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誰もが「好き」で選べる洋服を。Re-designing The Fashion. 解説1/4


デジタルハリウッド大学院 19期 矢野目莉奈です。体型の変化によって着ることができない、介護に不便だから諦める、足が動かないから着れる洋服が限られる...など、本当は好きなものを着たいのに自分のからだには無理だからしょうがないとオシャレを諦めるのではなく、好きなデザインを当たり前のように着られる世の中になったら良いなと服作りを始めました。

なぜそのように思うようになったのかは、私の母が足に障がいがあり、好きな洋服を着ることができない悲しさを一番近くで見ていたことにあります。母の繋がりから同じように困っている人が多いことに気づき、より作りたい気持ちが強くなりました。

Izumi

既存のジャケットの背中の縫い目をほどきファスナーに変更。片腕が動かなくても一人で着脱できるように、そして背中にポイントのあるデザインの洋服も見せびらかして着ることができます!半身麻痺の方のリメイクを参考にしました。

Mika

長めのストールが一枚あればすぐに作れる膝掛け兼ポンチョ。半分に折り、真ん中をくり抜けば頭から被るだけで防寒になる洋服の完成。後ろを短くし前を長めにすることで車椅子に乗っている時の膝掛けになるそうです。

Mizuki

私が入院していたときに、下着がつけられないままパジャマを着なければならなくて、その状態で病院内を歩くのが恥ずかしくて大きな襟があれば胸が気にならなくなるのにな、、と考えて自分の経験から作ったビッグつけ襟です。レッグウォーマーは、足に傷やギプスをしていたり、または車椅子は足が冷えるときいたので温まってくれたらいいなと作りました。

Lera

トイレや診察に必要な箇所だけが開けるように、全てを脱がなくても良いように上下必要な部分のみ開くようにファスナーを前から腰までつけました。どんな状況でもオシャレを諦めないで欲しいと、寝たきりになってしまったオシャレな身近な人を想像して作りました。

Rei

ベルトで調節するフリーサイズのパンツです。ウエストは120cmまで対応可能です。コルセットやウエストの変化が激しい妊婦さんでも履けるようにと作りました。通院の行きと帰りでウエストに変化が起きても、同じパンツで帰ってこれるようにと考えました。

私一人で作っていてもこのような経験はすることができなかったと思うので、今回ファッションショーを開催する機会に恵まれて感謝です。モデルさん、ラボのメンバー、OG,OBのみなさん、観客のみなさん、事務局のみなさん、そしてOlga先生に感謝しています。ありがとうございました!

19期 矢野目莉奈
https://instagram.com/ynmrn98?igshid=YmMyMTA2M2Y=

好きなことを、ちゃんと好きと言えるように。
着たかった服を、あきらめなくていいように。

既製服を着やすくするお直しサービス「キヤスク」

少しの工夫で、生きやすく。17期 みおしん

P.S 総監督は、この日の翌日がお誕生日とのことで、サプライズでお祝いしちゃいました!

ʜᴀᴘᴘʏʙɪʀᴛʜᴅᴀʏ!! we love you!!

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