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歴史と文化~保守の観点から美しい日本の歴史と文化を語る~

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歴史を保守の観点から紹介し考察。※洋楽等は『エンタメ』専用マガジンに移動しました。
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2024年6月の記事一覧

宮下文書の信憑性を考える

宮下文書とは、、富士山の北麓にある小室浅間神社(旧称・阿曽谷宮守神社)の宮司家だった宮下家に伝来した古文書だ。一般には偽書と言われており、オカルトの類と言われている。しかし頭を柔らかくして、でもオカルトにはならずに、宮下文書について考えてみた。

小児麻痺の将軍徳川家重

第9代将軍、徳川家重は小児麻痺だった。 そのため虚弱体質で、さらに障害により言語が不明瞭だったと言われている。幼少から大奥に籠りがちで、酒色にふけり評判も悪い。 父親は、あの8代将軍徳川吉宗だ。 それに比べ、異母弟の徳川宗武は聡明で文武に長けていたため、徳川宗武を次期将軍に推す声も多かった。 徳川家重の肖像画では、ひょっとこのような顔で描かれており、小児麻痺からくる顔面麻痺であったと言われている。また、歯には約45度の角度での磨耗が見られ、小児麻痺の特徴である歯ぎしりを常にし