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「海洋発電の中で海の生きものに悪影響を及ぼさないものがありますか?」

こんにちは!WithChihiroです。4月28日20時~辻村ちひろさんを講師におむかえしてのおはなし会の第2弾!を予定しております。「電気は足りてるの?」をテーマに前半はおはなし・後半は質疑応答の構成です。Zoomにて行いますので、全国全世界からご参加いただけます。お申し込み方法等詳細についてわかるnoteへのリンクをこの投稿の一番最後につけておきますので、興味持たれた方はぜひ読んでみてください!


さて、今回の記事では4月13日の生配信(第2部)より、ちひろさんがチャット欄に寄せられた質問に答えている部分を一部文字起こししました。(動画23分10秒~)


いつものことではありますが、間違いや誤認識等がある可能性があります。気が付いた方はどうか教えてくださいませ!よろしくお願いします!

チャット欄に寄せられた質問…「海洋発電の中で海の生き物に悪影響を及ぼさないものがありますか?」

実はね、海の中に与える影響って分かってないんですよ、まだしっかりと。
なので「わかってからやろうよ」って話なんですね。

もう一つは日本って遠浅の海が少ないっていうのがあって、やっぱり立てられる場所って限定されちゃうんですよね。着床式って、しっかり地面につけるやつっていうのは…
だから浮体式、浮かせるやつを今、一所懸命検討してるんですけど…
日本の太平洋側にも、日本海側にも黒潮が流れていて、その黒潮をつたっていろんな生き物が移動してきますよね。そういうところに何か作るっていうのは、やっぱり移動性の生き物にとっては悪影響を及ぼしかねないだろうっていうことが予想できます。

これっていうのは、これからの日本の環境行政の周回遅れを直していくことにも繋がるんですけど、まずはいったん予防原則に立って慎重になるべきなんですね。その上で科学的な知見を集めて影響がないということが分かった時点で物事を進めていくっていう。それが日本はできてないんですけど。まず作っちゃえっていう話なんで。
本末転倒になっちゃうことが多いのはそういうこと、そのせいなんですけどね。

そういうふうな手順を踏んでいけば、いまご質問の「悪影響を及ぼさないもの」を作っていくこともできる、可能になるんだろうっていうふうには思っています。

でもただね、もうひとつ言えるのは、どうしても「でっかく作ろう」とするから洋上風力とかって話になってくるんであって、私はこれからの時代「小さく作って小さいエリアで消費していく」っていう電力システムに切り替えていくべきだろうっていうふうに思ってます。

それが自然環境への影響を与えずに再生可能エネルギー100%を実現していく、結果的にはこのようになるだろうっていうふうに思っています。


京都府北部の風力発電…京都府の北部だけじゃないですね、四国でも風力発電の問題、四万十の方でもありますし、山形県でも秋田県でも風力発電の問題はあります。風がいいところっていうのは大体渡り鳥のとてもいいルートになってる。

アメリカで裁判で負けましたよね、風力発電会社。絶滅危惧の猛禽類を殺害した罪に問われて罰金…。ま、これが常識なんですけど…
日本はね、実は「環境影響評価法」っていう法律と「種の保存法」っていう法律がひもづいてないので絶滅危惧種を絶滅させても誰も責任取らなくていいんですよ。
これも遅れてるんですよね、そういうことも変えていきたいなっていうふうに思ってます。

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文字起こしは以上になります。
動画も合わせてご覧ください!

最後に、4月28日のおはなし会のお申込みについての詳しいnote記事のご紹介です。料金設定等がちょっと複雑なので、分からない事があったら何でも聞いてみてくださいね!各割引コードもどうぞどんどん使ってください!

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