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新庄剛志監督について語ります⚾🤘


21年11月。新庄剛志監督が新監督就任会見で述べた公約

『まさかないとは思いたいけど、このタイミングで新庄監督解任は、間違ってもやってくれるなよ』

↑僕は9月に入ってから、毎日ずっとこんな気持ちで落ち着きを欠く毎日でした😣(苦笑)。
幸い、9月27日に球団から来季の留任が正式に発表され、僕もやっと安心しました😄

以前にも書いた通り、北海道日本ハムファイターズは、16年の日本一を最後に凋落の一途を辿り、19~21年は3シーズン連続5位。
そこにさらに、チームを完全解体してゼロからのチーム再建を進めるべく、中田翔(4番)・西川遥輝(1番)・大田泰示(5番)・秋吉亮(セットアッパー)を放出。
チームは完全解体。
土台はゼロからの再建を目指す、思い切った舵を切りました。
そこに投入された最強の劇薬が新庄剛志監督。

【批判を恐れて誰もやろうとしない事を、事もなげに当たり前のように着手する】

そんな新庄監督に、北海道日本ハムファイターズは、球団の命運を託しました🤘

まず最初に、僕が新庄監督の留任を心底願った理由を述べておきます。
単純明快です😄

【3年連続5位のチームから、さらに主力選手4人をリリース。土台すら崩れ去ったチームの土台を新たに築き上げるには、2年ではあまりにも時間が足りないから】

【やっと土台ができ始めたタイミングで解任なら、この2年はすべて無駄になってしまう】

これは、落合博満さん・中嶋聡さんが仮に監督を引き受けてたとしても、2年連続最下位は逃れられなかった。
良くも悪くも何かと目立つ新庄監督だからこそ批判の嵐にさらされてましたが、ここまで土台が崩れ去った状態のチームを、強固な土台を築き上げるには、最低3年は必要になります。
だから、3シーズン目も指揮を取れるのが決まった事に、僕は心の底から安心しています😂ε-(´ω`;)ホッ

             〖⚾22年シーズン総括⚾〗

【①清宮幸太郎覚醒】

21年シーズン、清宮くんはプロ4年目にして初めて、1軍から完全に干されました。
プロ1年目から3年連続7本塁打を放つも、前任の栗山英樹監督が完全に匙を投げ。
そこに新庄監督が秋季キャンプの段階から楔を打ち込みました。

『体重をあと10キロ落とし、腰の回転で飛距離を出そう』

という意識改革を促し。
結果、打率は2割前半も、キャリアハイの19本塁打。

【②松本剛開花】

22年春季キャンプ直前、松本剛選手は無念の故障。
春季キャンプは2軍スタート。
しかし、1軍と2軍のグラウンド移動用の3輪バイクに自ら乗り込み、事細かに自分の目で、逐一新庄監督は選手の様子をしっかり見ていました😊
開幕前日、1軍で故障者が出たタイミングで、新庄監督は迷わず松本剛くんを1軍に呼び、開幕戦で4番起用。
開幕戦でマルチ安打した勢いをそのままに、驚異的なペースで打って走り、首位打者&盗塁王をまとめて取る勢いで突き進み✨✨
結果的に、球宴直前に自打球で膝を骨折し離脱しましたが、完治していないのを承知で新庄監督は1軍に呼び、打席が回りやすい1番での起用をメインに、規定打席に到達させるために試合に出場させ、.347という高打率で首位打者に👑
昨シーズンが終わる頃には、顔つきも精悍さと自信に満ち溢れ、言動にも風格が✨✨
杉谷拳士選手の引退試合で、サプライズ胴上げを演出したのも彼でした😊

【③未完の若手台頭】

1シーズンすべてをトライアウトに充てるという大胆な施策を有言実行でやり抜く中で、埋もれていた若手が大挙台頭。
万波中正・今川優馬の若き大砲候補が揃って14・10本塁打を記録✨✨
ルーキー上川畑大悟は、"神川畑"と称される圧倒的守備力でショートのレギュラーを手中にし、3割近い打率も記録。
吉田輝星も、入団以来初めて1シーズン完走し、リリーバーで大きな存在感を発揮。
鈴木健矢は、新庄監督からアンダースローへの変更を提案され、一気に大ブレイク😄
その勢いのまま、ファンフェスの余興ソフトボール大会でもアンダースローを披露する茶目っ気まで発揮し😂(爆笑)。

このように、無名の新戦力が次々と台頭し、リーグ成績は圧倒的最下位も、21年シーズンまでの閉塞感は消え失せ、久しぶりにファイターズに活気が戻ってきたのを実感できるシーズンになりました😄🤘

            〖⚾23年シーズン総括⚾〗

【①開幕直後からの大いなる誤算】

『22年シーズンのトライアウトに合格した選手をガチガチに固定して起用する』

というプランは、シーズン開幕直後にいきなり頓挫😣
16名もの大量故障者が続出し、ガチガチに固定どころの話ではなくなり、選手起用については、特にシーズン前半戦は、昨季同様のトライアル起用をせざるを得なくなり。
さらに内野手が、新本拠地エスコンフィールドの天然芝と土の境目(=アンツーカー)で起こるイレギュラーバウンドに1シーズン通して適応できず、エラー連発。
それに伴い、11月1日からの秋季キャンプは、異例とも言えるエスコンフィールド開催が発表されました。
(=正確には、エスコン組と沖縄・国頭組に分けます)
このイレギュラー以外にも、悪送球が物凄く目立ち

 【守備力をベースに接戦を守り勝つ野球】

を標榜するファイターズにとって、泣きっ面に蜂状態😢
守備においては、捕手・二塁手・遊撃手・中堅手のいわゆる

              【センターライン】

が強固なチームはもれなく強いですが、今季のファイターズは、特に二遊間が総崩れ😭
昨季無双を誇った上川畑大悟選手までも、守備・打撃両方で大不振に陥り。
二遊間は、シーズン終了間際の今もトライアウトの日々😱
その苦心の日々の中で、奈良間大己&上川畑大悟という結論を遂に見つけ出した模様😄

【②無敵の外野陣誕生の予感🔥💪】

怪物クラスの強肩・快速を武器とする万波中正・五十幡亮汰・江越大賀・矢澤宏太に加え、堅実でクレバーな松本剛、強肩を誇る今川優馬。
この猛者たる外野陣から、万波中正が、日本最強の右翼手として突き抜け始めました🔥💪
ただ肩が強いだけでなく、打球の落下地点の見極め・フェンスの位置も冷静に把握し、捕ってからの返球もクイックで無駄がない、身体能力に頼らず、基礎を徹底的に大切にする丁寧な守備は、既に世界最高レベル。
あと10年ゴールデングラブ賞は誰にも渡さないはず👍🏻´-
中堅手も、守備のポテンシャルを考えたら、五十幡くんの定着に期待。
とにかく、守備範囲が広く強肩。
ただ、フェンスの位置の把握と打球の落下地点の見極めが拙く、加えて、打撃でも自らの足を活かすための工夫が足りず、不動のレギュラーには至っていない。
ただし、ポテンシャル、身体能力は12球団最強の外野陣。
松本剛・五十幡亮汰・万波中正でゴールデングラブ賞独占が、来季への期待😉

【③建山投手コーチの手腕】

田中正義くんのクローザー・池田&河野&福田俊くんのセットアッパー・北山亘基&金村の先発など、適材適所を見つけ出す能力がピカイチ✨✨
時には耳の痛い言葉を浴びせたりもするが、選手からの信頼は絶大。

【④成功は選手のおかげ。失敗したら監督のせい】

↑この言葉を堂々と言い切り、ぶれずに貫く新庄監督は偉大。
もちろん、油断からの怠慢プレーや、求められるプレーのレベルが高い選手に対しては手厳しい。
称賛と非難の使い分けは、野村克也さんをお手本にしているはず。
いずれにせよ、称賛と非難に、依怙贔屓の要素は無い。
求められるレベルの高い中心選手だからこそ、称賛より非難が多くなる。

けど、ホントこんな上司はなかなかいない😄
成功は選手の手柄で、失敗は監督のせいと言い切ってくれるのは、選手は本当にリラックスできるし、委縮もなくなる😊


【子供たちがカッコイイと思ってくれるユニホームを作りたい】
というコンセプトから新庄監督自らがデザインした、戦隊ヒーロー物のユニホーム


 【今後への期待】

荒削りながら、無限の可能性、えげつないスケールを持った選手が、万波中正を筆頭に台頭してきている。
2年目の今季は、思わぬ誤算だらけでプランを大きく軌道修正せざるを得なかった中、5月に1度、借金3まで成績を上げた事を忘れてはいけない😄

この2シーズンで築いた土台が強固になり、24年シーズンに形を残す。
そんな予感しかしません😊🤘


選手ファーストの新庄スタイル

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