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G検定 合格体験記

はじめに

2022年7月2日(土)に受験したG検定に合格しました。
本資格の取得を検討されている方に少しでもご参考になればと思い、
合格に至るまでの勉強内容や思ったことを共有したいと思います。

試験内容概要

AIの変遷と各時代の手法、機械学習・深層学習の各種内容、実装にあたり留意することなどのAIに関する幅広い知識が学べます。
詳細は下記公式ページからダウンロードできます。
https://www.jdla.org/certificate/general/

事前の知識レベル

・理系である
・ディープラーニングの知識はゼロ
・教師ありやなしの機械学習は概観を理解しているものも少しある

使用教材

教材
・深層学習教科書ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 公式テキスト 第2版

模擬試験
・DIVE INTO EXAM(オンライン)

上記の公式推薦図書を1冊のみ購入して勉強しました。
本の中でわからない部分は都度WEBやyoutubeなどで検索して調べました。
模擬試験はDIVE INTO EXAMというオンラインの無料サービスで行いました。

教材参照リンク:https://www.jdla.org/recommendedbook/
模擬試験参照リンク:https://diver.diveintocode.jp/dive_into_exam/3

勉強方法

教材を1周熟読する → 模擬試験を1回解く → 教材をざっともう1周読む

上記の流れで勉強を行いました。感じたことは下記です。

・今回利用した本は数式は全然出てこず、概観を理解するものでしたので、ディープラーニング等は具体的なイメージが難しく、1冊の本の文章だけで理解するには困難だと思いました。
どこまで理解したいかにもよりますが、自分は暗記が苦手なのである程度仕組みを理解したいと思い、都度WEBやyoutubeなどで検索して、G検定で問われるレベルよりも詳しく説明されているものを調べるのに時間をかなり費やしました。

・試験当日はWEBの検索で答えを探すことが許されている試験のようでしたので、この特徴があるモデルは何という名前のネットワークでしょうとか、このモデルは西暦何年に誰が提唱したとかの暗記系は当日に検索する方針にしました。

・模擬試験は解けない問題が多く、感覚としては本で学んだ内容をアウトプットするというよりも試験で出てきた内容を新たにインプットするという感覚でした。ですので模擬試験はしっかり受けて回答を確認することをお勧めします。

勉強時間

40時間程。

その内、約半分はテキストを読む時間で、残り半分は模擬試験の問題と解答を理解する時間でした。

受験までの流れ

試験はいつでも受けられるわけではなく試験日が決められているので、学習と受験を計画的に進める必要があり、注意が必要です。試験日程は下記参照。
https://www.jdla.org/certificate/general/

現在はネットでの受験となっており、当日受験ページにログインして受験をする流れでした。受験をする場所は自宅でも可でした。

試験本番について

試験は約200問を120分で解く必要があるので、とにかく時間の意識が重要です。即答できる問題、調べればすぐ解ける問題、調べるのに時間がかかる問題を見極めて時間がかかる問題を飛ばしながら進める必要があると思います。
検索に関しては、自分はネットで調べて出てくるG検定用のチートシートの類は使用しませんでした。というのも、チートシートで対策が打てる程度の内容は理解済みもしくは公式テキストの索引ですぐに検索できるため役に立たないと判断しました。それよりも、公式テキストにも書いていないようなモデルの名前とかAI関連の団体や国が出しているガイドラインの内容とか非常に幅広い中からどのように問われるのかがわからない問題が出てくるので、そのあたりを都度検索で調べました。

全体として、8割程度は即答 or 調べればすぐ解ける問題で、残り2割が調べるのに時間がかかりそうな問題という感覚でした。調べるのに時間がかかりそうな問題は全ては調べきれずに時間切れとなってしまいました。
ちなみに、即答できる問題の中には、プライバシー、セキュリティ等の常識的な感覚で解ける問題も一定数ありました。

さいごに

本資格の取得の過程で機械学習やディープラーニングの理解が非常に深まりました。試験範囲が広すぎて勉強したことが試験結果に反映されにくいのが勉強をしていて少し辛かったですが、知識を得ることが目的なので本資格を取得してよかったと思っています。

以上、本資格の取得を検討されている方に少しでもご参考になれば幸いです。

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