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赤ちゃんの便の色、正常と異常わかる?

こんにちは。子育てママのゆきです。
赤ちゃんは体のどこかに異変を感じても、自分から言葉で伝えることができません。
そんな赤ちゃんにとって、うんちは大事なサインです。
いつもと明らかに違う色や、形、においなどの変化があれば、病気が隠れているかもしれません。
本日は「赤ちゃんのうんちの色と病気」についてお話したいと思います。

1.赤ちゃんのうんち、心配な色は?

それぞれのうんちの色について、考えられる病気についてお話します。

黄色・緑色のうんち

赤ちゃんのうんちで黄色や緑色になることがありますが、胆汁のビリルビンという色素の色であり病的ではありません。

白い色のうんち

白色で固形便の場合は胆道閉鎖症、白色で水様便の場合はロタウイルス性胃腸炎の可能性があります。
白色~クリーム色のようなうんちです。
健康なうんちは胆汁が小腸で混じりあって茶色~黄色っぽくなりますが、色がないということは、胆道の障害が考えられます。

赤い色のうんち

赤い色のうんちの場合は血便かどうかの判断が必要です。
血便の場合は、下部消化管出血、細菌性腸炎、腸重積などで見られます。
においをかいでみて、血の匂いがするかということも判断の基準になります。
腸重積はいちごジャムのような粘り気のあるうんちが特徴です。覚えておいてくださいね。

血便かどうかわからない場合は、かかりつけの小児科を受診しましょう!!

《問題ない場合》

・赤い色をしているが、固いうんちに少量の血がついている
 →排便時に肛門がきれたもので問題ありません。

・トマト、スイカ、赤かぶ、にんじん等の食べ物を一度にたくさん食べた
 →その食物の色の便がでることがあります。
  これも血便ではないので問題ありません。

黒色のうんち

胃潰瘍の可能性があります。
胃や十二指腸潰瘍など、上部消化管で出血があると、うんちが黒くなります。

《問題ない場合》

貧血で、鉄剤を内服している赤ちゃんもうんちが黒っぽくなります。

つまり、黄色、緑色のうんちは心配ありませんが、赤い色、白い色、黒い色のうんちは注意が必要です。

実際の色がどんなものか気になりますよね。
実は母子健康手帳に、「便色カード」が差し込まれています。
便色カードを観ながら、うんちの色を確認してみるのもいいと思います。

2.受診するときはどうすればいい?

異常な色のうんちが出たときは、おむつは捨てずに、しっかり包んで病院に持参しましょう。
実物を見てもらうことで、正確な診断ができる場合も多いです。

うんちは赤ちゃんにとっての健康のバロメーターです。
おむつ交換の時には、しっかり確認してあげてくださいね。


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