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エモーションの鉄人「鉄人コーチの横顔」

これは、鉄人コーチ集団 「Withコーチ」 の "エモーションの鉄人 "こと、菅原美千子のプロフィールを綴ったものである。鉄人コーチとは困難な現実・テーマに、タフに楽しく気迫を持ってwith(伴走)する、強さとしなやかさと愛に溢れるコーチのことを呼ぶ。


1)コーチングに関心のある方へのメッセージ

コロナ渦によって改めて、私たちは「どう生きるのか」という、古くて新しいテーマに向き合う良いきっかけをもらったと考えています。
究極的には、人生の目的は「幸福」です。
そのためには、自分が価値を感じることは何なのか、また「こうしたい」という欲求を大事にしつつ、身近にいる人達に貢献していくことが欠かせません。

そして、先行きが不透明な時代だからこそ、組織のリーダーは、未来のビジョンを語り、メンバーを鼓舞し、けん引する力が必要です。
可能性を拓くサポーターとして、ぜひコーチを活用していただきたい!と願っています。

2)得意な領域

・経営者のスピーチトレーニング
・昇格したエグゼクティブ(たとえば、部長→役員、役員→CEO)が、早く役割にフィットし、
成果をあげるコーチング
・リーダーを目指す女性社員(一般職→総合職転換など)

3)学習歴・経験・エピソード

 ビジネス書(最近読んだものの中から)
「なぜ、人と組織は変われないのか」(英治出版)
「なぜ、弱さを見せあえる組織が強いのか」(同上)

 ちなみに、趣味の愛読書は・・・・
アガサ・クリスティの小説・「名探偵ポワロ」シリーズ

私の小学校では、全教室にテレビが設置されており、月に1回、土曜日に校内放送の時間がありました。
いわば、生放送で児童がカメラの前でスピーチをする番組を放送していたのです。
テーマは、「夏休みの目標」、「運動会の思い出」など、様々。
当然、子供たちは事前に選ばれて、原稿を準備し、何度も練習してから生放送に臨むわけです。

しかし、ある日、事件が起こりました。
校内放送が始まって、5分ほどして、教室のドアが突然勢いよく開きました。
驚いてそちらを見ると、担任の先生が慌てた様子で立っています。

「菅原さん、一緒に来て」

「え??」
私は、驚きながらも、先生と一緒に廊下に出ました。

すると、さらに驚きの一言が。
「今から、放送室に行くから、夏休みの思い出を話してくれる?」

「えーっ??」
あまりにも突然の無茶ぶり。
でも、動揺している間に放送室に到着してしまいました。

今思い返すと、「先生、それは無理」と断ることもできたでしょうし、子供ですから、泣き出してもおかしくない状況でした。

でも、私はカメラの前に立ちました。

今でもはっきり覚えているのは、
家の庭で見つけた大きなカタツムリを透明プラスチックの昆虫箱で飼っていたのですが、10日後に、真っ白い卵をたくさん産んだのを見つけて嬉しかった、というような、たわいのない話をしたことは覚えています。

終了後、放送室の担当の先生が、
「菅原さん、原稿なしでよく話せたね!ほんとにすごいよ!」と、ものすごくほめてくれました。

これが私の人生初のアドリブトークであり、
「話す・伝える」ことでほめられた最初の原体験でした。

「不測の事態に対応できてこそ、プロフェッショナル」

今でも、時々この体験も思いだします。


4)職歴

 アナウンサー、兼、報道部記者として、FNN(フジテレビ系列)スーパーニュース・メインキャスターを務める。
同時に、ドキュメンタリ-番組の企画・取材・制作・司会の4役をこなす。 フジテレビ系列のアナウンサーコンテストで全国1位。 2000年、フリーとなり、TBS(BS-TBS)と契約。報道番組のメインキャスターに就任。2001年アメリカ同時多発テロ緊急特番、参議院選挙特番のキャスターも務める。2004年、日本最大手のコーチングファーム、コーチAに入社。ビジネスコーチ、企業研修トレーナーとして、約100社の上場企業のマネージャーを対象に、コーチングスキルトレーニングを実施。 2008年独立。アナウンサーとビジネスコーチの経験を活かし、「人と組織を動かすコミュニケーション」をテーマに企業研修を実施。また、コンサルタントとして、経営トップ層を対象に、人の心をわしづかみにするプレゼンテーション・話し方を1対1で指導している。
著書「共感で人を動かす話し方」(日本実業出版社)は中国、台湾、韓国で翻訳出版。その他、4冊を上梓。


5)コーチング実績

*上記(2)の対象者に対しての実績として。
たとえば、事例として「部長→役員」に昇格したタイミング。
これまでの延長線上ではない新しい役割を求められるとき、本人の中で葛藤が生まれることがあります。
自分でも「変化したい」、「こうしたほうが良い」とわかっていても、なかなか変化できないのです。特に、プレイヤー時代に、従来のやり方でうまくいっていた場合には、なかなか手ごわい課題です。

「こうしたほうが良いとわかっていても、なかなかできない」場合、その人がそれまで培ってきた価値観や固定観念が大きく関わっています。
固定概念と聞くと、何かネガティブな印象もありますが、そうとは限りません。
表現を変えると、固定概念とは、その人の判断軸でもあり、それがあったからこそ今まで成果を出せたのかもしれないからです。
難しいのは、価値観や固定概念は、無意識に本人と一体化していることが多いので、本人も「なぜそうなっているのか」わからないことです。
こういう場合、コーチングを通して、「自分がなぜそのような価値観を持つようになったか」、丁寧にひも解いていきます。
多くの場合、今の自分につながる原体験があります。
「ああ、そうだったのか」という気づきが起こると、自己認識が高まり、頭の中がクリアになります。
自分で納得して初めて、変化に向けて前向きに考え、行動することができるようになります。

エグゼクティブ対象事例として紹介しましたが、こうした内省プロセスは、すべてのビジネスパーソンにとって機能すると考えています。

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