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昨日朝、機械書房にて、後藤明生CD聞くイベントが朝あって、今までTwitter上でしか知らなかった方と会えて興奮した。吉野大夫と笑坂の地を巡る写真と地図が細かく載ってる本を作っていてすごいとなった。僕もいつか行きたい。

イベントはアーリーバード・ブックスの松崎さんがキーワードをフリップに書いてくれたり、までら城の生原稿や、関連書籍をいつでもみれるようにしてくれていて、楽しかった。

終わった後、本屋になっていく様を経験できて、こういう形で場所があるってすごくいいなと思った。いつになるかわからんけど、開業して自分の鍼灸院持ったら本とかも売れるのだろうか。そんなことを思った。


夜上野で鍼の勉強会で、一旦帰ってもなあって微妙な時間が三時間ほどあって、テストあるから勉強しなきゃならないんだけど、上野の人混みの中、勉強する気がおこらず、あ、昔この辺で寄席行ったなあって思って、目指してたら行き道で違う寄席があって、鈴本演芸場、何やってんのかなって思って、何やってんのかなって思ってたら、入船亭扇遊、先日、入舟亭扇辰の徂徠豆腐を自転車で聴きながら結構な号泣すると言う事件のあった、入舟亭、と同じ、入舟亭が出ている。入舟亭とはなんぞや、とサラーっと入ることに。


橘屋文蔵のローな感じ面白かった。

後、紙切りにすごい興奮した。え、すごくない、紙切り、まじで。


入舟亭扇遊、青菜をしていた。

面白かった。後半めっちゃ笑った。

朝、後藤明生の又聞きの又聞きによるフィクション空間の話をしていたが故に、これは、又聞きの又聞きまではいかないが近いんじゃないかと思った。


https://rakugotei.com/kokkiaoba/


屋敷の隠居の振る舞いに憧れて、植木屋が自分の家でも隠居のように振る舞おうとして起こる喜劇。

落語ってこういう形結構あるよね、なんか名前あるんだろうか、なんかカッコいいとか、粋だねえって思ったことを自分もやろうとして失敗する、コブ取り爺さんみたいな話、


ここに後藤明生的には、又聞きの又聞きとまではいかないが、変換ってことが行われてるって思える。


まず、屋敷と違って植木屋の家には部屋がないから、手を叩いて、奥から妻がささーって妻がやってくるってことがまずできない、仕方ないので、押し入れから出てくるんだけど、めっちゃ暑くて汗ポタポタ垂れてゼーゼー言ってたり、鯉の下に氷が張ってる風流な食事出そうとするけど、うちではイワシの塩焼きしか作ってない、なのに無理やり氷の上に乗せるという焼き魚オンザ氷というトンチンカンな料理を畳屋に振る舞う。


その他、もろもろ、隠居の主人と、住居のつくり、生活環境などの差異によって、風流な出来事がヘンテコな出来事に変換される。


おんもれー、って思いながら鍼の勉強会へ。


夏の上野は暑かった。



勉強はしていない、オウマイゴッド。


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