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「個別最適化」を目指して

「個別最適化」っていうことばをよく耳にするようになってからしばらく経ちますが、実際にはずーっと前からやりたくて出来ていなかったものかも。

一斉授業の形でやらざるを得ないものや一斉授業の形だからこそつく力もあると思うけれど、やっぱり「個別最適化」って一つの理想型なのかなと思います。

これまでどうやって対応していたのかなと振り返ってみると、
~2,3年前まで
 個別の対面指導と個別の参考書貸し出し
2,3年前~
 ICT機器を利用して個別のコメントなどを活用
っていう変化があったことに気がつきました。

だけどこれだと時間が足りない……
授業時間内でもっと「個別最適化」したい……
どうすればいいんだろう🤔


そこで Google Bard に「個別最適化を授業で行うにはどのような授業デザインが考えられますか?」と尋ねてみると以下のように答えてくれました。


個別最適化を授業で行うには、以下の3つの要素を意識した授業デザインが考えられます。

  1. 学習目標を明確にする

個別最適化を実現するためには、まず学習目標を明確にする必要があります。学習目標が明確であれば、その目標を達成するために必要な学習内容や方法を、一人ひとりの学力や興味・関心に応じて設定することができます。

  1. 学習内容や方法を多様化する

学習内容や方法を多様化することで、一人ひとりの学力や興味・関心に応じた学びを実現することができます。例えば、同じ学習内容でも、理解度や興味・関心に合わせて、学習資料や問題の難易度、学習方法などを工夫することができます。

  1. 学習支援を適切に行う

一人ひとりの学びを支援するためには、教師が適切なタイミングで適切な支援を行うことが重要です。例えば、学習の進捗状況や学習の困難さなどを把握し、その状況に応じて学習指導や学習支援を行う必要があります。

具体的な授業デザインとしては、以下のようなものが考えられます。

  • 課題探求型の授業

課題探求型の授業では、生徒が自ら課題を見つけ、その課題を解決するために必要な知識や方法を学びます。この授業では、生徒の興味・関心や学力に応じて、課題の難易度や解決方法を工夫することができます。

  • 探究学習

探究学習では、生徒が自らテーマを決め、そのテーマについて調査や研究を行います。この授業では、生徒の興味・関心や学力に応じて、テーマの選択や調査・研究の方法を工夫することができます。

  • ICTを活用した授業

ICTを活用した授業では、生徒が一人ひとりのペースで学習を進めることができます。また、ICTを活用することで、一人ひとりの学習状況を把握しやすくなり、適切な支援を行うことができます。

これらの授業デザインは、あくまでも一例です。教師が一人ひとりの生徒の学びを深く理解し、その理解に基づいて授業デザインを工夫することが重要です。


今年度は課題解決型の授業デザインを心がけているのですが、教員による個別のフィードバックだけでは時間がかかりすぎてしまうのが問題です。
解決のためにどんなことが出来るかを考えた結果、そもそも生徒同士でフィードバックしあっていけたらかなりのレベルに達するので、現状は相互にコメントしあう形をとっています。

でも、もっと違った観点のコメントをもらえる機会を持てたりすると更に生徒たちの成長は加速するはず!
生徒たちのリフレクションへの即時フィードバックを専門家などの視点から出来ないか?

これを解決するためのGPTsを作成してみました。

使ってみた感じはこれです。

それぞれの観点からフィードバックをくれます
次のアプローチの仕方のヒントをくれるのはいいかも


まだ勤務校では生成AIの生徒利用は出来ないので、生徒たちが自分で利用して思考の助けにすることが出来ないのが残念。
こんな感じのアドバイザーを生徒一人一人につけていくことが出来ると個別最適化になるのかなぁなんてことを考えました。

もっともっと授業デザインもサポートの形もアップデートして考えていかなくてはならないですね。

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