白と黒4

 

〜都内某所〜

syu「よし、幹部全員揃ったな。」

全員「yes 」

syu「これより、我々〔ウィザード〕の聖戦を始める。この腐り切った日本に我らが鉄槌を下す時が来た。皆、覚悟は良いか?」

全員「of course」 

syu「よし、各自行動開始ッ」

全員「ヤーッ」

全員の指揮を高めたところで、俺は1人の男に声をかけた…

syu「良かったのか?hiro、君は元警官だろ?」

hiroは元、警察官で我々とは敵対する立場の筈だったのにどういう訳かこちら側に寝返って行動をともにしている。

hiro「構いません、私は私のやり方で日本を変えていく。その想いがあなた方との出会いだった。それだけです。」

syu「ふふふ、実に君は面白い奴だ。君には襲撃グループを任せるよ。」

hiro「わかりました。」


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〜警視庁 公安部〜

梨花「課長!例の組織に動きがありました!」

課長「何だと!?状況は?」

梨花「はい!現在、爆秋会傘下の轟会、及び四谷連合が金龍会とその傘下の組織と抗争中との事です。」

課長「了解した。北川班は現場付近にて対象を監視、梶本班は主犯格のメンバー及び三下どもの洗い出しを行え!」

北川「了解ッ 川澄さん 古手さん出動準備!」

舞「はちみつくまさん」

梨花「了解ッ」

渓太「よっしゃ、竹山、大山は作業に取り掛かるで!気合い入れろ!」

竹山「わかりました!」

大山「はい!」

バンッ

その時…勢いよく扉が開き、外事4課所属の沙都子が息を切らしながら入ってきた。

沙都子「ハァハァハァ…た、大変ですわぁ!」

梨花「どうしたの!?沙都子」

課長「どうした!?」

沙都子「こ、国テロ組織が動き始めましたわ…」

課長「何だって!どこの組織だ!?」

沙都子「ウ、〔ウィザード〕ですわ…」

舞「〔ウィザード〕日本が発足の国際テロリスト組織…国際指名手配犯も数名在籍、最近は動きが見られなかったけど…」

北川「まさか…今回のヤクザ組織の抗争と国テロの動きが偶然じゃなければ…」

北川班長の一言で皆が言葉を失う…
想像しただけでも恐ろしい…

priririri…

沙都子「はい、北条です…」

竹山「班長!三下の指揮をとっている主犯の面が割れました!」

沙都子「何ですって!?国テロのメンバーに!?わかりました!」pi

渓太「モニターに出してくれ!」

竹山「はい!こちらになります」ピッ

そこに映し出されたのは…

指名手配中の川口と塩見だった…

渓太「こいつら…ぬけぬけと…」

沙都子「大変ですわ!国テロメンバーの中に…この人が…」

沙都子の得た情報によると…

松原玄武 巡査長 元 新宿署刑事部捜査3課
身内にも裏切り者が居たとは…
しかもこの人は、泰斗くん誘拐監禁事件の捜査にも加わっていた。どう言う事なの…

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〜警視庁警備部銃器対策部隊〜

中山「現在、都内にてヤクザ同士の抗争が発生している。現場の警官隊及び、機動隊では太刀打ち出来ていない模様、よって我々に出動要請が来た!投降してきた奴は確保、反撃してくる連中は斃せ!
あと…警察組織内での裏切り者が発生している。注意せよ。以上!各自、出動用意ッ」

全員「了解!」

中山警視(銃器対策部隊隊長)の檄で隊員全員の士気が上がる。

だが、小隊長達の姿は無い。
隊長は理由を知っているようだが何も語らない
今回の事件に関係があるようだ…

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〜現場付近〜

課長〔サイコ00より熊岡君、池脇君へ…君たちの部隊が動き出した、現場では鉢合わせしないように情報収集しつつ敵を殲滅しろ。〕

太一「01了解」

樹〔02 了解〕

俺の後に続いて、樹が返事をする。
俺は抗争現場から北に200mほど離れたビルから奴らの動向を監視している。
樹も南側の建物から様子を伺っているようだ…

太一「01より02へ…そっちの様子はどうや?」

樹〔抗争してる連中以外には特に変わった様子はない、SATも出動したようやな〕

太一「SATまでくるとかおっかねぇなぁ…」

今回の事件は、ヤクザだけでなく裏で国際テロリストも動いているとの情報を得ていた。

数分後、抗争中のヤクザを制圧している警官隊(機動隊)の中にポツポツと銃隊隊員の姿が見え始めた…

樹〔02から01へ、そっから警官隊の背後に居てる、RPGを持っとる奴を狙えるか?〕

太一「お、居るな。任せろ」グッ

タァァンッ

その瞬間、そのヤクザは手に持っていた武器を落としその場に膝をついた。その隙を警官隊は見逃さなかった…
あっという間に取り押さえられていた。

樹〔ナイスショットッ〕

太一「腕は鈍っちゃいないよ。樹、お前さんの位置から350m前方に、テロ屋ぽい奴居てるで、あの鞄の中は…さしずめ拳銃やろな」

樹〔OK 狙い撃ちますかねぇ〕グッ

タァァンッ タァァンッ

2発連続で撃った、樹の撃った銃弾は2人の男の手首に命中しており、2人とも崩れ落ちていた…その男たちもすかさず取り押さえられる。

数分後、機動隊と銃隊隊員の応援が到着しヤクザ連合の勢力は落ちつつあった…

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〜防衛省情報本部〜

理樹「課長ッ!大変です!」

僕は急いで安村3佐の元へ走ったが…そこに3佐の姿はなかった。
こんな非常時なのにどこへ…

理樹「そうだ…玄武ッ!」 

玄武のデスクに向かうがそこに彼の姿はない…
いつも通り整理整頓されており、埃一つない綺麗な机だ…しかし、1つ不自然なものがあった。

理樹「メモ用紙…?」

そこには…


 あと少しで真実に辿り着ける。
 とりあえず、さよならは言わない。お前と
 話をもっとしたかったけど…時間切れだ。
 また、どこかで会えたら良いな。
 香川に荷物を送ってくれ…
 世話になった。お前と色んな所に行きたかっ 
 たな…理樹、本当にありがとう。
 
  黒幕は安村3佐だ…        
   
           松原玄武     」


僕は目の前が真っ暗になりそうな感覚を覚えた
かろうじて正気は保ったものの…状況を飲み込めなかった…

ゆり「どうしました?直枝さん」

タカトシ「中村さん…これを見て。」スッ

僕はメモを彼女に見せた。

ゆり「……。直枝さん、急ぎましょう」

理樹「う、うん!」

彼女は少しの沈黙の後、顔色を変えずに走り出した。僕は彼女の後を追った。


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〜6課統括課長室〜

コンコン

僚一「どうぞ」

2人「失礼します。」

僚一「直枝くんに仲村くん…どうした?」

理樹「課長、まずはコレを…」スッ

課長に例のメモを見せる…

僚一「事情は分かった。つまり、国テロメンバーは安村くんで間違え無かったと言う訳だ」

ゆり「え…」

理樹「知ってたんですか!?」

僚一「うん、薄々とね。一応、上からネズミが紛れ込んでいるから注意してくれとだけ言われててね、ずっと泳がしていたんだ。君たちには黙っていたけどね…」

理樹「そうだったんですか…」

ゆり「問題はもう一つあります。松原さんは何処に消えたんですか?」

僚一「それが、私にも分からんのよ…最悪のケースを考えると向こうに寝返った。」

理樹「彼に寝返る理由がありません!」

その時… ガチャ
2人の人物が部屋に入ってきた。

渉「直枝、そうキャンキャン喚くな。廊下まで響いとるで…」 

理樹「窪田3佐、高崎1尉ッ」

僚一「窪田くん状況を教えてくれ。」

渉「はい、まずはこちらを」スッ

窪田3佐は1枚の写真を僕らに見せた…

理樹「これは…」

ゆり「…。」

僚一「まさか…本当に最悪のケースが現実になってしまったか…」

そこには、安村3佐と玄武の姿だ…
その周囲に武装したテロリストと思わしき連中が写っていた。


渉「今から約2時間前の監視カメラが捉えた写真です 数秒後このカメラは切断されました。」

僚一「用意周到な奴らだな…」

ガチャ

その時…本部長の鷹野陸将補と副長の富竹1佐が険しい顔つきで入ってきた。

三四「早急に奴らの詳しい動きを、掴むのよッ!ここに臨時で特殊潜入捜査班を編成します。指揮官は間島くんに任せるわ。」

僚一「分かりました。」

三四「窪田くんは、潜入班を編成して現場付近にて待機、警察の特殊部隊と鉢合わせしないように注意してね。」

渉「了解ッ」

次郎「現時刻をもって、情報6課を一時解散、特殊潜入捜査班を編成。現場指揮は間島くん、統括指揮は僕と鷹野陸将補が当たる。少人数の即席班だが一刻も早く食い止めるぞッ」


全員「はい!」

三四「先程、防衛省を通じて出動要請がきたわ。次郎さんSF(SITF)隊長の小此木くんに出動要請を出してちょうだい!」

次郎「分かった!」

三四「以上、各員出動用意ッ!」ビシッ

全員「了解ッ」ビシッ

鷹野陸将補の敬礼に全員が答礼する。

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〜現場付近〜

小此木「分かりました。事態は急を用しますけん、ええ…では、現場の判断で撃っても構わないと?わかりました。失礼します。」ガチャ

男「隊長、姫からですか?」

小此木「ああ、現場の判断で任意の発砲の許可をするんやとさ。やから、お前さんの判断で撃ってええんね重」

SF副官で俺の右腕でもある 重松 航英1尉に指示を出した。

航英「分かりました。展開します」

小此木「頼むんね。」

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〜現場付近 別ポイント〜

太一「お、妙な奴らが動き出したな。」

樹〔こっちも視認した。SATじゃ無さそうや89式を携えとるし。防衛省の秘密部隊やな〕

課長〔恐らく、ゆり君の情報にあったSFと
言われる特殊情報保全隊だろう…〕

太一「彼らが出てくるということは、事態は相当緊迫してるようですね…」

課長〔みたいだね。君らも巻き込まれないようにポイントを移しながら作戦に当たってくれ。〕

太一「01了解」

樹〔02了解〕

太一「お、なんだアイツは?」

樹〔何か見えたか?〕

太一「いや、何でもない気のせいや…監視ポイントをCからEに移す。」

樹〔了解、こちらもポイントDからFに移る〕

なぜ、アイツがあんなところに…奴はただの新聞記者のはずでは?あそこに居る筈がない。
俺の見間違えだろう…

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〜都内某所〜

抗争に乗じたテロリストの動きは苛烈を極めた

SAT隊員「押されてるぞ、撃てッ 撃てッ」

SAT隊員「了解ッ」

ダダダダダダダッ

銃隊員「SATさんを援護しろッ!」

銃隊員「橘小隊長ッ!弾がッ」

橘「バカヤロウッ!狼狽えるなッ閃光弾使ってでも止めるんだよッ!」

銃隊員「り、了解ッ」

銃隊員「グハァッ」

橘「大丈夫か!?黒田ッ」

このような場面は都内の各所で発生していた。

〜SF指揮所〜

隊員「小此木隊長、どうやら警察側はテロリスト側に押されてるようです。」

小此木「助けてやりたいんは山々なんやけどね、こちとら裏切り者の捕獲せよとの命を受けとるんね。重ッ」

航英〔はい、こちら1班〕

小此木「ネズミは見つけ次第、捕獲しろ。反抗してくるなら武器の使用も許可するんね」

航英〔了解ッ〕


テロリスト側の消耗も激しく、抗争開始から
2時間でフェイクとして闘わせていた、ヤクザ達は倒れ次々に逮捕されていった…

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〜現場付近〜

舞「徐々に捕まってるわね…」

梨花「はい…初動で動いていた金龍会も残すは若頭と幹部数名…ん?」

舞「居たわね…妙な奴が」

梨花「はい、明らかに金龍会の人間とは違う奴も混じってますね…」

沙都子〔ザザッ …沙都子より梨花へ、現在抗争中の中に、数名の国テロメンバーが紛れ込んでいる模様です。見つけ次第、位置情報を送ってくださいまし!〕

梨花「分かったわ。現在、◯◯ビル東側の金龍会と警官隊の中に混じってる塩見を発見したわ!沙都子の居るポイントから西へ約350mってとこかしら」

沙都子〔分かりましたわ!〕

現在、公安第1課と外事4課は1課課長の島田警視の指揮下にある。これは極めて異例の事態であり日本という国の安全が脅かされている事態だからこそできた事で、いわば特例である。

課長〔島田から全班に告ぐ、緊急事態とはいえ特例の措置である。単独行動及び敵への接触の禁止、2人1組での行動を厳となせ。〕

舞「チームC 川澄 、古手  了解」

北川〔チームA 北川、有村 了解〕

渓太〔チームD 梶本 、北条 了解〕

大山〔チームB 大山、竹山 了解〕

公安部からの目標位置を頼りに、SATや銃隊が制圧しやすくするよう狙撃によりサポートするのが…俺と樹の役目である。
俺達は公安部から送られてくる無線を聴きつつ諜報課長からの指示を受ける。

沙都子〔チームDより、タスク01へ〕

タスク01…これは俺達が諜報課所属がバレないようにするために敢えて使っているコールサインだ俺が〔タスク01 〕樹が〔タスク02〕である。

太一「ほい、こちら01 どうした?」

沙都子〔そちらから、◯◯ビル付近にいる。塩見を捕捉できますか?〕

太一「ちょい待ってな…」カチカチカチ

俺はスコープの照準を合わせ覗き込む。
沙都子に指定された場所には塩見の姿があった

太一「お、発見♪ おしみちゃんそんな所に隠れても、ご自慢の巨体で丸見えだぜッ♪」グッ

タァァンッ

沙都子〔お見事ですわッ 塩見戦闘不能、機動隊に制圧されましたわ♪〕

樹〔今頃、「これは運が悪かったんやさかい!」
とか言うてそうやなw〕

太一「確かにw」

舞〔チームC川澄より、タスク02へ〕

樹〔こちらタスク02〕

舞〔駅の東口付近に国テロメンバーの安田を発見。その付近に、全国指名手配中の宮下が一緒に居ます。狙撃してください。〕

樹〔了解〕グッ

タァァンッ……タァァンッ…

数秒後、安田と宮下の悪党2人は制圧された。

舞〔制圧確認、さすが先輩ですね。〕

樹〔よせやい、舞〕

舞〔名前で呼んでくれるの久しぶりね。
 嬉しいです。〕

樹〔あ…〕

太一「暑いなぁ、いやぁ今日は実に暑い」

沙都子〔暑いって11月ですわよッ〕

島田〔熱々なところ申し訳ないが、引き続き監視任務に徹してくれ。あと、タスク02は任務が終わり次第説教な〕

樹〔マジすか…勘弁してくれよ島田さん〕

島田〔たっぷり絞ってやるから覚悟せぃ〕

全員〔wwwww〕

張り詰めていた空気が少し和んだようだ。
心なしか、いつも無表情の舞先輩も微笑んでいるようだった。舞先輩と熊岡警部補ってどんな関係なのだろう…?


太一「タスク01より、指揮所へ駅南口付近で飯山を発見した。指示を…」

タァァンッ…

樹〔は?〕

沙都子〔え?〕

舞〔え?〕

大山〔はぇ…?〕

島田〔今、撃ったんは誰や?〕

太一「自分ではないです」

樹〔俺も違いますッ〕

太一「狙撃点…確認できません!」

沙都子〔飯山、頭部に命中…即死ですわ…〕

島田〔うちの人間ではない…という事は、まさか…奴らの仕業か…〕

課長のその言葉に全員に再び緊張が走る。

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〜南口ビル屋上〜

男「飯山をdelete(消去)」

男2「流石です。」

男「残りのターゲットは?」

男2「真岡慎二、岡淵晋作、安村柊甫の3名」 

男「塩見、川口、安田、宮下は?」 

男2「例の銃隊諜報課に先手を撃たれたみたいです。その4名は既に警官隊に取り押さえられてますね。」

男「了解した。奴らは俺が絶対に仕留める…特に安村だけは…必ず…」

男2「しかし、我々が銃隊の諜報課もどきに遅れをとるとは…解せませんね。」

男「まぁそう言うな、俺達は裏仕事がメインだ汚物はdelete(消去)せんとな」

男2「そうですね…目標動きます。」

男「俺たちも動くぞ」
(これでアイツらも仕事がしやすくなるだろう)

男2「了解」

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〜Dポイント〜

理樹「直枝より指揮所、Dポイント到着…しかしターゲットは見当たりません。」

僚一〔引き続き捜索せよ。〕

理樹「了解…」
(玄武…一体どこで何をしてるんだ…)

ゆり〔仲村より、各員へ目標を発見しました。現在、駅東口連絡通路付近です!至急応援を〕

僚一〔了解、仲村3尉はそのまま目標を尾行、直枝2尉は応援へ向かえ。〕

理樹「了解、向かいます。」

ゆり〔直枝さん、合流ポイントは中央連絡広場にて合流をお願いします。〕

理樹「了解」

渉〔潜入班より、各班へ真岡と岡淵を捉えた。残るは安村1人だ!〕

その時…潜入工作班班長の窪田3佐から緊急通信が入る。国テロ犯の真岡と岡淵を捉えたようだ。残るは安村3佐1人…それを現在、僕と仲村さんで追っている。

数分後…

〜中央連絡広場〜

理樹「仲村さん、目標は?」

ゆり「現在、南に向かっています。」

僕たちは向こうからは死角となる柱の影から、安村3佐を監視していた。

理樹「公安の連中は動いてる?」

ゆり「ええ…我々と同じく動いてます。彼らもタイミングを見計らって捕まえる様子ですね
あそこのスーツ2人組…見えますか?」

理樹「うん、アレがハムの連中か…」

ゆり「はい、恐らく警視庁公安部の第1課と外事4課ですね…あの男に見覚えがあります。」

そう言うと彼女は、黒いスーツにベンチコートを着た、童顔の男と眼鏡の男を指差した。

理樹「彼らは…?」

ゆり「公安1課の大山巡査長と竹山巡査部長ですね…データベースにありました。」

理樹「彼らは〔ゼロ〕とはまた違うんだよね?」

ゆり「ええ、〔ゼロ〕は公安の中の公安で非合法な捜査や偽装工作のプロです。それに、普段は民間企業の社員と身分を偽っていますから…我々諜報課でも見つけるのは至難の業なんです…」

理樹「なるほどね…お、目標が動く」

ゆり「追いましょう」



    

  

         続く…

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