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サラダ兄弟の挑戦

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サラダボウル専門店「WithGreen」代表、武文智洋です。2016年に弟・謙太と創業。国産の野菜にこだわり、体にも心にもおいしい、主食になるサラダを日本中へ。東京・神奈川・大阪… もっと読む
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自分が登る山は何か? ウォール街証券マンが世界一周旅からサラダで起業

昼下がりのパブで、楽しそうにビールを飲む人たちで華やぐ、ロンドン。美しい街並みになじまな…

ブランドは、事業の成長と正面から向き合うことで生まれる

ブランドに、近道はない。 ブランディングは、やろうと思ってすぐにできるものではない。 実…

1000億円企業の経営者から言われたアドバイスは、「組織図を見よ」

「Build on your strength.(強みの上に築け)」 マネジメントの父、ピーター・ドラッカーの…

ブランドの転換点。「統一感のなさ」から「伝わる発信」への3年間の旅

コミュニケーションって、「発信して(伝えて)」から「受信する(伝わる)」までして初めて、…

立地で成功の7割が決まる。1000円超のサラダが関西でも大人気の秘訣

京都市街を東西に走る、四条通り。 自転車にのり、河原町~四条烏丸周辺をぐるぐると散策しま…

コロナと飲食店の3年続く闘い【後編】 ライフスタイルの変化、従業員のコロナ感染、飲…

前編はこちら→コロナと飲食店の3年続く闘い【前編】「ピンチはチャンス」の本当の意味 「陽…

コロナと飲食店の3年続く闘い【前編】 「ピンチはチャンス」の本当の意味

「社長、これ……どうする?」 難しい顔で意見を求めてくる、弟の謙太。いつもの私たちなら、「何とかしよう!」「どうするか考えよう!」。そんな前向きな議論になります。でもこのときばかりは、すぐにはそんなふうになれませんでした。 「これは、相当大変なことになるかもしれないな……」 呆然としたまま、こんな返事しかできませんでした。 2020年3月、中国・武漢で発見されて瞬く間に広がった新型コロナウィルスが本格化。日本も緊急事態宣言が発令され、ロックダウンに入ると発表されたとき

メニュー開発の長い道のり。自信作なのに「出せない」季節限定商品

※今回は、サラダ弟こと、武文謙太の視点でWithGreenを語ります。 冬の限定スイーツ、温かい…

1億円以上を失った、ディナー業態の大失敗。「得意を自覚すること」の難しさ

自分たちの一般的な店舗サイズは、15坪。もしもこれが3倍広い区画なら、売上げを3倍にできるの…

物語も味わう。サラダにアボカドを入れない理由

さえぎるものは何もない。広がる空と農場。朝から収穫作業に精を出し、夕食には、採れたての野…

「どっちが楽しいかで決めなさい」 兄弟起業支える『宇宙兄弟』のセリフ

「頭で考えなきゃいいのよ。あなたのことならあなたの胸が知っているもんよ。『どっちが楽しい…

「兄の夢」を一緒に叶える。29歳で大企業のキャリアを捨て、起業の道へ

※今回は、サラダ弟こと、武文謙太の視点でWithGreenを語ります。 --------------------------…

主食サラダだから。「一口めから最後までおいしい一杯」への追求

※今回は、サラダ弟こと武文謙太の視点です。サラダボウルへのマニアックなこだわりを、書いて…

飲食で1店舗目を失敗しないために、自分がしたこと

東京・神楽坂通り。通り沿いに建つ目的の店を見つめながら、少し離れた物陰に、私は立っています。 手のひらには交通量調査に使われる数取器をにぎり、店前を通る人数をカチカチとカウントして、計っていました。 WithGreenの1店舗目となる神楽坂店を出店する前、私は弟の謙太と交替しながら、この調査を毎日、昼食時と夕食時の2回、2ヵ月繰り返していました。 店前通行量に対して、何パーセントのお客さんが店に入るのか。 1.「出店を狙っている店舗」 2.「出店予定場所近くにある、似