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妊娠中の食事は子どものアレルギー発症に影響する?

こんにちは、助産師のさっこです!

妊婦さんから「妊娠中に食べたものは子どものアレルギーに影響しますか?」という質問をよくいただきます。

日本でアレルギー性疾患の有病率は年々上昇傾向であり、現状では国民の3人に1人は何らかのアレルギーを有していると報告されています。
(厚生労働省健康局がん・疾病対策課:平成28年アレルギー疾患の現状等厚生労働省)

保育園や学校での対策なども強化されている中、これからお子さんを迎える方にとっても気になる話題ですよね。

では実際はどうなのでしょうか?

現時点の研究結果では

特定の食物抗原を除去することによる児のアレルギー性疾患発症予防効果は期待できず,むしろ早産,低出生体重児などのデメリットが大きくなると考えられる。また,特定の食品成分の過剰摂取も有益とは断定されない。

 妊娠中の食事と児のアレルギー  周産期医学VoL46 No.122016-12

とされています。

逆に、特定の食品の摂取を制限することが、母体の栄養不良や低出生体重児、早産などのリスクに繋がる危険性が示唆されています。

コンビニやスーパー、外食などで手軽に食事を摂れるようになってきた反面、“栄養がある食事”を摂るには、自らの意識や心がけがより大切になる時代になってきました。

妊娠中は体重管理などで食事や体重コントロールなどにも神経質になりがちですが、“まごわやさしいこ”に代表されるような和食の食材を中心に、バランスのよい食事を心がけていくことが大切ですね。


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