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【withE通信:花火の仕組み】

早いもので8月も終わりに近づいてきましたね。
みなさんは夏休みの間にどんな思い出を作りましたか?僕は先日花火大会に行きました。夜空に浮かぶ大きな色とりどりの花火はとってもきれいでした。
ところでみなさんは、花火はどうやって色を変化させているか知っていますか?
今回はそんな花火のお話です。

<花火の構造>
花火の色の変化について話す前に花火がどのような構造になっているのかについてお話ししましょう。
一般的な打ちあげ花火では、大きな花火玉と呼ばれる玉のなかに、2種類の火薬が入っています。1つは、上空で花火玉を割るための火薬です。もう1つが丸い粒状の「」と呼ばれる火薬で、花火の光の1つずつとなり、さまざまな色をだします。

<火薬が色をだす?>
先ほど「星」が色を出すと書きました。
では本題ですが、なぜ色を出すのでしょうか?
実は、この火薬の中には金属が含まれています。この金属が燃えることで色が変化しているのです。ちなみに、この金属が燃えて炎の色が変わることを「炎色反応」と言います。(これは高校生の理科の授業で習います)
炎色反応で変化する炎の色は金属によって異なっているので、複数の金属を火薬に混ぜることでカラフルな花火に仕上がるのです。例えば、赤色の光を出したい時はLi(リチウム)を火薬に混ぜます。

いかがだったでしょうか?
きれいな花火にも理科の知識が使われているのですね。いよいよ夏休みも終盤、宿題をしっかり終わらせて最後まで夏休みを満喫しましょう!🍉

作:でーぐ(理科担当)


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