エニアグラムのタイプを簡単に判別する方法
「性格診断を色々やったのに自分のタイプが結局分かんないよ〜!」
こんな人多いと思う。その懸念がちょっとは払拭された方法があったので今回はエニアグラムで書いていく。
前提
診断や占いにハマって梯子する人にありがちだが、どれが信用できて誰が信憑性があるかの疑問が尽きない。
この手の類のものは全て、ある尺度から一側面を切り取ろうとしている類型論的側面を含んだ捉え方である。
数字で出されるものがあるので一見統計的にも正しそうだがその土台となっている理論や計算の出し方なども分からないと眉唾物の域を脱するのは難しい。
一応ある程度の信頼が保障されている診断といえばWAISに代表されるような心理検査がある。ところが心理検査の歴史は結構浅くて、しかも今でも改訂を繰り返して更新され続けている。
出来た経緯も、戦争をやる際に「ろくに使えないまともじゃない人を省きたいんだけど効率良い方法ない?」というこれこそまともじゃない発想から派生して出来たものだ。(悲しいことにまだたった100年も経過していない)個人の心なんて割と最近までどうでもよかったのだ……だって誰も気にしないし。この流れで出来た心理検査は今では使えたもんじゃなく、異常性にフォーカスしたもので質問内容も時代背景が反映されたものだった。時が流れるにつれて考え方も変わってきて、今の日本では精神疾患やHSPとかは珍しくもない言葉だがすこーし前までは座敷牢監禁とか平気でやってた。一人ひとりが主役になる時代はここ最近のトレンドであって、私はそれを好ましく思う。
視点をMBTIだとかソシオニクスだとか、ある考え方に固定してそこから見ようとする。そうやって視野を狭めないと、それだけ人を捉えるのって難しいのだ。
今の社会は科学信仰だがちょっと前までは地球が太陽の周りを回ってるんだけど?と言えばイカレポンチ扱いで袋叩きだったので私たちの当たり前って脆くてしょぼい。
そしてこの考え方だと、一つの診断で全部丸々分かる訳ではない。なので診断を神聖視や絶対視しないで、あくまでもこんな風にも見えるかも程度で考えるのが良いのではないか。タイプを見つけたところでそこからどうするか?どう自分や周りに使うか?が大事ではないか。
長いので一言で言えば全部が正しい訳じゃないから鵜呑みにするなよってことです。
本題
結論から言えば
自分の好きな人やキャラのタイプを全部書き出せ
これです。
私はエニアグラムだと4w5だったんですがずっとT5、T6と迷ってました。どれでもおかしくないし困ったもんだと悩んでいたら、ふと好きな人やキャラってどのタイプだろと気になってPDBでタイプを漁って書き出してみました。
(類型論のコミュニティサイト。芸能人やキャラクターをタイプだと何かを議論し合っている。概ね異論なしだが、たまに変な診断がメインになったりして論争にもなる)
結果、ほぼ全員T4、T6、T7でした。
まずエニアグラムって9種類あるのにこんなに偏るかと驚愕。30人ほど書き出したんですがね。4と6に関しては私がキャサリンのトライタイプでは461なので納得でした。
(エニアグラムの拡張パックみたいな理論。トライタイプ内に6か9が入ってる人はめちゃめちゃタイプ自認に迷いやすく、逆に6も9も入っていない人は基本迷わないそうな)
因みにトライタイプは2回やって1度目は良い子ちゃんぶって461、2度目は中身丸さらけのクズ回答で461だったので騙せなかった。
T7はある某ブログでT5とT7の位置逆じゃね?理論を提唱されている方がおり私は全面的に同意しているのですが、それで見ると私の4w5は「7に憧れてるけど7が一番ヘッタクソな4」ということになり、これも納得。
要するにいかに自分と似通ってる人を好むかがわかる。
自分の要素をもっと魅力的に使える人ってかっこいい。憧れの要素を上手に使える人ってすごい。わお単純。
これをもって私はやっぱり4w5で大丈夫そうだなと思えたのでした。
他にもおすすめは
・他の性格診断コミュニティサイトで自分のタイプか疑わしいタイプの自分語りを見る
(この考えマッチするな、しないなと見れば絞りやすい。例えば461の説明は全面同意だったが469だと途端に違和感やそりゃないだろってツッコミが出た)
・迷っているタイプの比較記事を見る
(T4とT6比較などの記事が結構ある。トライタイプでも46持ちの特徴といった記事があるので有効)
・そもそも迷ってる時点でトライタイプ6か9はまず入ってると思うよ
それでも決まらなかったら自認を決めたくない……自分を知りたいが枠に囚われるのは嫌だとか、地団駄を踏んでいる状況を甘んじていることが快適だと思っている節があるのではないかと思います。エニアグラムにこだわらずに自分の悩みにフォーカスすれば膠着が変わるかもですね。
因みに嫌いな人やキャラを書き出したらまた面白い結果になったのでそれも追々。
是非お試しあれ。
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