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withE通信:自分の解き方を見つけよう

皆さん、こんにちは!
今日6/12は「日記の日」だそうです。アンネ・フランクの『アンネの日記』が書き始められた日だとか…。
 
さて今回は、こんな悩みを聞いたのでそれについてお話ししようと思います。
「国語は定期テストだとできるのに、模試とかになると思うような点が取れない…」
「文章を読むのに手間取って時間が足りない…」
定期テストでは授業で習った文章が出るので教科書やノートを見返したり、ワークを解くことで対策ができます。しかし、模試などでは見たこともない文章を限られた時間の中で解かなければいけません。
そこで重要になってくるのが、問題の解き方です。今回は長文問題の解き方の主なパターンを2つ紹介します。

〈パターン1〉
まず、1つ目は「問題を読んでから、文章を読む」という解き方です。
この解き方の長所としては、問題で何を問われているのかを理解してから文章を読むので、効率的に問題を解くことができます。
問題を読むときに何を問われているのかに印をつけておくと、後から見返した時にも見直しやすくなるでしょう。例えば、理由を聞かれているのか下線部の説明を求められているのか…などです。
また、問題に選択問題があればそれも読むことであらかじめ解答の候補を理解したうえで文章を読むことができます。
しかし、この解き方で気を付けなければならないことは文章全体を読まずに済ましてしまうかもしれないということです。問題を先に読むと、どうしても問題で問われている箇所に注目してしまい、他の部分を読み落としがちです。問題の中には下線部を読んだだけでは解けないものも多くあります。
問題を先に読んでも、文章は必ず全部読むようにしましょう。

〈パターン2〉
2つ目は、「文章を一度全部読んでから、問題を読む」という1つ目とは逆の解き方です。
この解き方の長所は、あらかじめ問題についての情報がなく文章を読むので文章をいったん自身の中で理解してから問題に取り組めるという点です。どういうことかというと、問題を先に読むと問われていることがわかるので効率は良いのですが、その問題に書かれている視点からしか文章を読むことができなくなってしまい、自身の考えを書くよう求められた際に、困ってしまいます。
また、先に一通り文章を読んでしまった方が内容を理解しやすい場合もあるでしょう。
しかし、この解き方は文章の内容を問題を解いているうちに忘れてしまって文章を読み返すことになる可能性も秘めています。そうなると、大幅な時間のロスになってしまい、時間が足りなくなってしまいます。


〈解き方は人それぞれ〉


さて、ここでは上記の2つの解き方を紹介しましたが、皆さんがやっているものはあったでしょうか。もちろん、これら以外にも解き方は無限にあると思います。
私の友人の1人は「文章に下線部が出てきたら次の下線部まで読んで問題を解く」という文章と問題を交互に読んで解くやり方をしていました。しかし、この方法は私には合わず、逆に答えがわからなくなってしまいました…。
このように、解き方というのは人それぞれに適しているものがあります。模試や自分で問題を解くときなどにいろいろな方法を試してみて、自分に合う解き方を見つけておくのがよいと思います。その時に、ぜひ今回紹介した解き方も試してみてくださいね!
                作・わさび(国語・英語担当)

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