人生のモテ期を数えたらきっちり3回だった話
今日はみくまゆたんさんの企画に参加します!
これまで自虐の限りを尽くしてきて、流石にめぼしいネタが尽きかけているところにきたこの企画。
やるしかないですね(; ・`д・´)ゴクリンコ
人生には3回モテ期が来るという。
とはいえ、モテた記憶なんてほとんどない。
これを機に真剣に思い出してみると……確かにあったわ。
でも、モテ期というにはあまりに全て刹那的で、点だった。
モテ点。
そう、モテ点はきっちり3回あった。
1点目
あれは小学5年の時。5年1組の教室の隣は視聴覚教室で、授業で使わない時は誰もいない空き部屋だった。
昼休みに廊下を歩いていたら、その視聴覚教室から女の子の声が聞こえてくる。
あれ、誰かいる?と思い、立ち止まって聞き耳を立てるとどうやらクラスの女子2人が話しているようだった。
声からエリちゃんとエミちゃんだと分かった。
なんだろうと思うと自分の名前が出てドキリとする。どうやら、エリちゃんがマイトンを好きらしい。
そんなことは初めてだったので、聞き耳を立てているのがバレたらマズいとすぐにその場を立ち去った。
それから毎日が楽しくて仕方なかった。エリちゃん、いつ告白してくるんだろう?確かにバレンタインでいつもクッキーくれたよな。
あ、今目が合ったかも。
どうしよう。
駄菓子菓子
待てど暮らせどエリちゃんに告白されることはなく卒業し、気付けば42歳になっていた。
2点目
大学生になった私はアルバイト先で一人の女子大生と出会う。少し年上のそのひとは、私の苦手な香水化粧強め女子だった。バイトというのは国立の会議場でイベントや学会の録音をする仕事だった。その日初めて会った香水女子は私が京大生だと分かると目の色を変えてアタックしてきた。
恋は追いかけるのが大好きな性分の私は、人生で初めての追いかけられる体験で完全に引いていた。強引にメアドを聞き出され、デートの誘いを受けた私は当時付き合っていた彼女に相談した。
「なんかわからんがデートに誘われたんだが」すると彼女は「いってきーや。いい経験やん」とおかんが子供をスキー教室に送り出すかの如く軽やかにGoサインを出したことにより、デートが敢行されることとなる。
控えめに言ってデートは楽しくなかった。2人でミスティック・リバーを観たが、リアルに深い森に迷い込んでいる気分だった。映画後の喫茶店では、コーヒーをいくら飲んでも喉は潤わなかったし、ソニプラで香水女子が好きだというバーバパパのストラップをお揃いで買ってもらったとて、私はそれより彼女が大好きなおさるのジョージのグッズを買いたくて仕方がなかった。
心がどこにあるのか分からない私と過ごすのは流石に相手も気まずくなったのか、早めに解散となった。
その後丁寧に謝って二度と会うことはなかった。
3点目
社会人となった私は、5年半付き合った彼女から、「交際トハ即チ契約ナリ」と資本主義のハンマーのようなクールな言葉で殴られ、心を折られた私はお別れを告げた。
しばらく一人を楽しんだが、どうにも寂しくて人生初の出会い系サイトに登録した。
登録してすぐに、学校の先生だというAさん、超有名ゲーム会社のプログラマーBさん、都内でOLしているCさんと連絡をとりあうようになった。
1番動きが早かったAさんとは1度デートをして、あちらからはまた会いたいと有難いお言葉を頂いた。そうこうするうちにCさんとも会うことになったのだが、送られてきたCさんの写真に一目惚れした。
結局、Aさん、Bさんにはお断りの連絡をして、Cさんと会うことにした。3人から1人を選ぶなんて事態が自分の人生で起こるとは思わなかった。
Aさんは優しい人で泣きながら私の幸せを願ってくれた。今彼女が幸せであることを心より祈りたい。
Bさんからは、予想の3倍辛辣な言葉でなじられた。さすがガンダムのBA〇DAIさんだった。
Cさんとは初デートで新宿中央公園の桜を見た後、その日の夜に電話で告白した。
幸いOKをもらって2回目のデートの待ち合わせ。
まさかの顔をはっきり覚えてなくてハチ公前でキョロキョロしてしまった。
そんなCさんとは、結婚して今に至る。
ちなみに2点目の話はnoteを始めてすぐに記事にしていました。
この話、2回くらい書き直してて、苦労して出したんですけど、今読むと文章固いすね。
そしてゆったん読んでくれててびっくり🥰
ずっとこれをリライトしたくて、ようやく叶いました。みくまゆたんさん、素敵な企画をありがとうございました!
そしてアイキャッチはモテる男をCopilot氏に描かせたらこうなりました。濃ゆいな!
今日の勝手に記事紹介はℕ.𝕆.𝕋.𝔼さん。
パーフェクトじゃないヒューマンが世界を救うのです。
いつも素敵なエネルギーをくださるℕ.𝕆.𝕋.𝔼さんに感謝。
サポートいただきありがとうございます😊嬉しくて一生懐きます ฅ•ω•ฅニャー