ジャズに愛されるか
ジャズに愛されるか
JAZZは人を選びます。
JAZZを愛する人は、JAZZに愛された人間なのだと思います。
そもそも、マイナーでマニアックな音楽ですから、無意識に流れ込んでくるものではないでしょう。こちらからアプローチしていかないと巡り合うことができないものだと思います。
こうしたJAZZとの出会い方、すなわちプレーヤーとの出会いでもありますが、これもまた人ぞれぞれだし、親密になっていくプロセスも人それぞれ。
ふっとした出会いがしらの印象でぐっと惹かれ、すごく気になって、距離を詰めながら相手を探り、時に熱中し、時に失望し、また再燃し・・・そうこうしながら相手の本質を知り、そして心酔する・・・。まるで恋ですね。
その音を一音残らず味わいたい。あふれ出す音に溺れ、包まれたときの至福感。「ああ、俺ってJAZZに愛されてるな〜」っと感じますよね。
「へぇー、JAZZ聞くんですかぁ?おっしゃれー」とか言う人、いますよね。
そういう人に限って「JAZZ聞いてみたいんですけどぉ、なんか難しそうでぇ、この前もぉ、歌がいつ始まるのかなぁって聞いてたら、いつのまにか終わっちゃっててぇ~。」
...この人、絶対にJAZZに愛されないと思いません?やっぱり、JAZZの方がその人を愛してくれなければ 、分かり合えないんだと思います。
さあ、今夜も至福の時を迎えましょう。
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