選択を取れなかったのはそういった風潮も一因と思っています。
ブラック企業も今より多く、サービス残業などの理不尽や長時間労働も当然って認識があったと思っています。
この時代から労働環境が少しずつ良くなる方向に舵が切られたと思っています。

2024年の転職

転職活動

エージェントを利用しました。職歴書の添削、面接対策などアドバイスや日程調整などをやってもらいました。世間的にもビズリーチ含めて転職サービスの認知が増えたと思います。
面接はすべてWebで実施し、初出社で初めて会社に行きます。
今は転職する気がそこまでなくとも、市場価値を知りたいなどで求人をチェックしスキルアップの機会を伺う人も周りにいました。
その会社でしか通用しないぶら下がりはダサいって風潮も出てきました。

周りの反応

離職者が出ていたこともあり、次はどこに行くんだ?など転職自体が一般化した印象を受けました。一方で中途採用での補充も増えていたので、出入りが多くなっているが近年は採用が厳しくなっているとのことです。

社会情勢

人手不足特に若手中堅、現場やIT人材などが顕著。大手企業の中途採用比率が増加し新卒採用一辺倒ではなくなっている。
転職事情もYouTubeなどの動画やオープンワークなど口コミサイトもあるので、不確定要素が減り転職の決断もしやすくなったと思います。
成長志向に強い人はゆるブラックとされる緩くて成長できない会社には入社しないか、すぐ辞めるようになりました。
また退職代行サービスができ、退職のハードルが下がりました。
こういった情勢からか社員側への配慮が強くなり、出戻りのアルムナイなどを容認する企業も増えてきました。

執筆感想

今回は転職体験記をお題に書いてみました。
10年越しの転職で、やりやすくなって良かったと思う反面で懸念していることもあります。それは安易に転職でキャリアがマイナスになる人が増えることです。10年前は転職が悪く社会的に捉えられすぎていたと思いますが、逆に今は良く捉えられすぎていて行き過ぎているようにも思えます。
情報社会なのでキャリアの計画性を持って働きたいと思います。

#転職体験記


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