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ディバイドバトル 1stセッション 九州エリア優勝 青黒t白居城イシュタルテ構築解説【ビルディバイド】

はじめに


みなさま〜(地元最強)
こんにちは。りんです。
今回はディバイドバトル 1stセッション 九州エリア予選(以下DB1st九州)にて僕が使用した、青黒t白居城イシュタルテについて書いていこうと思います。

九州ではビルディバイドがそこまで盛んではなく、大会数が少なかったり、あったとしても人数が集まらなくて中止といったことがよくありました。
そのため、今回のような大きな大会は初めて参加しました!
参加者はなんと86人もいました!多い!

参加者の中には有名な方もいて、その方々にもお話しする機会があってめちゃくちゃ楽しかったです!
個人的にはすこさんとツクダニさんに対面で話すことができたのがかなりうれしかったです!

ちなみに公式のイベントでビルディバイドをするのは今回で5回目でした。
あとはサークル内でごくまれにやったり、リモートでやったりする程度でした。
僕が土日にバイトを入れてるので仕方ないことですが…
そのため、ややすこ杯を主催してくださったややすこチャンネル様にはめちゃくちゃ感謝しています!
本当にあそこぐらいでしか調整などをする機会がなかったので!

このデッキの経緯


DB1st九州で使うデッキを居城イシュタルテに決めたのは7月の始めです。

7月1日にややすこ杯で使用した青黒遊技場富岡ブルームで「”凪” 富岡義勇」の強さに気付き、よりよい活用方法を考えてた結果、「死の傀儡士 ダイアナス」で踏み倒すのが一番強いと感じ、居城イシュタルテと組み合わせることにしました。

「”凪” 富岡義勇」入りの第一段階居城イシュタルテができたのは7月3日です。
普段なら構築は公開しているのですが、さすがに強い基盤だしおそらくDB1st九州で使うだろうと思っていたので、ここからは情報を隠すようにしました。

ちなみに青黒遊技場富岡ブルームに関しては以前にnoteにまとめているので是非読んでみてください。

第一段階では白は入っていません。
白が入ったのはDB1st北海道で青黒t白遊技場ブルームを見て、そこから考えました。
それと同時にサルワスールは今後減ることと、まだ「”凪” 富岡義勇」の強さには気付かれていないことを確信しました。

DB1st九州前でビルディバイドに触れたのは7月26日の鮎坂さんとのリモートデュエルが最後でした。
最終段階構築の試行運転兼最終調整として7戦ほど付き合ってもらって、6ー1ほどできたため、かなり自信になりました。
7戦やった中でも目立つような事故はなく、安定していることがよくわかり、とてもいい練習になりました。

ちなみにDB1st九州前日は友達のモルト王で遊んでました。
バトライ刃P殿堂おめ!!

戦績


負けても記事は書こうと思っていたのでばっちりメモしていました。

予選
青黒遊技場ブルーム 後攻 ○
青白メギドラグ 後攻 ✕
青単青鳳カミーリア 先攻 ○
青白水の呼吸冨岡義勇 先攻 ○
青白サルワスール 先攻 ✕
赤青千尋ライオネル 先攻 ○
青黒居城イシュタルテ 後攻 ○

5-2
予選7位オポ上がり

本戦
1回戦 青白メギドラグ 先攻 ○
準決勝 赤青t黒千尋ライオネル 先攻 ○
決勝戦 青白t黒メギドラグ 先攻 ○

見てわかる通り予選は一度もデッキタイプが被ることなく、DB1st九州の環境がよりカオスだったことがわかります。
予選は5ー2だったけど2戦目に戦ったお相手さんが6ー1の2位上がりをしたことで、僕のオポネントが高くなったため、7位で上がることができました。
そこからは一気に駆け抜けて優勝し、全国の権利を勝ち取ることができました!

準決勝と決勝戦は配信卓だったので公式さんの配信アーカイブから見ることができます!

試合内容として一番アツかったのは、予選第4回戦のすこさんの青白水の呼吸富岡義勇との試合でした!
配信卓だったらなぁと今でも思っています。
守りが固くて全然ライフに触らせてもらえませんでした!

ちなみに当時の環境については動画の方でまとめています(まとまってない)。

デッキ解説


ここからは皆さんが一番気になっているであろうデッキ解説をやっていこうと思います。
ここまでスキップしてきた方も多いのでは?
まずはいつも通りデッキリストから。

デッキ選択の理由などは上記の通りです。

僕は7月始めは「奪略の聖骸 サルワスール」が流行っていたため、おそらく北海道予選では「命運の遊技場」が流行って、九州予選では「奪略の聖骸 サルワスール」が減ってくると予想していました。
結果は予想通りだったので、強いデッキを強いタイミングで使うことができました。
何から何まで計算づくだぜーッ!

採用カード解説


ここからは採用カードの解説に入っていきます。
いつも通りテリトリー→バスター→ショット→ノーマルの順で解説していこうと思います。

・猟奇と倒錯の居城

1ターンに1度、墓地のバスターを好きな数ライフの先頭から置くことができます。その後、自分のユニット1枚を強化することができます。

戻せるのはバスターのみなのでライフの枚数は増えているものの、実質的なライフの数は増えていません。
一見意味のなさそうな効果ですが、後述するカードの効果とのシナジーの関係でこの効果もかなり強くなります。

また、1体のみとはいえパワーの底上げができるため、ライフを攻撃した際のショットの「キャピタルブレイカー」などをケアできたりします。
「血讐のアリア」のパワーを上げることで、盤面を取る動きの範囲がより広くなりますね。

・天眼銃撃 ナディヤ

僕が紹介してきたデッキすべてに入ってますね。
皆勤賞です。最強初動。4枚確定。
いつも解説しているので今回は省略させていただきます。
つよつよアクアハルカス

・血讐のアリア

僕が一番好きなカードです。
勝利のガイアール・カイザーが好きなので…

効果はシンプルにスタンドしているユニットも攻撃できるというもの。
そのため、3コストにしては非常にパワーが高く、テリトリー開放時は7000まで上がります。

このパワーの高さを活かして相手の盤面を破壊したり、「不意の衝撃」などをケアしながら攻撃したりできます。

また、ライオネル対面では「魂の価値」を構えておくことで、パワー10000にまで到達するため、相手の「不屈の獅子 ライオネル」はかなり行動しにくくなります。

本当は4枚採用したいのですが、別のとあるバスターカードを入れたい都合で3枚採用という形になりました。

・死の傀儡師 ダイアナス

基本的にはこのユニットを出すことをゴールとしてゲームメイクを行っていきます。

cip(出たとき効果)でライフの前から3枚を見て、6以下になるように「禁忌」属性ではないユニットを踏み倒すことができます。
このユニットを出す前に「猟奇と倒錯の居城」の効果を使えば、狙ったユニットを出すことができます。

このデッキであれば「天眼銃撃 ナディヤ」と「血讐のアリア」を合計2枚出して3面作ったり、場持ちのいい「”凪” 富岡義勇」を出したりする動きができますね。
また、この効果で出すユニットには[バーサーク]が付与されるため、ブロッカーとしての役割は期待できません。
しかし、「”凪” 富岡義勇」のような[デコイ]であれば攻撃誘導をできるため、かなり相性がいいですね。

序盤に来てもまったく使うことはないですが、試合後半は複数枚必要になるため3枚採用しています。
これ以上でもこれ以下でもないと思います。

・”凪” 富岡義勇

場持ちのかなりいい[デコイ]です。
破壊されたとしても「死の傀儡師 ダイアナス」の効果で再度出すことができます。

パワーラインも高く「魂の価値」を使うとパワーが9500になるため、「千尋の大渓谷」でパワーが9000になった「不屈の獅子 ライオネル」にもバトルに勝つことができ、本来はかなりきついこの対面もがんばることができます。

メギドラグ対面では、「痛み分け」などで除去されにくく、メギドラグというデッキタイプそのものが盤面をあまり展開するデッキではないので、[デコイ]を1回攻撃しているとライフを中々減らすことができなくなるため、ある意味1つのゴールにこのカードがなっています。

僕は「鬼滅の刃」がそこまで好きじゃないので、このカードを強いとは言いたくないですがこのカードは間違いなく強いカードです。
A+とかSは上げませんが。

青3要求のため手札から出すには重く、基本的に「死の傀儡師 ダイアナス」の効果で出すため、墓地に最低1枚見えてればいいので2枚だけ採用しています。

・拾ノ型 生生流転

「鬼滅の刃」属性の「キャピタルブレイカー」です。

元々イシュタルテのデッキには「キャピタルブレイカー」が入っているため、デッキそのものを歪ませることなく「”凪” 富岡義勇」の効果の素材を増やせるのはとても強いと思います。
富岡義勇の効果で使うのにイラストは炭治郎なのが納得いきません。

青1のため手札からプレイすることも少なくはなく、とても使いやすい強いカードです。

4枚確定です。強いので。

・無慈悲な粛清

採用理由は「拾ノ型 生生流転」と同様です。
こっちも富岡義勇じゃないのか…

「無慈悲な粛清」+「魂の価値」で「不屈の獅子 ライオネル」を抹消することができます。
覚えておきましょう。

4枚確定です。強いので。

・呪術師の謀略

イシュタルテだけでなく青黒のデッキでよく議論になる3種類目のショットです。
僕は「呪術師の謀略」を採用しました。
理由としては黒1とコストが軽いこと、リソースよりも除去できてるかどうかを最優先にしたこと、クイックで使えること、除去できなくてもヒットは減らせていることなどがあります。

実際に試合序盤の「天眼銃撃 ナディヤ」などの攻撃に対して、ショットからめくれてゲームのテンポを取ることができたり、「屠竜騎装 メギドラグ」の開放ターンに合わせてクイックで使ったりとかなり強かったです。

4枚確定です。ただ、高いカードではあるので遊ぶ分には「円環の使者」などで代用してもいいかもしれないです。
僕の中ではイシュタルテであれば「呪術師の謀略」か「円環の使者」にする予定でした。

・邪欲の令嬢 イシュタルテ

場持ちのとてもいいエースです。
その代わりにブロックはできませんが…

遊技場ブルーム対面ではかなり強く、「命運の遊技場」のメイン効果である破壊効果をほぼなかったことにできます。

また、攻撃時に2枚墓地を肥やせるため、「猟奇と倒錯の居城」や「死の傀儡師 ダイアナス」で使うバスターを落としたり、「”凪” 富岡義勇」で使う「鬼滅の刃」属性のコマンドも落とすことができ、デッキ内のカードとかなり相性がいいです。

4枚確定です。このデッキで唯一のテリトリー開放カードなので、死ぬ気でマリガンでもして初手に来るようにしましょう。

ロリ顔なのに巨乳なのは納得いかないのでロリイシュタルテとかSD版出してください。

・新兵器開発

ドローソースであり、このデッキに不足している青のエナジーを生んでくれるカードです。
G・ストライクください。

青2要求と少し重いので、特に使うのはテリトリー開放後に「死の傀儡師 ダイアナス」を探しにいくときなどです。

また、クイックを持っているため除去クイックと同時に構えることができます。
この動きがあるので青白サルワスールにも抗えると思っていましたが、予選で当たって普通に負けました。

「邪悪な取引」と枠を悩んでいましたが、「邪悪な取引」であれば「死の傀儡師 ダイアナス」、「邪欲の令嬢 イシュタルテ」をピンポイントで回収できますが、それ以外のカードは墓地にあってほしかったり、除去コマンドなどの方がほしい時があったので、「新兵器開発」を4枚採用にしました。

・邪悪な取引

墓地のユニットを2枚まで回収できます。

特に決勝戦ではかなり活躍していて、素引きで「死の傀儡師 ダイアナス」を引いていましたが、さらにこのカードを使った結果、手札には3枚の「死の傀儡師 ダイアナス」がスタンバイしていました。

黒は既に足りていたり、「新兵器開発」の時に書いたような理由から採用枚数は2枚になっています。

実はあまり強くはなかったカードなので、この枠は変えてみてもいいかもしれません。2枠しかありませんが…

・魂の価値

守りたい、この笑顔。
その為にッ!俺は花京院の魂も賭けるぜッ!

ユニット1枚を+3000するか、いずれかの墓地のカードを1枚リムーブすることができます。
北海道予選を見て「マッドビショップ ”エンダイヴ”」や「猛焔竜 グラナディガ」のpig(破壊された時効果)の対策として採用しましたが、結果的に「不屈の獅子 ライオネル」に対しても強くなりました。

このカードの強さに関してはずっと前から評価していたので、使うことができてよかったです。

ちなみに、リムーブする効果は一度も使っていませんが、相手はそれをケアして少し弱めの動きを取っていたので、結果的には使ってはいないけど大活躍でした。

採用枚数は3枚です。
理由については「痛み分け」の時に解説します。
このデッキにおいては「魂の価値」>「痛み分け」ではあるので、4-2の採用もありかもしれません。

・痛み分け

「死の傀儡師 ダイアナス」を戻しながら使えるととても強いです。
しかし、それをするには9エナジー必要だったりするので、できれば強いけどしない動きといったかんじです。

おそらくこのデッキで一番使わなかったカードですが、白エナジーとしてほしかったし、絶対に使わないとは言い切れなかったので、このカードで間違いはなかったと思います。

採用枚数は3枚です。
理由としてはこのカード1枚では効果がなく、自分のユニットがいてやっと使えるカードになるため、このカードだけ引いても弱くてトップ勝負になった時に弱いことなどがあります。
そういったところから白はどちらとも白1あれば使えるので、合計6枚あればいいという結論になりました。
3-3で分けているのは、3枚見えたときに相手が本来ないはずの4枚目を警戒して、それによるミスを誘発させるためです。

痛み分けって何ですかね。こちら側擦り傷に対して相手の腕一本もっていってますけど…
腕が!!!

採用候補カード解説


ここからは採用候補カード解説です。
ほとんどないですが少しだけ解説します。

・遅滞戦術

3種類目のショット枠候補です。
今回採用を見送った理由は、白を入れたことでただでさえ青が減っているのに青2要求と重いこと、除去を最優先にしたことです。

弱くはありませんが、今回は違うということで採用を見送りました。

・特派員 レトーラ

観測者枠です。
イシュタルテに関してはテリトリーとエースのシナジーが特に強く、観測者で開放してもそこまで強くないから不採用にしました。
デュエマと違ってマリガンあるし引くでしょっていうのもありますが。

もし、クラウディアなどの場合はテリトリーそのものが強く、テリトリーとエースの並びも弱くはないけど、そうじゃなくてもいいからとりあえす開放が最優先なので、観測者は採用します。

・幽玄の暗殺者 カルラ

バスター枠の1枚です。

メインはセルフハンデスなのですが、セルフハンデス1枚というのが割と手札の多い今の環境にマッチしていないため、採用を見送りました。
手札1枚に対するセルフハンデス1枚は強いですが、4、5枚に対しては弱いですもんね。

同様の理由で「狂気の供物」も採用を見送りました。
墓地のユニット回収が役割なのであれば、クイックであり2枚も回収できる「邪悪な取引」の方が強いです。

さいごに


今回は僕がDB1st九州で使用し、優勝することができた青黒t白居城イシュタルテについて解説しました。

この時の環境の解答のひとつがこの構築だったと思ってますが、あくまで”この時”のなので今後、この基盤が使われることはあってもこの構築と全く同じものが強いとは限らないので、各自で研究していってください。

余談ですが、このnoteを書いてる間に「LEPUS」という調整チームに参加させてもらいました!
Twitterの名前も「LEPUS|りん」になっているはずです!

ちなみに「KTC」っていうのは僕が名前付たけど結果的に誰も参加しなかったチーム(仮)だったので、DB1st九州に関しては僕一人で構築を考えたりしていました。

全国がんばります!!

ではまた!

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