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子供の運動能力低下と専門種目の特化による弊害





2018年度調査によれば現代の子供の体力、運動能力は30年前と比べてほとんどの種目で下回っている(文部科学省調べ)

一方、身長、体重など、体格面では現代の子供の方が上まっています。(文部科学省調べ)

現代の子供が体格で上回っているのにも関わらず、運動能力は30年前の子供の方が高い。

これは、昔より豊かな生活ができ、栄養のある食事を食べられるから、現代の子は体格に恵まれて、逆に昔より交通手段や家電製品などの発達などによって体を動かす機会が減り、運動能力は下がっていると考えられる。

他の原因として考えられるのは、
VOD(動画配信サービス)が簡単にアクセスできるようになり、運動減少、家にいる時間の増加。

運動する場所がない、友達が習い事で忙しいなどの機会損失など。

近年の傾向として多いのは、

専門種目「サッカーだけ、野球だけ」に特化したトレーニングのしすぎ。


遊びや他のスポーツから、もっと多くの動きを体得する必要がある

その結果、専門種目がより伸びる

例を出すと、サッカーが上手くなりたい、プロになりたい、だからサッカーの練習、ドリブルの練習をひたすらする。

これを続けると、スキルはもちろん伸びる、だが下肢の筋肉が、上肢に比べて発達して、バランスが悪くなる、最近では、転けたときにうまく受け身ができなくて、骨折する子供が増えてきている

私の体験談を話すと、サッカーの練習はもちろんしていたが、幼少期、友達と公園で様々な遊びをした。缶蹴り、かくれんぼ、警ドロ、ドッジボール、木登りetc

様々な遊びからいろんな動きが勝手に習得される

この状態で、またサッカーの練習をする

その幼少期に意識して遊んでいた訳ではないが、今思うと、遊びが私の運動能力を作っていたのかなと感じる


もちろん一つの競技に特化して、良い成績をその幼少期の数年は残せるでしょう。
でも、すぐに頭打ちします。

現在、どのスポーツ競技でも運動能力(身体能力)が求められる時代です。

今の子供たちが主役になる時代は、もっと身体能力が必要とされていると思います。


その時にスキルだけで勝てるほど甘くはありません。

幼少期にどれだけ、違うスポーツに触れ、いろいろな遊びをして、基盤となる運動能力を上げられているかは、とても重要な要素になると思います。


スポーツ競技レベルの例を出してきましたが、スポーツの世界に進まない子供達にとっても、適度な運動、遊びは必要です。

大人になって、健康を維持しようとする場合、運動は不可欠です。
その時に、運動が嫌いだったらどうでしょう。

運動をしてこなかったために、階段で転び、手がつけなくて、大怪我をしたらどうでしょう。

やはり、競技をせずとも、運動や遊びから得られる、基礎となる運動能力が高いに越した事はありません。


このように、近年は子どもたちの運動不足は社会問題です。




安全で伸び伸び遊べる場所が必要です。



そんな場所を作って、子どもたちの基礎運動能力が上がるお手伝いをしたいです。


作ります!!


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