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【withE通信:会話の心得】 

 新しい学年になってもう2週間がたったころかと思いますが、新しいクラスや生活にはもう慣れてきましたか?「新しいこと」や「初めてのこと」は楽しみでワクワクする反面、緊張や不安もたくさんあることと思います。特に、新しいクラスになじめるか、友達ができるか、初対面の人とどうやってうまく話せばいいのか…これらは、皆さん気にしているところではないでしょうか?
 さて、今回はそんな皆さんに、会話のポイントについてお話したいと思います!

〈表情〉
 人と話すうえでまず大事にしたいのは、話すときの表情ですよね!皆さんは「メラビアンの法則」というのを聞いたことがありますか?メラビアンの法則は人間が視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の中のどこでどのくらいの情報を得ているのかという割合のことです。この法則によれば、人間は87%ほどの情報を視覚から得ているそうです!
 このことから考えると、話しているときの内容もそうですが、その話し方や話している表情によって相手が受ける印象は大きく変わってきます。笑顔で、明るく話すことが楽しい会話への第一歩ですよ!

〈聞き方〉
 会話は相手も自分も楽しく話せることが重要になってくるので、相手の話を聞く力は欠かせません。人の話をしっかりと聞ける人は、信頼を得やすく、自分の話も聞いてもらいやすくなるそうですよ!聞き方のポイントとしては、2つあります。
 1つ目は、相手の目を見ることです。目を見るのがちょっと恥ずかしいな…というときは時々目を合わして、それ以外は鼻や首のあたりを見るとよいでしょう。
 2つ目は、反応を返すことです。ちょうどよいタイミングでうなずいたり、適度に返答や質問をしたりしてみましょう。相づちの「あいうえお」というのを聞いたことがあるでしょうか?「あぁ!」「いいね」「う~ん」「えー!!」「おぉ!」というものです。一見単純そうに見えますが、相手の話の切れ間にこのような相づちをはさむことで、ちゃんと聞いていますよということがアピールできて、印象がよくなりますよ。質問の仕方については次でお話します!

〈話題探し〉
 さて、話を聴く姿勢ができたところで、いよいよ会話に入っていきます。ここで重要になってくるのは、相手の話したいことを見つけることです。皆さんは「Close質問」「Open質問」を知っていますか?これは質問の仕方について分類したもので、「Close質問」とは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問のことです。「国語好き?」「これおいしかった?」などが挙げられます。「Close質問」は、答えやすい質問方法のため、話のとっかかりを見つけるときにすごく役立ちます。しかし、「はい」「いいえ」だけでは、話が広がりにくいので、一方的な質問になってしまうことには注意が必要です。
 一方で「Open質問」とは、5W1Hで聞く質問のことです。5W1Hとは、「いつ(When)」「どこで(Where)」「誰が(Who)」「何が(What)」「どうして(Why)」「どのように(How)」の6つの疑問詞のことを指します。これらを使って質問するのが「Open質問」です。例えば「国語と算数どっちが好き?」「どれが一番おいしかった?」などですね。「Open質問」は、話が広がりやすく、自分のことも話しやすくなりやすいです。ただ、話が広がりすぎてどちらかが知らない話になってしまうとまずいので、気をつけましょう。

 いかがでしたか?初対面の人と会話することは、そんなに難しいものではありません。今日お話ししたことを人と話すときに少し意識するだけで、話が広がり、仲良くなりやすくなるかもしれませんよ。新しい友達をつくったり、初めてペアになって話したりというときに活用してみてくださいね!

作:わさび(国語・英語担当)

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