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withE通信:予習の役割

「予習・復習が大事です」
この言葉、誰もが1度は耳にしたことがあるでしょう。ところで、みなさんはこの言葉を素直に受け入れて「予習・復習」に取り組めていますか?復習に関しては、テスト前になると取り組む人は多いはずです。ですが、予習に関してはいかがですか?一見、テスト結果に直結しそうにない予習は、復習より軽視される傾向にあります。今回はそんな予習について考えていきましょう!

そもそも予習はどうして必要なのでしょうか?実は予習は、授業の受け方や内容の理解度に大いに影響を及ぼすのです!
とはいえ、どうせ勉強するなら予習に時間をかけるより、復習に時間をかけた方がテストで高得点を取れるのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。ところが、予習をすることによって、学習効率そのものを上げることにも役立ちます。では、予習のメリットをいくつか具体的に紹介しましょう。

・授業中の不安を軽減
授業で初めて目にする数学の公式、英単語に緊張や不安を感じる人は少なくありません。苦手な教科のものには拒絶反応を示す人もいます。ですが、きちんと予習を行なっていれば、これらは初めて見るものではなくなります。その結果、授業中、見知らぬものに対する不安や緊張は軽減されるのです。

・授業への集中力アップ
1日中、全集中力を注いで学校の授業を受けるのはしんどいものです。ですが、予習段階で理解できなかった箇所を明確にしておけば、授業中に特に力を入れて聞く部分を絞ることができます。授業を聞いてもわからない場合はその日の内に先生や友達に質問することも可能です。

・勉強へのモチベーション
勉強は苦手意識や自信喪失によってやる気を失い、さらに勉強内容がわからなくなるという負のサイクルに陥りがちです。ですが、予習によって授業内で理解度を高めることに成功すれば、自信がつきます。それが授業後の復習への動機や、学びに対する好奇心に繋がるのです。 
予習の重要性を理解していただけたでしょうか?しかし、ここまでの理解にとどまっては意味がありません。自分に適した予習方を見つけて、実践することで初めて予習の持つ効果を発揮します。そこで、次におすすめの取り組みやすい予習方法を3段階で紹介していきます。

1 教科書を通読
まず、次回の授業で扱うであろう教科書のページに目を通します。もちろん、授業を受ける前なので理解できない点があるのは当然です。ですから、わからないことに不安を感じる必要はありません。また、英語や古文については、教科書を読むと同時に、新出単語の意味を辞書で調べておくと良いでしょう。

2 教科書を熟読
ある程度、教科書の概要を頭に入れたら1度目より念入りに教科書を読みます。ここで大切なのは理解できる内容とできない内容を明確にすることです。理解できないからといって落ち込む必要はないのです。予習で完璧に理解しようとするのではなく、わからない部分をしっかり把握した上で授業に臨むことが重要です。

3 問題を解く
予習段階において、自力でわかる範囲はさらに理解を深めていくことも大事です。教科書には説明の途中に問題や問いがよく含まれています。わかる問題に関しては予習の時点でそれらを解いてしまうのです。そうすることで、より理解を深めることができ、わからない部分に集中して授業を受けることに繋がります。

いかがでしょうか?このように、予習は授業やその後の復習、勉強に対するやる気にもプラスの影響を与えます。いきなり全教科の予習を始めることは大変ですが、予習は勉強をするにあたって大切な行程です。まずは、得意な教科からでも、1日10分からでも継続して取り組んでみてください。予習を習慣化することができれば、学習の好循環が生まれるはずです。ぜひ、この記事を参考に、予習を自らの勉強に役立ててもらえたら幸いです。
                                                                         作:ゆい(英語担当)

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