信長と秀吉が示したもう1つの武士道
武士道とは何か?これを話し始めると、人により色々な表現が出てくるだろう。ただ誰でも真っ先に思い浮かびそうな言葉は『武士道とは死ぬことと見つけたり』ではないだろうか?
これは、江戸時代中期に書かれた書物で、肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、それを同藩士田代陣基が筆録し、まとめた本、『葉隠れ』からの引用だ。『生命の危険や死への覚悟を持ち、戦闘や義務を果たす覚悟が重要』という意味と言われている。
しかし、信長と秀吉が示した武士道は、少し異なる。
まず、織田信長が、なぜ強かったかというと、まず商業的な人物だったからだ。信長だけでなく、信長の祖父も商業の重要性を認識していた人物だった。信長の祖父は、当時としては異例なのだが、津島の港町の豪商から夫人を迎えている。家格の高い織田家が、側室ではなく正室として商人から嫁を迎えている点が商業の重要性を認識している事を物語っている。
これにより…
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