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嫌い!やりがい搾取。

「逃げ恥」のみくりが言ってくれた、やりがい搾取

逃げ恥のドラマの中で、商店街の青空マーケットだったかな、そのイベントを無給で手伝わされそうになった時に、みくりが毅然と「やりがい搾取」について抗議するシーンがあります。私はそのシーンを見て、そうそう!そういうことなんだよ!って共感しまくりました。

これまで感じたやりがい搾取は「看護師の無給での病棟会参加、看護研究、かなり早く出勤しての情報収集」です。私が3年前まで勤務していた病院は、病棟会には給料がでていました。でも看護研究と前残業は無給。思いだした、点滴すら勤務時間前につめてました。それが先日、どこかの大きな病院で前残業に給料発生するようになったとニュースでみました。改善はしてきているんだなと嬉しかったです。今は看護師を退いていますが、現役で働いている皆さんの労働環境が良くなって欲しいと思っています。そうそう、小さな子どものいる看護師さんは、少しでも早く帰れるように昼休みに記録をしていたなぁ。この辺は昔ながらの人には「当たり前だ。」と言われてしまうでしょうか。

実際、Facebookで前残業の話をした時に、知らない人から「医療従事者は自己犠牲ができないとだめだ。医療従事者になった時点でそのくらいの覚悟を持つべきだ。」と言われたことがあります。そのくらいの情熱?持った人にしか対応してもらいたくないとの考えなのかなと感じました。でも、ただでさえ人手不足の中、「これくらい給料なくても自分の成長のためにやってよ。」って暗黙のルールの元、やりがい搾取しまくられたら、真面目な人から居なくなります。プッツンって何かが切れちゃう瞬間がきます。

価値のあるものには、対価を払いたい

子育て支援のボランティアをしているのですが、助産師さんに来てもらう事がありました。この打ち合わせの席で、謝礼の話をきちんとしたいと私は思っていたのですが、代表は「そんなにお支払いできないのですが」とだけ伝えて交渉をしようとしていました。代表自身も他の子育て支援へ出向いてイベントをするときに、事前に金額を提示されず、無給もしくはお気持ち程度頂いていたそうです。だから、この発想になっていたのでしょうか。

でも、助産師は国家資格、これまでの実績がある方であり、他のイベントでは毎回1万円もらっている人でした。そんな相手に「私たちの活動に協力してください。お金はないのですが。」っていう態度にモヤモヤしたのでした。

ボランティアが続くためには

ボランティアが長続きする要因って何でしょうか?ややもすれば、ボランティアだって、やりがい搾取になりやすいでしょうか?
私は今年、子育て支援のボランティアを始めました。スタート当初はサポーターが多くいたのですが、半年で半数になりました。なんと主催二人のうち、一人も辞めていきました。

そんな事があって、ボランティア活動、市民団体活動、NPOの活動が長く続くためには何が大事なのかを最近考えています。

1つは自分自身が楽しんでいるかどうか。やっている人が楽しくないと参加してくれる人も楽しくないし、ボランティアだからって尽くすんじゃなくて自分も活動を楽しむのは大事だと思います。

それから、団体内での意思の疎通が大事なのかな。代表や代表を補佐する人は、みんなが同じ方向を向いていけるようにコミュニケーションを大事にしてほしいなと思います。

あとは資金をどう工面するかの戦略。予算作成。お金がないとギスギスします。

お金のことは聞きにくい?

お金のことを聞くのは、下品でしょうか?
みくりも「守銭奴みたいだった?」と気にする発言をしています。
お金のことを聞きにくい文化が、やりがい搾取を蔓延させる要因の一つだと思います。

ああ、もうPCのバッテリーがない。着地点のない話ですみませんでした。


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