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アマミキヨと白い龍に会いに北海道②

2日目は有珠山に向かう前に、虻田神社に立ち寄った。

虻田神社鳥居

ここは地形的に羊蹄山から南下する龍脈の上にあり、洞爺湖の龍神さんとも縁深い場所らしい。

実は4月のある日、日課の「ハイヤーセルフとお話しタイム」をしていたところ、大きな湖から白い龍が立ち昇るイメージが見えて「洞爺湖の白龍に会ってきなさい」と、言われた。

またまた突然の「行ってこい」情報 has come。

どうして洞爺湖ですか?会ってどうするのですか?洞爺湖の龍さんは白いんですね?
続けざまに質問を返すと「行けばわかる」と、一言だけお返事が。

Googleマップを確認すると伊達市有珠町と洞爺湖町は隣同士で、距離的に近い。これ幸いと、まとめて訪れることにした。

とはいえ、私は洞爺湖の龍神さんに詳しくなく、4月に見たイメージも「ほんまでっか?」と少々疑っていたのだが、虻田神社のホームページには「白龍は洞爺湖の象徴」とある。

厳寒期の同神社では、ごくたまに「雪蛇」と呼ばれる蛇模様が鳥居に現れるらしい。ホントに見事な白蛇さん(蛇は龍の別バージョン)なので、興味がある方はこちらの神社HPでご確認を。

こちらの神社は境内以上に裏山の『龍山道』が素晴らしかった。

龍山道の入り口
山肌を蛇行しながら15分ほど
願掛けスポットらしい

この山道を歩くことは、龍脈の上を歩くのと同じで、歩きながら大自然のエネルギーをいただくことができるのだと思う。途中で「エクセレント!」と言いながら下りてきた外国人カップルとすれ違ったけど、ホントそうよね!

「分かる⁉ですよね!」と、ハイタッチしそうになったもん。怪しすぎるからやめたけど。

緑の匂いが色濃い新鮮な空気、小鳥たちのご機嫌なさえずりとさざめく草木たち……。一歩ごとに、自分がひたひたと満たされていくのが分かった。

自分のオーラを見ることができたなら、きっと龍山道の展望台で深呼吸する私は、透き通っていたと思う。虻田神社は京都の伏見稲荷のご分霊を祀った神社だそうだが、山の神様もいらっしゃる気がする。

ここには山と海と湖に囲まれたこの土地の育むエネルギー、すべての生き物を豊かに育んでくださるエネルギーが満ち満ちていた。大自然の前では、宇宙の前では、私たち人間は子供ですね、神様。ありがとうございます。

この展望台では面白いことがあった。
私が聖地を訪れた際に必ずやるエネルギーワークをしながら「虻田神社の神様、いらっしゃいますか?」と話しかけたところ、ガサガサガサッと何かが後ろを横切る音がして、私の左側で気配が止まった。

ち、近い。すぐ近くに何かがいる……誰?

そうっと目を開けて左側を見ると、展望台のすぐ脇の木の幹にリスがいて、私の方を見ていた。

ここにリスちゃんが!!!

その距離1mほど。私の顔の真横にいたので、真正面から向かい合う形になった。

「Hi!リスちゃん!出てきてくれたの?可愛いねぇ!」

リスは神使だ。その子はディズニーアニメに登場するリスのような笑顔で顔を近づけてきて、まったく私を恐れていない。

その様子を見て、神様が私の呼びかけに応えてくださったと確信した。疑いようがないタイミングと位置、さらに表情。神様、分かりやすいサインをありがとうございます!!!

自分が人間で相手がリスだということを完全に忘れるくらい通いあうものがあり、ほんの10秒くらいだったけど、私たちはハートでハグしあった……と、思う。ハートが開いている相手と話すのは、人間でも動物でもすごく楽しい。

が、しかし、ハートフルな交流は、私がスマホに手を伸ばしたところで終わり、リスちゃんは踵を返して消えていった。お写真NGだったっぽい。
Nice to meet you!ありがとう、リスちゃん。

昨日のカラスといい、今日のリスちゃんといい、みんな親切だなぁ。
実はこの旅では、動物のみならず、人も親切だった。

猫さんとの出会いもたくさん

ゆく先々で自然と調和して生きていらっしゃる方々に出会い、楽しいおしゃべりと共に、北の大地の恵みをお裾分けしていただいたのだ。

その人たちは精神的にも、物理的にも、とても豊かな暮らしをしていた。

朝、採れたばかりのホタテやアスパラガスにイチゴ(全部特産品)が、お金を介さずに人々の間を行き交い、そのまま夕餉の食卓に上がる。もちろん、味は新鮮だからめちゃくちゃ美味しい。

その「朝採りの幸」を味見させていただきながら、豊洲に運ばれて、各店舗にやってきた時点で、北海道産の魚介類や農作物はすでに新鮮じゃないことを舌で実感……。エネルギー値が全然違うんよ。

ここの皆さんは「ただでいただく」お礼にホタテを網から外すのを手伝ったり、お庭の草取りを手伝うのですって。

そして、車がないお年寄りたちは、朝のバスで源泉かけ流しの日帰り温泉(広い!安い!景色良い!)にやってきて、ゆっくりお湯を浴びた後、休憩所で談笑しながらお弁当やソフトクリームを食べ、昼寝や散歩をして、午後のバスで帰っていく。

季節の花を愛で、天候と時間帯によって色合いが変わる北海道駒ケ岳を眺め、庭にやってくるリスを可愛がり……と、たいしてお金はかかっていないのに、とても満ち足りた生活を送っていらっしゃる方々が大勢いて、これからやってくる時代を垣間見せていただいた気がした。

きっと、レムリアや縄文時代の人々は、こんな感じで自然とも宇宙とも、動物とも、人間同士も調和する生活を送っていたのだ。


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