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内部監査人_013_監査報告の難しさ

(内部監査人が監査報告書に悪戦苦闘している雑文です)

皆さんは、監査報告書の苦手意識はありますか?ここでいう監査報告というのは、経営者報告のイメージです。これは会社の成長ステージや社長自身の考え方によって大きく変わると思います。

何が変わるのかっていうと、その目線。
目線が高いから良い、低いから悪いというものでも無いと思います。要は社長が報告として求めている目線通りの報告が出来ているかどうか?

ここでいう報告というのは、こんな不備がありました。つきましては指摘事項を社長名で行いたいので、こちらにご捺印をお願いします、という形式的なものではありません。

どの様な不備があってどう改善していってるか?という目線。『どの様な不備があって、誰がどのように改善をしていっているのか?』を把握されたい経営者もいれば、『内部監査室が適切に運営されている事』を把握されたい経営者もいます。後者の場合に、個別事項を詳細に報告してもご理解を得ることは難しい。このような目線の差があった時に、大変辛い気持ちになります。

この目線の高さを揃える為に、教科書とかでは「経営者とのコミュニケーションを醸成する事」とか、そう簡単ではない言葉で終始されてしまうと、たちまち手詰まり感が…。在宅勤務せずに極力出社して社長のおっしゃっている事、社長がおっしゃていたと会話している社員の会話などを聞き、少しでも役に立てようとはしてますが。

これといった明確な方向性が見えないなかで仕事をしていくのは難しい、と思う一方でこういった事を考えていかないといけないよなぁ、と日々悪戦苦闘です。


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